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知事が県民の皆さんのもとに出向き、訪問する市町村の特色を踏まえてテーマを設定し、施設の見学や、地元で活躍されている幅広い世代の皆さんと意見交換を行う 「知事といきいきトーク」。
今年度第2回目は「宗像の食やまちへの共感による地域活性化」をテーマに、宗像市で実施しました。
宗像の新鮮な魚介や農産物が豊富に揃う直売所は、九州の道の駅でトップクラスの売り上げを誇っています。令和6年度には施設レイアウトを改善し、利便性がさらに向上しました。フードロス対策としてオリジナル商品の開発にも取り組んでいます。
最初に、伊豆美沙子市長から市の取り組みについて説明を受けました。
(写真)宗像市の取組説明の様子
(右手奥から)知事、井上正文県議会議員、福 地 幸 子県議会議員
(左手奥から)伊豆美沙子市長、河 野 克 也副市長、岡 本 陽 子市議会議長
その後、中 野 和 久駅長から説明を受けながら、花き園芸と工芸雑貨のお店「higoro」と、宗像の新鮮な海産物や農産物が揃う物産直売所を見学しました。
(写真)施設を見学する様子
完全無投薬でサーモンの陸上養殖に取り組んでいます。安定した生産体制により、天候や季節に左右されず、1年を通して最もおいしい状態でサーモンの供給を可能としています。令和7年秋に初出荷予定で、西日本最大級の出荷を目指しています。
知事は、宗像陸上養殖株式会社東 穂 浩和代表取締役社長から取組の説明を受けながら、施設を見学し、サーモンを試食しました。
(写真)説明を受ける様子
(写真)サーモンを試食する様子
令和6年1月に新校舎の供用が開始しました。市内初の空調完備の体育館や高い耐震性能に加え、災害時にも利用可能なトイレなど、避難所として防災機能が強化されています。
知事は、椎葉寛安全安心な学校づくり課長、西村拓朗主任技師から施設の説明を受けながら、体育館、どこでもトイレ(男女共用個室トイレ)を見学しました。
(写真)説明を受ける様子
(写真)施設を見学する様子
施設を見学した後、地域連携室に移動し、様々な分野でまちづくりに取り組んでいる皆さんから、日頃の活動などについて話を聴き、意見を交わしました。
知事は、「今日は、食をテーマに宗像市の皆さんと意見交換ができた。地球温暖化が進行するなか、これからも豊かな食が守られていくためには、地球の環境も守っていく必要があります。引き続き、皆さまと力を合わせて取り組んでいきたいと思います。」と述べました。
【意見交換参加者】
中谷光子さん (宗像市食生活改善推進会 会長)
食を通して市民の健康づくりを進める団体の代表。地域での料理教室、小中学校での郷土料理の学習や魚さばき体験など、「食のまち宗像」 で食育活動を実践中。
井上恵美さん (玄海小学校・中学校 栄養教諭)
日々、約200人分の給食を調理。給食では宗像産食材・生産者の紹介や、 生産者を給食に招くなど、美味さ・楽しさと共に、生産者への感謝の気持ちを育む取組を行う。
福島光志さん (株式会社農業福島園 代表)
大学卒業とともに就農し、農薬・化学肥料を使用せず10種類以上の水稲栽培を行う。無農薬栽培を広げ環境の回復を目指す活動「宗像日本酒プ ロジェクト」にも取り組む。
清水陽介さん (宗像市認定農業者)
水稲、麦、大豆、露地野菜の複合経営を行う。全国豆類経営改善共励会 (R6)、全国麦作共励会(R4)での受賞など、地域のモデル的な農業経営を実践するとともに、米づくりや枝豆づくりなど小学校での体験授業にも協力している。
中野和久さん (道の駅むなかた 駅長)
年間約170万人が訪れる道の駅の駅長。顧客の信頼と期待に応えるため、品質管理の徹底、品質向上に努めている。また、更なる認知度向上・出品者の売上拡大のため、プロモーションの強化やオンラインショップの充実を図っている。
ファシリテーター 赤田篤史秘書政策課長
(写真左から)中谷光子さん、井上恵美さん、福島光志さん
(写真左から)清水陽介さん、中野和久さん、赤田篤史秘書政策課長
(写真)意見交換会の様子
(写真)参加者の皆さんと