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昨年を振り返りますと、5月に新型コロナが5類になり、人、モノ、経済、社会の動きが活発化し、ようやく私たちの日常が戻りつつあると感じております。一方で、7月には令和5年梅雨前線豪雨災害が発生し、県内各地で甚大な被害が発生しました。また、世界を見ますと、ウクライナ問題が収束を見せない中で、パレスチナとイスラエルの紛争が勃発しました。これらに伴う国際的なエネルギー価格、原材料価格の上昇、さらに急激な円安を背景とした物価の高騰は、我々の生活や産業経済に大きな影響を及ぼしています。
こうした状況を鑑みたとき、県民の皆さまの命・健康・生活を守ることを第一に取り組んでいく、この姿勢・考え方は揺らぐことはありません。そのうえで、昨年度から「1000億円の人づくり」、「県内GDP20兆円への挑戦」、「安全・安心で活力ある社会づくり」の3つの柱のもと、施策を展開してまいりました。
今年度は、この3つの柱に基づく施策をさらに強力に推進、実行し、「実」をあげ、福岡県の未来を見据え、成長・発展を加速・前進させてまいります。
キーワードは「サステナブル」と「イノベーション」です。「将来を守るサステナブル社会への改新」、そして「未来を拓くイノベーションの創発」、この2つの視点をもって施策を展開してまいります。
「将来を守るサステナブル社会への改新」では、少子高齢化、人口減少、人手不足、賃金と物価の好循環など先送りできない社会課題に立ち向かいます。そして、地球温暖化、頻発化する自然災害、新型コロナウイルスなどの感染症など、さまざまなリスクから県民の皆さまの現在と将来を守るサステナブル(持続可能な)社会を実現してまいります。
そして、「未来を拓くイノベーションの創発」では、デジタルや先端技術、そして何より「人」が生み出すイノベーション(物事を革新する)の力で、労働生産性を向上させ、新たな価値の創出を図り、福岡県を力強く発展、成長、飛躍させてまいります。
こうした2つの視点をもった施策をはじめ、これまで取り組んできた様々な施策を力強く実行し、県民の皆さまが安心してたくさんの笑顔で暮らせる福岡県を実現してまいります。
氏名 | 服部 誠太郎(はっとり せいたろう) |
生年月日 | 昭和29年9月11日生まれ |
出身地 | 北九州市 |
略歴 |
北九州市立泉台小学校卒業 北九州市立篠崎中学校卒業 福岡県立小倉高等学校卒業 中央大学法学部卒業 昭和52年 福岡県庁入庁 福岡農林事務所、土木部河川課等で勤務 平成16年 総務部私学学事振興局学事課長 平成18年 総務部財政課長 平成21年 総務部次長 平成22年 福祉労働部長 平成23年 福岡県副知事 令和 3年 福岡県知事 |
家族構成 | 妻、三女 |
性格 | 楽観的、不器用だが物事にあたるときは集中できる |
趣味 | 野球観戦、旅行 |