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令和5年度第3回「知事といきいきトーク」(みやま市)を実施しました

更新日:2023年12月21日更新 印刷

 服部知事が県民の皆さんのもとに出向き、訪問する市町村の特色を踏まえてテーマを設定し、施設の視察や、地元で活躍されている幅広い世代の皆さんと意見交換を行う 「知事といきいきトーク」。

 今年度第3回目は「ワンヘルスの取り組み」をテーマに、みやま市で実施しました。


バイオマスセンター「ルフラン」​

 バイオマスセンター「ルフラン」は、生ごみなどをバイオマス資源として循環利用するため、平成30年12月から稼働している市の施設です。
 微生物による分解・発酵の過程で発生したメタンガスを利用してコージェネレーション発電を行うとともに、発酵後の液体を液肥として利用しています。
​ 施設は、平成28年に廃校となった小学校跡地を活用して建設され、旧校舎は地元住民が利用できる研修室やシェアオフィス、食品加工所、カフェにリニューアルしています。

 最初に、松嶋(まつしま)盛人(もりと市長​から市の取り組みについて説明を受けました。
​ 知事は、みやま市が進めるワンヘルスの取り組みなどに触れ、「全国の自治体として初めて、ワンヘルス推進宣言を掲げていただき、本当にありがたく思っています。県では、ワンヘルスの推進の大きな取り組みの一つとして、ここ、みやま市でワンヘルスセンターの整備を進めてまいります」と述べました。

みやま市の概要説明の様子
(写真)みやま市の概要説明の様子
​(左手前から)板橋いたはしさとし県議会議員、知事
(右手前から)まちどり博人ひろと市教育長、牛嶋うしじま利三としみ市議会議長、​松嶋盛人市長​三重野(みえの)直美(なおみ)副市長​

 その後、山下(やました)(りょう)(へい)市循環型社会推進係主査から施設の説明を受け、生ごみ処理棟や消化液貯留槽、液肥タンクを見学しました。

施設の説明を受ける様子
(写真)施設の説明を受ける様子

生ごみ処理棟にて生ごみを投入する様子
(写真)生ごみ処理棟にて生ごみを投入する様子

南筑後農業協同組合 山川総合集出荷施設​

 みかんは、みやま市の基幹産業である農業の中でも、市の特産品として高い評価を獲得しています。
 「南筑後農業協同組合 山川総合集出荷施設​」では、令和5年9月に高精度カメラやAI判定を用いたプレ選果機、製品プールライン設備を導入し、生産者が手作業でみかんのサイズ・傷・腐敗などを選別していた作業を自動化することにより、労働時間の削減、作業の省力化などを図っています。

 知事は、同組合の久良木(きゅうらぎ)喜史(よしふみ)山川選果場長から施設の説明を受けながら、集出荷施設を見学しました。

集出荷施設を見学する様子
(写真)集出荷施設を見学する様子

山川総合集出荷施設​にて参加者の皆さんと
(写真)山川総合集出荷施設​にて参加者の皆さんと

​総合市民センター「MIYAMAX」​

 令和4年10月に開館した総合市民センター「MIYAMAX」は、体育館を兼ねた多目的ホールをはじめ、文化芸術、スポーツ、健康、子育て支援の機能を備えた市の交流拠点施設です。

 知事は、山下(やました)(あき)(ふみ)​市総合市民センター企画・運営担当係長から説明を受けながら、トレーニングルームや多目的ホールなどを見学しました。

トレーニングルームを見学する様子
(写真)トレーニングルームを見学する様子

 知事は、多目的ホールを見学した後、ワンヘルスの取り組みや商工業、農業、漁業などの分野で活躍されている皆さんから、日頃の活動などについて話を聴き、意見を交わしました。

 

【意見交換参加者】

木庭こば慎治しんじさん  (福岡県立山門高等学校Oneヘルスクラブ 顧問​)
板橋(いたはし)苺子(まいこさん​ (同クラブ 部員​)​
江頭(えがしら)希美(のぞみさん (同クラブ 部員​)​
 ニホンウナギの生態研究などを通じた環境学習に取り組むクラブ。ウナギの稚魚を許可を得て捕獲し、飼育や放流、追跡調査を行っている。また、ウナギの生育環境を守っていくため、飯江川上流で広葉樹の森づくりに取り組んでおり、令和5年11月に第57回全国野生生物保護活動発表大会で、林野庁長官賞を受賞している。

 

熊川(くまがわ)博基(ひろき)さん (みやま市商工会 会長)
 商工会の代表。会員に向けた勉強会などを通じて、ワンヘルス宣言事業者への登録を促すなど、ワンヘルスの推進に取り組んでいる。今後、商工業の活性化を図るため、みやま市に設置されるワンヘルスセンターを中心とした新たなまちづくりを目指している。

 

坂井さかい剛修たかのぶさん (高田漁業協同組合 代表理事組合長)
 有明海の矢部川沖に漁場を有する漁業組合の代表。香り豊かで口どけが良く、質の高い「福岡有明のり」を生産している。また、漁場のゴミ回収活動や海の栄養となる山を豊かにするために、広葉樹の植林を行うなど、ワンヘルスの取り組みも進めている。

 

原田(はらだ)亜希子(あきこ)さん (みやま猫YOにゃんず。 代表)
 地域猫活動を行うボランティア団体の代表。猫の不妊手術、捕獲や運搬の手伝いを行うほか、近隣住民からの猫との関わり方について相談に応じるなど、地域住民と猫が共存していけるよう、熱心に活動を続けている。羊羹店を経営しており、売り上げの一部を活動費用に充てている。

 

宮本(みやもと)(あつし)さん (農業従事者(JAみなみ筑後 南筑後柑橘部会)/ みやま市教育委員会 教育委員)
 市内でみかんやキウイ等を栽培している農業従事者。農業の魅力を伝えたいと、みやま市にUターンし就農。市の教育委員も務め、教育現場でワンヘルス教育の助言を行うほか、小中学生のみかん狩り体験や農業の魅力を伝える授業も行っている。

 

ファシリテーター 渡邉わたなべ満昭みちあき市ワンヘルス総合推進室長

木庭慎治さん板橋苺子さん江頭希美​さん熊川博基さん
(写真左から)木庭慎治さん、板橋苺子さん、江頭希美​さん、熊川博基さん

坂井剛修さん原田亜希子​さん宮本篤さん渡邉満昭市ワンヘルス推進室長​
(写真左から)坂井剛修さん、​原田亜希子​さん、宮本さん​、渡邉満昭市ワンヘルス総合推進室長​

意見交換会の様子
(写真)意見交換会の様子

MIYAMAXにて意見交換会参加者の皆さんと
(写真)MIYAMAXにて意見交換会参加者の皆さんと

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