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病床機能報告制度(平成26年度報告)
病床機能報告制度 (平成26年度 結果概要)
第1章 集計対象
第1節 集計時点
平成27年3月31日までに報告があり、データクリーニングが終了している医療機関を対象として集計したものです。
第2節 対象施設
集計は、827施設(病院375施設、有床診療所452施設)を対象として実施したものです。
第2章 はじめに
第1節 地域医療構想について
今後高齢化が進展し、医療・介護サービスの需要が増大していく中で、患者それぞれの状態にふさわしい良質かつ適切な医療を効果的かつ効率的に提供する体制を構築することが求められています。
そのためには、医療機能の分化・連携を進め、各医療機能に応じて必要な医療資源を適切に投入し、入院医療全体の強化を図ると同時に、退院患者の生活を支える在宅医療及び介護サービス提供体制を充実させていくことが必要です。
こうしたことから、都道府県は、2025年における医療機能ごとの需要と必要量を含めその地域にふさわしいバランスのとれた医療機能の分化と連携を適切に推進するための地域医療構想を策定します。
第2節 病床機能報告制度について
地域医療構想の策定にあたり、地域の医療機関が担っている医療機能の現状把握、分析を行う必要があります。
そのために必要なデータを収集するため、医療機関がその有する病床(一般病床及び療養病床)において担っている医療機能を自ら選択し、病棟単位を基本として都道府県に報告する仕組みが導入されました。
また、医療機能の報告に加えて、その病棟にどんな設備があるのか、どんな医療スタッフが配置されているのか、どんな医療行為が行われているのか、についても報告することとしています。
第3節 報告された情報の公表
報告された情報を公表し、地域医療構想とともに示すことにより、地域の医療機関や住民等が、地域の医療提供体制の現状と将来の姿について共通認識を持つことができます。また、医療機関の自主的な取組及び医療機関相互の協議によって、医療機能の分化・連携が進められるようになります。
第4節 医療機能について
医療機関が報告し、都道府県が2025年の必要量を定めることとなる医療機能は、次の4つの区分です。
高度急性期 |
|
急性期 |
|
回復期 |
|
慢性期 |
|
第5節 二次保健医療圏について
主として病院および診療所の病床の整備を図るべき地域的単位として設定する医療計画上の区域であり、高度あるいは特殊な医療を除く入院医療を主体とした一般の医療需要に対応し、医療機関相互の機能分担と連携に基づく包括的な保健医療サービスを県民に提供していくための基礎となる圏域です。
福岡県では、以下のとおり13の二次保健医療圏を設定しています。
二次保健医療圏名 | 構成市町村 | |
---|---|---|
1 | 福岡・糸島 | 福岡市、糸島市 |
2 | 粕屋 | 古賀市、糟屋郡(宇美町、篠栗町、志免町、須惠町、新宮町、久山町、粕屋町) |
3 | 宗像 | 宗像市、福津市 |
4 | 筑紫 | 筑紫野市、春日市、大野城市、太宰府市、筑紫郡(那珂川町) |
5 | 朝倉 | 朝倉市、朝倉郡(筑前町、東峰村) |
6 | 久留米 | 久留米市、大川市、小郡市、うきは市、三井郡(大刀洗町)、三潴郡(大木町) |
7 | 八女・筑後 | 八女市、筑後市、八女郡(広川町) |
8 | 有明 | 大牟田市、柳川市、みやま市 |
9 | 飯塚 | 飯塚市、嘉麻市、嘉穂郡(桂川町) |
10 | 直方・鞍手 | 直方市、宮若市、鞍手郡(小竹町、鞍手町) |
11 | 田川 | 田川市、田川郡(香春町、添田町、糸田町、川崎町、大任町、赤村、福智町) |
12 | 北九州 | 北九州市、中間市、遠賀郡(芦屋町、水巻町、岡垣町、遠賀町) |
13 | 京築 | 行橋市、豊前市、京都郡(苅田町、みやこ町)、築上郡(吉富町、上毛町、築上町) |
計(13圏域) | 計60市町村(28市30町2村) |
【 福岡県二次保健医療圏図 】
第3章 福岡県における医療機能ごとの許可病床の状況
第1節 現状
2014年7月1日時点の機能として、各医療機関が自主的に選択した機能の状況です。
二次保健医療圏 | 合計 | 高度急性期 | 急性期 | 回復期 | 慢性期 | 無回答 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 福岡・糸島 | 19,397 | 4,579 | 7,434 | 2,165 | 5,123 | 96 |
2 | 粕屋 | 3,572 | 24 | 1,477 | 191 | 1,880 | 0 |
3 | 宗像 | 1,783 | 10 | 800 | 157 | 786 | 30 |
4 | 筑紫 | 3,941 | 640 | 1,358 | 363 | 1,564 | 16 |
5 | 朝倉 | 1,123 | 6 | 512 | 126 | 460 | 19 |
6 | 久留米 | 7,648 | 2,197 | 2,135 | 740 | 2,511 | 65 |
7 | 八女・筑後 | 1,973 | 0 | 997 | 242 | 733 | 1 |
8 | 有明 | 4,215 | 4 | 2,055 | 476 | 1,572 | 108 |
9 | 飯塚 | 3,374 | 110 | 1,883 | 446 | 857 | 78 |
10 | 直方・鞍手 | 1,293 | 0 | 639 | 124 | 486 | 44 |
11 | 田川 | 1,588 | 154 | 726 | 84 | 426 | 198 |
12 | 北九州 | 16,719 | 2,661 | 6,404 | 1,819 | 5,720 | 115 |
13 | 京築 | 1,480 | 31 | 409 | 126 | 903 | 11 |
合計 | 68,106 | 10,416 | 26,829 | 7,059 | 23,021 | 781 |
第2節 6年後の予定
2014年7月1日時点から6年経過した時点の機能の予定として、各医療機関が自主的に選択した機能の状況です。(注)なお、圏域の設定が現在と変わらないとした場合を想定しています。
二次保健医療圏 | 合計 | 高度急性期 | 急性期 | 回復期 | 慢性期 | 無回答 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 福岡・糸島 | 19,397 | 4,680 | 7,267 | 2,453 | 4,919 | 78 |
2 | 粕屋 | 3,572 | 24 | 1,537 | 267 | 1,744 | 0 |
3 | 宗像 | 1,783 | 10 | 764 | 193 | 786 | 30 |
4 | 筑紫 | 3,941 | 640 | 1,297 | 680 | 1,324 | 0 |
5 | 朝倉 | 1,123 | 6 | 512 | 126 | 460 | 19 |
6 | 久留米 | 7,648 | 2,217 | 1,623 | 905 | 2,838 | 65 |
7 | 八女・筑後 | 1,973 | 0 | 923 | 361 | 688 | 1 |
8 | 有明 | 4,215 | 4 | 1,889 | 681 | 1,583 | 58 |
9 | 飯塚 | 3,374 | 110 | 1,787 | 692 | 752 | 33 |
10 | 直方・鞍手 | 1,293 | 61 | 544 | 178 | 466 | 44 |
11 | 田川 | 1,588 | 167 | 803 | 129 | 471 | 18 |
12 | 北九州 | 16,719 | 2,607 | 6,279 | 2,308 | 5,489 | 36 |
13 | 京築 | 1,480 | 27 | 353 | 229 | 860 | 11 |
合計 | 68,106 | 10,553 | 25,578 | 9,202 | 22,380 | 393 |
第3節 圏域内の医療機関ごとの病床や職員数等の情報
これらの情報については、二次保健医療圏毎にZIP形式で圧縮しております。該当する二次保健医療圏名をクイックして、ダウンロードして解凍したうえで、ご確認ください。(福岡・糸島、久留米、北九州については、ファイルの容量が特に大きいので、ダウンロードの際は御留意願います。)
二次保健医療圏名 | 構成市町村 | |
---|---|---|
1 | 福岡市、糸島市 | |
2 | 古賀市、糟屋郡(宇美町、篠栗町、志免町、須惠町、新宮町、久山町、粕屋町) | |
3 | 宗像市、福津市 | |
4 | 筑紫野市、春日市、大野城市、太宰府市、筑紫郡(那珂川町) | |
5 | 朝倉市、朝倉郡(筑前町、東峰村) | |
6 | 久留米市、大川市、小郡市、うきは市、三井郡(大刀洗町)、三潴郡(大木町) | |
7 | 八女市、筑後市、八女郡(広川町) | |
8 | 大牟田市、柳川市、みやま市 | |
9 | 飯塚市、嘉麻市、嘉穂郡(桂川町) | |
10 | 直方市、宮若市、鞍手郡(小竹町、鞍手町) | |
11 | 田川市、田川郡(香春町、添田町、糸田町、川崎町、大任町、赤村、福智町) | |
12 | 北九州市、中間市、遠賀郡(芦屋町、水巻町、岡垣町、遠賀町) | |
13 | 行橋市、豊前市、京都郡(苅田町、みやこ町)、築上郡(吉富町、上毛町、築上町) | |
計(13圏域) | 計60市町村(28市30町2村) |
第4章 各医療機関における医療機能ごとの許可病床の状況
第1節 現状
2014年7月1日時点の機能として、各医療機関が自主的に選択した機能の状況です。
1つの病棟に特定の患者だけが存在し、当該患者への医療だけを提供しているものではなく、実際の病棟の実情に即して、病棟内には様々な病期の患者が混在しており、各々の患者に応じた医療が提供されています。