本文
文献史学の研究で拠り所となる文字資料には、古文書や古記録、帳簿、金属製品に刻まれた銘文、石碑や墓石の銘文など様々な種類があります。その中でも編纂物や著述などの典籍は、二次的な史料ではあるものの、情報量が多く、体系的なので、貴重な情報を提供してくれます。典籍の中でも史書は、政治史に偏る傾向はあるものの、歴史の流れを把握するために重要な記録であり、文字資料が少ない日本古代史研究においては必須の研究資源です。
これら古代の史書の原本は残っておらず、写本として写し継がれたものがあるのみなので、わずかに残る中世以前の古写本が貴重であることは言うまでもありませんが、近世以降の印刷技術の普及により出版された多くの版本が古代史の研究に寄与したことも見逃せません。
当館の常設展示でも、古代の史書の版本を展示し、遺跡や出土資料の展示を補って、古代大宰府の姿を伝えています。この展示では、典籍のうち、古代国家が編纂した六国史を中心とする古代の史書について、史書の編纂のはじまりやその形態、史書を利用した研究について紹介します。
令和8年7月14日(火曜日)~令和8年11月15日(日曜日)
(休館日:月曜日(ただし祝日・振替休日の場合はその翌日)
9時30分~16時30分
(入館は16時まで)
九州歴史資料館 文化情報広場
小郡市三沢5208-3
西鉄:天神大牟田線三国が丘駅から約700m
JR:鹿児島本線原田駅からタクシーで約10分
無料

九州歴史資料館 文化財企画推進室
Tel:0942-75-9501