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FUKUOKA OPEN Lab+[北九州地区]を開催しました!

更新日:2025年11月19日更新 印刷

 本県では、地域共働による社会課題の解決を実現するため、多様な主体の交流の場として、県内各地区で「FUKUOKA OPEN Lab+(ふくおかオープンラボ)」を開催しています。

 本研究会は、昨年度開催した「福岡県SDGs推進セミナー&交流会」に、先進事例の研究やワークショップ、学生企画等を豊富に盛り込み、より実践的な内容へとアップデートしたものです。 

 このたび、「北九州サステナブルフェスタ2025」の併設イベントとして、FUKUOKA OPEN Lab+[北九州地区]を北九州市内で開催しましたので、その模様をご紹介します!

 

○日時:11月8日(土)11時30分~12時00分

○会場:リバーウォーク北九州ミスティックコート

(北九州市小倉北区室町1-1)

○テーマ:たまりば共創トーク「持続可能なまちって、どうつくる? -人×地域×デジタルで拓く未来のカタチ-」

FUKUOKA OPEN Lab+[北九州地区]チラシ [PDFファイル/1.03MB]

北九州サステナブルフェスタ2025 チラシ [PDFファイル/6.6MB]

 

集合写真

参加者・登壇者の皆様の集合写真

 筑後地区(7月17日)の開催模様はこちらをご覧ください(県ホームページ)

 福岡地区(8月7日)の開催模様はこちらをご覧ください(県ホームページ)

 筑豊地区(10月18日)の開催模様はこちらをご覧ください(県ホームページ)

 @福岡大学ベンチャー起業論(10月28日)の開催模様はこちらをご覧ください(県ホームページ)

たまりば共創トーク

登壇者紹介  

 県主催のトークイベントでは、「持続可能なまちって、どうつくる? -人×地域×デジタルで拓く未来のカタチ-」をテーマとして、人×地域×デジタルの各分野で先進的な取り組みをされている皆様をパネリストとしてお迎えしました。拠点とする地域や専門分野の異なるお三方(大熊氏:福岡県うきは市「人」、小平氏:鹿児島県日置市「地域」、坂口氏:福岡県福岡市「デジタル」)ですが、SNSなどでは以前から交流があったそうで、当日は、終始穏やかな雰囲気の中でトークも弾みました。

ステージの様子

登壇者の皆様

<パネリスト>左から、大熊氏、小平氏、坂口氏 <モデレーター>内田 朱音(写真左手・県職員)

大熊氏写真1

 地域課題の解決は、自分のやりたいことを楽しみながら前向きに ―

 うきはの宝株式会社 代表取締役 大熊氏からは、75歳以上のばあちゃんたちがいきいきと働く「ばあちゃんビジネス」を始めたきっかけや、自社の事業に対する取引先や周囲の評価が変わった出来事などを、時折ユーモアを交えて分かりやすくご紹介いただきました。また、参加者からの質問に対して、対外的に発信することの重要性や企業のマネジメントの難しさなどについてもお伝えいただきました。今では、超少子高齢社会への処方箋の1つとして県内外、さらには海外からも高く評価される同社の取り組みですが、取り組みを始めた当初はネガティブな反応も少なくなかったそうです。自分が好きなことだったから続けられたと笑顔でお話しいただき、様々な社会課題の解決に取り組む皆さんに力強いエールを送っていただきました。

小平氏写真

 創業100年の老舗企業の立て直しから地域づくりへ ―

 小平株式会社 代表取締役 小平氏からは、本社を鹿児島市から日置市に移転した狙いやエピソードを皮切りに、企業を起点とした地域づくりのこれまでの歩みをご紹介いただきました。海外の大学院を修了後、農業ベンチャーの起業等を経て、家業である小平株式会社(商社業)を4代目として承継された小平氏。地域貢献の視点を企業理念に取り入れたことをきっかけに、鹿児島市中心部にあった本社を日置市東市来町の湯之元というかつての活気を失いつつあった温泉街に移転する決断をされました。事業を通じて地域外(海外含む)で獲得した資金を地域に再環流して新たなイノベーションを生む「地に根ざしたイノベーション」の実践は、人口減少下にあるすべての地域にとって参考となるものです。当日は、ご自身の経験を紐解き、事業を支えてくれる人やチャンスを与えてくれる人との縁の大切さなどにも触れていただきました。

坂口氏写真

 福岡から世界に誇れるスマートシティを ―

 LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社 スマートシティ企画部長 坂口氏からは、福岡市や西日本鉄道と取り組んできたLINEを活用したまちづくりについてご紹介いただきました。福岡市との連携では、ゴミ出し日の通知や小学校給食の献立にお子様がアレルギーをお持ちの食品が使用されている場合の通知など、LINEを活用した「かゆいところに手が届く」サービスが評判となり、口コミで徐々に利用者が増えてきたと言います。西日本鉄道が運行するAIオンデマンドバスといった次世代モビリティ等の分野での活用に留まらず、福岡の夜の定番、屋台などの旧来の文化や営みにもデジタルを取り入れることで、新たな価値や可能性が生まれるとお話しいただきました。

たまりば共創トーク

○当日のトークの音声は、福岡県SDGs登録制度にご登録いただくことで「福岡県SDGs推進ポータルサイト」(令和7年11月21日開設)で聞くことができます(12月上旬掲載予定)。

北九州サステナブルフェスタ2025

 当日、会場では11時から17時まで「北九州サステナブルフェスタ2025」が開催されました。北九州市立大学の学生が中心となって、企画・運営を行いました。県では、多くの関係者の皆様のご協力のもと、ブース出展、ロボット体験会、キッチンカー出店、「なんでなんでカフェ」などの企画を実施しました。

ブース出展 

 県ブースには、地域でサステナブルな取り組みを進められている里山レモンの会(おとの里山ファーム)様、Fukuoka City Market様、NPO法人SoELa様の3団体から出展いただきました。

 里山レモンの会(おとの里山ファーム)様は、福岡市内から車で40分程度の距離ながら豊かな自然が残る宮若市乙野地区で「里山レモン」を生産されています。当日は、レモンに日向夏を交配させた「璃の香」を販売いただきました。持続可能な里山を創るため、九州産業大学や民間企業、宮若市、そして県が産学官連携プロジェクトとして同会の取り組みを支援しており、「里山レモン」を核とした地域のブランド化に向けて、現役大学生が奮闘中です。ご購入いただいた方からは、応援の声が多数寄せられました。

里山レモンの会①

里山レモンの会②

里山レモンの会③

里山レモンの会④

 Fukuoka City Market様は、福岡市を拠点にフリーマーケットイベントなどを展開する新しいコミュニティ型マーケットプラットフォームです。テーマは「循環」と「持続可能性」。普段は、廃棄削減と価値の再発見、承認体験の創出、事業者・アーティスト支援を活動の軸として、福岡市内で毎月1回マーケットを開催されていますが、今回は、県からの呼びかけにお応えいただき、北九州に駆けつけていただきました。

FCM①

FCM②

FCM③

FCMロゴ

 NPO法人SoELa様は、地球環境カードゲーム「My Earth」を展開されています。「My Earth」は、環境問題を「自分ごと」にするツールとして、慶應義塾大学の学生たちによって開発されたトレーディングカードゲームです。当日は、ブースで同カードゲームの体験会を実施いただきました。来場した多くのこどもたちで、終日、非常に賑わい、「My Earth」の販売も行われました。

カードゲーム

SoELaロゴ

 ブースでは、県のSDGs事業の紹介も行いました。

県事業の紹介

ロボット体験会

 FUKUOKA OPEN Lab+[筑豊地区]で好評だった、九州工業大学大学院生命体工学研究科および​北九州市立大学の学生が中心となって結成しているチーム「Hibikino-Musashi@Home」によるロボット体験会を北九州でも実施しました。今回は、介護施設向けに開発が進められている高齢者の見守りロボット「SABO」を展示いただきました。参加者の皆様には、会話体験などを通してロボットを身近に感じていただきました。

ロボット体験会

ロボット体験会②

キッチンカー出店

 商業施設での開催であったこともあり、会場には、キッチンカー2台にご出店いただきました。イベントの趣旨を踏まえて、環境配慮型容器の使用やフードロス削減対策の徹底に取り組まれているサステナブルなキッチンカーを選定しました。

キッチンカー①

キッチンカー②

なんでなんでカフェ

 日常生活で感じている素朴な疑問を付箋に書いていただいた方にドリンクを無料で提供する「なんでなんでカフェ」。こどもからシニア世代まで、様々な世代の「なんでなんで」が約250枚集まりました。集まった疑問は集計と分析を行った上で、今後の県のSDGs支援事業の中で活用方策等を検討していきます。

なんでなんで①

なんでなんで②

会場の様子

会場の様子①

会場の様子2

取材の様子

別会場(西日本工業大学)では、「企業×学生 プレゼン共創バトル」が開催されました。

共創バトル①

共創バトル②

共創バトル③

企業×学生 プレゼン共創バトル チラシ [PDFファイル/1.05MB]

私たちはふくおかオープンラボを応援しています

 ■サポーター企業・団体のご紹介(順不同)

  里山レモンの会(おとの里山ファーム)様

  Fukuoka City Market様

  NPO法人SoELa様

  公益社団法人兵庫工業会様

オープンラボとは

 「オープンラボ」には、社会課題の解決に取り組む多様な主体に開かれた、研究と交流の場との意味合いを込めています。ここで生まれる新たな気づきやつながりにより、SDGs達成に向けた新たな取り組みの創出やパートナーシップによる課題解決、未来志向のまちづくりの実現を目指していきます。

ふくおかオープンラボのロゴ

 本研究会のロゴは、福岡県SDGs登録事業者である三栄印刷株式会社のデザインによるものです。

「福岡県SDGs登録制度」に登録してみませんか?

登録申請の通年受付を開始!申請期間を気にせず、いつでも申請できます! 

 「福岡県SDGs登録制度」は、SDGsに積極的に取り組む県内企業や団体等を県が広く公表し、SDGsへの貢献を「見える化」する制度で、現在の登録事業者数は1,415となっています(令和7年9月末時点)。

 登録がお済みでない皆様は、是非ご申請ください。

詳しくは、こちらをご覧ください(県ホームページ)

 

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