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FUKUOKA OPEN Lab+ @福岡大学ベンチャー起業論を開催しました!
本県では、地域共働による社会課題の解決を実現するため、多様な主体の交流の場として、県内各地区で「FUKUOKA OPEN Lab+(ふくおかオープンラボ)」を開催しています。
本研究会は、昨年度開催した「福岡県SDGs推進セミナー&交流会」に、先進事例の研究や学生によるプレゼン等を豊富に盛り込み、より実践的な内容へとアップデートしたものです。
このたび、福岡大学経済学部「ベンチャー起業論※」とのコラボ授業として、10月28日(火)に福岡大学で、「FUKUOKA OPEN Lab+ @福岡大学ベンチャー起業論」を初開催しましたので、その模様をご紹介します!
※PBL教育(Project Based Learning:課題解決型学習)の手法を取り入れ、企業と連携しながら、起業や社会課題の解決に取り組む福岡大学経済学部の講義。近年では、社会課題に目を向けたプロジェクトが増えている。
○日 時: 令和7年10月28日(火)13時00分~16時10分
○会 場: 福岡大学 AB01教室(福岡市城南区七隈8-19-1)
○テーマ: 「学生×企業×行政の共創で社会課題解決へ!」
FUKUOKA OPEN Lab+ @福岡大学ベンチャー起業論 開催案内チラシ [PDFファイル/2.31MB]


参加者の集合写真
オープニング
今回のオープンラボは、学生×企業×行政の共創がコンセプト。福岡県SDGs×福岡大学ベンチャー起業論が初めてタッグを組み、産学官連携によって創出される価値を最大化すべく、開催方式や内容の検討を重ねました。県が企画や運営を行う県内各地域(北九州・福岡・筑後・筑豊)での開催分と異なり、当日に向けた様々な準備・運営は、福岡大学の学生が主体となって行いました。当日は、企業との協業プロジェクト(10件)に取り組む学生と協業先企業、メンター、アドバイスや情報提供を行う一般参加の企業関係者、そして県職員の約100名が一堂に会しました。
●開会の挨拶(福岡大学経済学部 ベンチャー起業論担当 教授 岡 祐輔)
●主催者挨拶(福岡県 企画・地域振興部 総合政策課 企画監 藤岡 健太郎)
●会場の様子
ディスカッション
学生×企業×行政の直接対話により課題解決につなげるため、当日のプログラムは、ベンチャー起業論で進行中の企業との協業プロジェクト(10件)に取り組む学生が、プロジェクトを具現化するに当たって直面している課題について、一般参加の企業関係者や県職員に対してアドバイスを求める形式のディスカッションを中心に構成。プロジェクト毎に分かれて、40分間のディスカッションを2回行いました。
各プロジェクトに、その分野の知見や経験を有する社会人が加わり、学生の質問に丁寧に答えるとともに、プロジェクトの成功に向けて、実装に当たって足りない視点やさらに検討が必要な点などをアドバイスしました。
参加者からは学生に対して数多くのアドバイスが行われ、ビジネス分野では収益性などの面から必ずしも十分な評価を得られなかったプロジェクトが、行政分野からは総じて高く評価されたり、課題を再設定する必要性に気づくきっかけとなったり、学生だけでは考えつかなかった角度から新たな解決策の提案が行われたりと、産学官連携により各プロジェクトにそれぞれ新たな視点が与えられたようです。企業関係者にとっても、大学生との貴重な交流機会となり、非常に活発なディスカッションとなりました。
各プロジェクトからの発表
ディスカッションを通して得られた新たな気づきや発想を踏まえて、各プロジェクトの代表者から発表を行いました。発表を行った学生は、ディスカッションの要点を端的にまとめ、3分間のショートプレゼンを行いました。限られた時間でしたが、会場からも積極的な質問が寄せられ、プロジェクトに携わるメンバーの思い、そして、それを応援する社会人の思いを会場全体で共有することができました。
●発表を行う学生
●会場からの質問・フィードバック
協業プロジェクト詳細

今後の開催予定
FUKUOKA OPEN Lab+は、社会課題の解決に取り組む多様な主体に開かれた、研究と交流の場です。県内各地に地域共創の取り組みを広げ、持続可能なまちづくりの実現を目指します。
■北九州地区
日 時:令和7年11月8日(土)11時00分~17時00分
会 場:リバーウォーク北九州ミスティックコート、西日本工業大学小倉キャンパス
内 容:北九州サステナブルフェスタ2025実行委員会主催「北九州サステナブルフェスタ2025」併設イベント

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