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福岡県のユニバーサルデザインに関する取組をご紹介します
1 福岡県のユニバーサルデザインに関する取組
福岡県では、県民誰もが安全・安心・快適に生活できるよう、ユニバーサルデザインに配慮したまちづくりに取り組んでいます。
(注)ユニバーサルデザインとは
障がいの有無や年齢、性別、国籍等の違いにかかわらず、すべての人が利用しやすい、まちづくり、仕組みづくりなどを行おうとする考え方のことです。
2 福岡県の取組の4つの柱
1 ユニバーサルデザインの「まちづくり」
2 ユニバーサルデザインの「ものづくり」
3 ユニバーサルデザインの「情報・サービスづくり」
4 ユニバーサルデザインの「意識づくり」
3 令和5年度福岡県ユニバーサルデザイン関連の取組実績
福岡県のユニバーサルデザインに関する令和5年度の取組の概要をご紹介します。
(1)ユニバーサルデザインの「まちづくり」
県庁舎及び総合庁舎等のバリアフリー化(総務部 財産活用課)
行政棟
- 総合案内での車いす、白杖の貸出
議会棟
- 車いす用斜行型昇降機の更新
総合庁舎等(予算の範囲内で実施)
- 点字タイルの設置
ユニバーサルデザインタクシーの普及促進(企画・地域振興部 交通政策課)
- 事業者がユニバーサルデザインタクシー車両や福祉タクシー車両を導入する場合、一定の要件を満たせば、車両購入費を補助
(2)ユニバーサルデザインの「ものづくり」
バリアフリーアドバイザー派遣事業(建築都市部 住宅計画課)
- 在宅ケア対応等のためにリフォームを検討している住宅へ専門家(建築士、作業療法士、理学療法士)を派遣し、身体状況に合わせた住宅改造についてアドバイスを実施(令和5年度で事業終了)
(3)ユニバーサルデザインの「情報・サービスづくり」
「ふくおかバリアフリーマップ」における施設情報の提供(福祉労働部 障がい福祉課)
- 障がいのある人等が安心して外出できる施設の情報をホームページ上で紹介
- 施設の種類、地図、設備、外出の目的で検索が可能(英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語の3か国語対応)
多言語コールセンター「ふくおかよかとこコールセンター」の運営(商工部観光局 観光政策課)
- 外国人観光客向けに電話通訳サービスを提供(英語、中国語、韓国語、タイ語など21か国語対応)
(4)ユニバーサルデザインの「意識づくり」
学校教育における心のバリアフリーの取組
- 小・中・高等学校における特別支援学校との交流及び共同学習の実施(教育庁教育振興部 特別支援教育課、義務教育課、高校教育課)
企業等における心のバリアフリーの取組
- 障がいのある人への合理的配慮ガイドブックや動画を活用した事業者等に対する研修の実施(福祉労働部 障がい福祉課)
障がいのある人への合理的配慮ガイドブック(新しいウィンドウで開きます)
障がいのある人への合理的配慮動画(新しいウィンドウで開きます)
- 障がい者雇用が進んでいない県内企業に対して、適した業務の切り出しを行うとともに、障がい特性に合わせて支援できる人材を配置した、福岡県障がい者テレワークオフィス「こといろ」(福岡市)の利用料を補助するとともに、県内2か所目となる「Beyond Office(ビヨンドオフィス)」(北九州市)を設置(福祉労働部労働局 就業支援課)
障がい者スポーツの振興
- 福岡県民スポーツ大会において、障がい者の部を開催(人づくり・県民生活部スポーツ局 スポーツ振興課)
4 心のバリアフリー研修マニュアル
令和元年度に、心のバリアフリーの考え方を普及させるため、モデル市町村において地域住民が主体となり、まち歩きを通じて心のバリアフリーの視点から、自らの地域が抱える課題を見出し、解決策を考え実践していく研修プログラムを実施しました。
その研修手法をもとに、「心のバリアフリー研修マニュアル」を作成しました。
普段生活しているまちを実際に歩いて、自分にもできる心のバリアフリーについて考えてみましょう。
研修資料
(1)心のバリアフリー研修マニュアル~まち歩きをやってみよう~ [PDFファイル/1.39MB]
(2)補足資料
・座学研修(原稿付きスライド) [その他のファイル/3.47MB]
・座学研修 <パンフレット>
・座学研修 <動画>
「心のバリアフリー」を学ぶアニメーション教材<抜粋>
内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局HPより