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海外旅行に行くときは感染症にご注意ください

ページID:0907696 更新日:2026年5月19日更新 印刷ページ表示

海外へ渡航される皆さまへ

 海外には、デング熱や麻しんなど、日本国内で流行していない感染症が流行している地域があります。

海外旅行される方は、そのような感染症にかからないようにするため、事前に、渡航先で流行している感染症を知り、その感染症に対する正しい知識と予防法を身に付けることが大切です。

渡航前の準備について

・渡航先の衛生環境や、今どのような感染症が発生しているのかを確認しましょう。

・渡航先で発生している感染症によっては、予防接種を事前に受けることを検討しましょう。国や地域によっては、予防接種を受けていなければ入国できない場合があります。

 また、予防接種は、接種してから免疫ができるまでに時間がかかるものや、複数回の接種が必要なものもありますので計画的に行動しましょう。

 

渡航中に気をつけること

・手洗いをしましょう

 感染症の予防は手洗いが基本です。石けんときれいな水でこまめに手洗いをしましょう。

・食べ物に気をつけましょう

 生水は飲まないようにましょう。氷は十分に殺菌されていない水から作られている場合もあるため注意が必要です。また、生野菜やカットフルーツなどにも気をつけましょう。食べ物は十分に加熱されたものを食べましょう。

・感染症を媒介している虫に刺されないようにしましょう

 蚊、ハエ、ダニ等が感染症を媒介することがあるため、流行地では、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を履くなど、なるべく肌の露出は避けましょう。また、虫よけ剤等を使用するなど、虫に刺されないように対策をしましょう。

・動物や鳥との接触には注意しましょう

 動物や鳥は様々な病原体を持っている可能性があるため、動物や鳥とむやみに触れ合うのは避けましょう。 

 

渡航後の体調管理について

・帰国時に、発熱や下痢など体調に不安があるときは、空港や港にある検疫所に相談しましょう。

・帰国後に体調が悪くなった場合は、事前に医療機関に電話連絡し、渡航歴があることを伝えたうえで医療機関を受診しましょう。

 

 

【参考】コンゴ民主共和国及びウガンダにおけるエボラ出血熱の発生について

 現地時間5月17日、世界保健機関(WHO)はコンゴ民主共和国及びウガンダにおけるエボラ出血熱の流行が、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当する旨を決定しました。

 この決定を受け、5月17日、外務省は、コンゴ民主共和国及びウガンダを対象に感染症危険情報(レベル1:十分注意してください)を発出しました。

外務省:海外安全ホームページ

1 エボラ出血熱について
(1)エボラ出血熱の病原体は、ブンディブギョウイルスを含むオルソエボラウイルス属のウイルスで、オオコウモリが自然宿主と考えられています。
(2)感染経路は、感染した人や動物の血液や体液等に直接触れた際に粘膜等から感染します。また、感染した動物の死体や生肉との接触、またその生肉を食することでも感染します。なお、空気感染はしません。
(3)潜伏期間は2~21日とされています。
(4)感染した場合、初期症状は発熱、倦怠感、食欲低下、頭痛など。その後嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状がみられ、さらには出血傾向、意識障害などの重篤な症状を示し死亡することがあります。
(5)致命率はウイルスによって異なりますが、過去のアウトブレイクにおける致命率は25~90%と報告されています。
(6)後遺症として関節痛、視力障害、聴力障害がみられることがあります。

2 エボラ出血熱の予防・治療
(1)予防
・今回の感染を引き起こしているブンディブギョウイルスに特化したワクチンは存在しません。

・流行している地域への旅行を控えましょう。

・患者や動物の血液、体液、遺体に素手で触れないでください。
・生肉の摂食を避けましょう。

(2)治療
・今回の感染を引き起こしているブンディブギョウイルスに特化した治療薬は存在しません。

・治療は、症状に応じた治療(対症療法)が中心です。

3 厚生労働省検疫所からの注意喚起(最新情報を確認ください)
(1)感染した人の血液や体液、これに汚染された可能性のあるもの、動物(死体を含む)には触らないでください。
(2)帰国時に体調に異状のある方は、検疫官にお申し出ください。
(3)コンゴ民主共和国又はウガンダ共和国に渡航又は滞在された方は、帰国時に検疫官にお申し出ください。エボラ出血熱の潜伏期間が2日〜21日とされていることから、コンゴ民主共和国又はウガンダの感染発生地域に滞在歴がある場合について、最大21日間、検疫所への健康状態の報告を行っていただくことになります。

コンゴ民主共和国及びウガンダ共和国

出典:コンゴ民主共和国、ウガンダ共和国においてエボラ出血熱が発生しました [PDFファイル/1.57MB]

 

厚生労働省:エボラ出血熱

厚生労働省検疫所(FORTH):エボラウイルス病

厚生労働省検疫所(FORTH):コンゴ民主共和国とウガンダ共和国におけるエボラ出血熱に係る注意喚起について

【参考】近隣諸国における麻しんの発生状況について

2022年以降、海外での麻しん報告は増加しており、この中には、インド、ベトナム、タイ、インドネシアといった訪日外国人や我が国からの海外渡航者が比較的多い東南アジアの国が含まれており、これらの国々から入国、帰国後に国内で麻しんを発症する「輸入症例」のほか「国内伝播事例」の増加が懸念されています。

WHO西太平洋地域事務局によると、2025年の西太平洋地域各国における麻しんの発生報告は疑い例を含め下図(ピンク~茶色に着色されている国・地域)のとおりとされており、加盟している多くの国々で報告が増加しています。

輸入症例の発生を防ぐためにも、事前に渡航先の感染症の流行状況を確認した上で、渡航するなどの注意をお願いします。

西太平洋地域の麻しんのり患率(疑い例を含む)
出典・引用:

麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2025 年第一版) [PDFファイル/1.26MB]

WHO(西太平洋健康データプラットフォーム)

【参考】中華人民共和国におけるチクングニア熱の患者急増について

令和7年7月8日に、中華人民共和国(広東省仏山市)で初めてのチクングニア熱感染者が確認されてから7月23日までに3,000件以上の発症者が確認されました。チクングニア熱の患者が急増したことに伴い、外務省から渡航者向けに注意喚起が行われました。

【チクングニア熱とは】

チクングニア熱はウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)に刺されることで広がるウイルス性疾患です。ヒトからヒトへは感染しません。潜伏期間は2~12日(通常3~7日)です。その後に、発熱、関節痛、発疹がみられます。関節痛は関節腫脹を伴う場合があります。

ワクチンや予防薬はないため虫よけ対策が唯一の予防法です。

厚生労働省検疫所:チクングニア熱

外務省:海外安全ホームページ(蚊を媒体とした疾病に関する注意喚起)

厚生労働省:蚊媒介感染症

福岡県:蚊媒介感染症に注意しましょう

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