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避難所等での食中毒予防について
更新日:2025年6月26日更新
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避難所等での食中毒予防
災害時は、ライフラインの寸断等に伴い、食品の温度管理や洗浄・加熱が不十分になるなど、食中毒が発生しやすい状況になります。また、避難所においては、高齢者や乳幼児を含め、多くの方が集団で近接して生活する状況にあるため、食中毒が発生した場合には大規模化、重篤化するおそれがあります。
食中毒予防の観点から、避難所における食品の適切な取り扱いに注意してください。
避難所等で食品を提供するとき
炊き出しを開始する前に、管轄の保健所へ「災害時炊き出し連絡票」を提出してください。
食中毒予防のポイント
加熱調理したメニューを提供しましょう
生野菜(きゅうり、トマト、レタス)や刺身、生肉、カットフルーツの提供は避けましょう。
提供メニュー例:カレーライス、炊き込みご飯、味噌汁、肉じゃが
体調が悪い人や手に傷がある人は調理を避けましょう
下痢、腹痛、発熱などの症状がある人や手に傷がある人は食中毒の原因となる細菌やウイルスを保菌している可能性があります。
調理、配膳の前には健康チェックを実施しましょう。
こまめな手洗・手指消毒を心がけましょう
トイレ後、調理前、生ものに触れた後、盛り付け前は必ず手を洗いましょう。
水が使用できない場合には、ウェットティッシュ等で汚れを拭き、アルコールで消毒しましょう。
原材料は適切な場所に保存しましょう
冷蔵・冷凍品は、よく冷やしたクーラーボックス等で、常温保存食品は、直射日光の当たらない場所で保存しましょう。
使用前に、消費期限や鮮度・臭いを確認しましょう。
調理後はすぐに提供しましょう
提供時には、取り置きはせず、できるだけ早く食べるように伝えましょう。作り置きはせず、食べきれる量を提供しましょう。調理後、概ね2時間を超えたものは、提供せずに廃棄しましょう。
提供された食品を食べるとき
- 食事をする前は、石けんなどでしっかり手を洗いましょう。
水が確保できないときは、おしぼりやウェットティッシュで汚れを拭き取った後、アルコールで消毒しましょう。 - 包装されているものは、期限表示(賞味期限・消費期限)を確認しましょう。
- 提供された食品はできるだけ早く食べ、残したものは、思い切って捨てましょう。
昼に出された食事を夜まで取っておかないようにしましょう。 - 食品を保存するときは、風通しのよい、日の当たらない場所に保存するようにしましょう。
開封した食品は保存せずにその場で食べましょう。