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「福岡県・バンコク都アントレプレナーシップ人財育成事業」を実施しました!
〇福岡県とタイ王国バンコク都は、2006(平成18)年に友好提携を締結し、経済、環境、青少年など幅広い分野で活発な交流を行い、様々な分野で交流事業を展開してきました。
〇2024(令和6)年度から、新たな交流事業として、アントレプレナーシップ(起業家精神)を持つ人材の育成を目指す「福岡県・バンコク都アントレプレナーシップ人財育成事業」を開始しました。
〇この事業は、スタートアップに関心のある両地域の大学生や社会人を相互に派遣し、企業訪問やグループワーク等を通して、社会課題の解決につながるビジネスプランの立案を行うものです。
〇事業2年目となった2025(令和7)年度は、両地域の大学生・社会人12名が参加しました。
1 スケジュール
■事前研修(オリエンテーション)
日 時:令和7年12月6日(土曜日)、7日(日曜日)
会 場:福岡市内
■海外研修(派遣プログラム)
日 時:令和7年12月21日(日曜日)から26日(金曜日)まで
会 場:タイ・バンコク都
■ブラッシュアップ研修(海外研修の振り返りと国内研修に向けた準備)
日 時:令和8年1月から2月(オンライン/各グループ2回実施)
■国内研修(受入プログラム)
日 時:令和8年2月8日(日曜日)から13日(金曜日)まで
会 場:福岡県内
2 参加者
福岡県の大学生6名、バンコク都の大学生・社会人6名
3 事業成果(概要)
参加者を3つのグループ(日本人2名、タイ人2名)に分けて、アイデアを出し合いながらビジネスプランを考案し、発表しました。
グループA
[テーマ]
高齢者の孤独・孤立問題
[成果報告の概要]
日本とタイの両国で課題となっている高齢者の孤独・孤立問題の解決を目的に、高齢者に雇用を生み出す飲食店のビジネスモデルを検討。バンコクではテイクアウトやデリバリーの普及率が高いことを踏まえ、固定費を抑えるために、まずはデリバリー型の店舗から開始するなど、具体的な事業展開のアイデアを考案した。
グループB
[テーマ]
障がい者の貧困問題
[成果報告の概要]
日本とタイの両国で課題となっている障がい者の貧困問題の解決を目的に、AI関連業務のノウハウを提供し、企業から業務を受託するプラットフォーム型ビジネスを検討。データアノテーションなどのデジタル業務を通じて、場所や身体的制約に左右されない就労機会を創出し、障がい者の安定した収入確保と社会参加の促進を目指すアイデアを考案した。
グループC
[テーマ]
文化の消失と若者の機会格差問題
[成果報告の概要]
日本とタイの両国で課題となっている伝統文化の消失や若者の機会格差の解決を目的に、手に職をつけるスキルの習得につながる体験教室を提供する施設の運営をビジネスアイデアとして検討。具体的には、タイでも人気のある「盆栽」を題材とした教室をスラムに住む子どもたちに提供し、教室で制作した盆栽を自社プラットフォームを通じて販売するモデルを考案した。

4 参加者の声
〇「これまで起業は特別な人が行うものという印象がありましたが、実際にビジネスプランを考える経験をして、そのプロセスを具体的に理解し、自分にも挑戦できる可能性を感じるようになりました。」
〇「ビジネスプランを検討する過程では、これまでの案を見直す場面もありましたが、失敗の可能性を受け入れながら議論を重ねることで、より良い解決策に近づくことができました。」
〇「情熱を持って挑戦し続ける起業家の姿勢に触れたことで、自分も社会に価値を生み出す働き方に挑戦したいという意欲が湧いています。」
〇「異文化や異なる宗教観を持つ人々と協働した経験を活かし、多角的な視点から社会課題にアプローチできる人材を目指して成長し続けたいです。」
〇「英語力や文化の壁があっても、互いの役割を全うし、最後まで諦めずに一つの成果を完成させた経験は大きな自信となりました。スキルの差を埋めるための努力の必要性を痛感した、貴重なプロセスでした。」
〇「これまで遠い世界に感じていた『起業』が、具体的な手法を伴う身近な選択肢として感じられるようになり、この貴重な学びを今後の指針にしたいと考えています。」

5 事業報告


