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福岡県労働委員会委員コラム 第1回
第1回
「御挨拶」 会長 德永 響 みなさん、こんにちは。 福岡県労働委員会会長の德永響(とよむ)と申します。
当委員会では、労働委員会業務について身近に感じていただくため、昨年9月から、SNSを利用して情報発信を行っています。 これまでの発信内容に加え、今後は、労働委員会委員コラムとして、それぞれの委員が定期的に労働問題のトピックや労働委員会の役割などについてお知らせしていきたいと考えています。
労働委員会というとあまりなじみのない方もいらっしゃると思いますので、私からは、労働委員会の概要について紹介させていただきます。 労働委員会とは、労働組合と使用者とのトラブルの解決をサポートする行政機関です。手数料無料で利用でき、提示を受けた秘密は厳守します。 労働委員会の委員は、「公益委員」(大学教授、弁護士等の公益を代表する委員)、「労働者委員」(労働組合の役員等の労働者を代表する委員)及び「使用者委員」(会社役員等の使用者を代表する委員)で構成されており、「労使紛争のあっせん」や「不当労働行為の救済」などの業務を行っています。 「労使紛争のあっせん」とは、労働組合と使用者との間に紛争が発生した場合に、労働委員会委員が公正・中立な立場で労使の間に入り、歩み寄りを促すものです。簡易な手続で、短い期間内に解決できます。 「不当労働行為の救済」とは、労働組合又は組合員からの申立てにより審査を行い、組合活動を理由に使用者が不利益な取り扱いを行ったなどの不当労働行為があったと判断した場合は、救済命令を出して、公正な労使関係を回復させるものです。
まずは、お気軽に御相談ください。 |