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目指せ!『芸術の生まれる』地域づくり! ~日田彦山線沿線でのArtist in Residenceのページ~
平成29年7月九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線沿線地域における地域振興の推進のため、「福岡県日田彦山線沿線地域振興推進協議会」の取組みとして、AIR(Artist in Residence -アーティスト・イン・レジデンス-)事業を推進しています。
作曲家の宮川彬良氏と演奏家の西本幸弘氏をアドバイザーに迎え、両氏の助言のもと、3名程度の音楽家を選考します。選考された方々には日田彦山線沿線地域に滞在いただき、地域交流や情報発信を行いながら作曲活動を行います。来年3月には、作曲した曲の発表会も予定しています。
添田町はこんなところです。添田観光情報局「SOEDA-NAVI」
東峰村はこんなところです。東峰村観光情報サイト「トーホースタイル」
↓第2期(令和6年度)AIR実績 ↓第1期(令和5年度)AIR実績
新着情報
・第三期(令和7年)AIR事業滞在音楽家の募集を開始しました!
・第三期(令和7年)AIR事業開催決定!
・令和6年度創作曲公開!(4曲)
・令和5年度創作曲公開!(5曲)
第3期(令和7年度)募集を開始しました!
令和7年度も第3期事業として、東峰村・添田町に滞在し作曲活動をしていただける若手音楽家の方を募集します。
・募集に関する発表資料は以下を参照ください。
・募集に関する要項及び応募用紙(履歴書)は、以下からダウンロードしてください。
第3期(令和7年度)AIR事業開催決定!
令和7年度も第3期事業として、東峰村・添田町に滞在し作曲活動をしていただける若手音楽家の方を募集します!
募集情報、募集開始は5月1日に本ページにてお知らせする予定です。
たくさんのご応募、お待ちしております!
本事業について、アドバイザーである宮川彬良さん、西本幸弘さんからコメントをいただいています!
第2期(令和6年度)創作曲を公開します!
第2期事業で滞在した4人の音楽家に創作していただいた曲を公開いたします!
東峰村、添田町滞在で得たインスピレーションを元に曲を作曲して頂き、その曲を九州交響楽団により演奏していただきました。
滞在音楽家が感じた東峰村、添田町の情景に想いを馳せながらお楽しみください。
(以下YouTubeのURL掲載。現在制作中のものは「coming-soon」となっています。)
『Legend of HIKO-山影に刻まれた神話-』
作曲:飯野和英 指揮:太田弦、演奏:九州交響楽団(2025年3月30日初演、オークホール(福岡県添田町))
(飯野さんコメント)
「Legend of HIKO-山影に刻まれた神話-」を作曲しました。英彦山についてのお話を中富正泰さんから伺い、人々が英彦山に守られ、誇りに思っていることに感動し、楽曲に込めました。
場面によって副題が付いており、「夜明け」「神々が宿る街」「神の降臨、森のざわめき」「天照の神」「神々と人々の勝利の唄」の5つの場面に分かれております。森のざわめきを表す特殊奏法やヴィオラ・ヴァイオリンのソロもあり、見て楽しく聴いて驚ける作品です。
『風の棲む町』
coming-soon
作曲:内田拓海 指揮:太田弦、演奏:九州交響楽団(2025年3月30日初演、オークホール(福岡県添田町))
(内田さんコメント)
東峰村と添田町、この二つの土地を題材に"一つの曲"を書くことは私にとって大きな挑戦でした。実際に滞在し、それぞれの土地の性格や文化があまりにも異なることを肌で感じたからです。そこから悩み、熟考した末に浮かび上がってきたのは、町を行き交う人々の足取りと、豊かな大地を吹き抜ける風の音でした。本楽曲「風の棲む町」は、私が滞在中に感じた町の風景と、そこに生きる人々の姿を音で描いたものです。
『水の記憶』
作曲:小鹿紡 指揮:太田弦、演奏:九州交響楽団(2025年3月30日初演、オークホール(福岡県添田町))
(小鹿さんコメント)
豊かな自然と神社がある湧水の名所で、水の音とともに日々を過ごしました。代々伝わる盆踊りに参加したり、日々交流した方々の地域への熱い思いを受け取ったり、ダムの底にかつてあった人々の暮らしに思いを馳せたり…2年分の繋がりから私の中に残るものや、地域の方々の大切な思い出を「記憶」としてオーケストラにしました。
『土に還る/土をこねる ~Sol-E-D-A音列のパラフレーズ~』
作曲:宮下亮明 指揮:太田弦、演奏:九州交響楽団(2025年3月30日初演、オークホール(福岡県添田町))
(宮下さんコメント)
福岡市出身の私にとってこの度の添田町・東峰村への滞在は、これまでの私自身の‘‘福岡観‘‘を大きく変えた貴重な機会となりました。
楽曲の創作にあたっては、明確に表現したい情景を各町村から一つずつ選び、曲の冒頭・最終部に配置し、各場景をつなぐ音楽的なストーリーを曲の中間部に展開させました。
本事業に関わられている全ての皆様との出会いと温かいご支援に厚く御礼申し上げます。
第1期(令和5年度)創作曲を公開します!
第1期事業で滞在した5人の音楽家に製作していただいた曲を公開いたします!
東峰村、添田町滞在で得たインスピレーションを元に曲を作曲して頂き、その曲を九州交響楽団により演奏していただきました。
滞在音楽家が感じた東峰村、添田町の情景に想いを馳せながらお楽しみください。
(以下YouTubeのURL掲載。現在制作中のものは「coming-soon」となっています。)
『ひかりのみち』
作曲:小鹿紡 指揮:平川範幸、演奏:九州交響楽団(2024年3月31日初演、オークホール(福岡県添田町))
(小鹿さんコメント)
長年の歴史や昔から大切に注がれてきている伝統、そこに在り続ける自然の時間軸のイメージを一定のリズムで流れるマリンバに重ね、その時々の光によって表情が変わる様をオーケストラの楽器の重なりによる色彩で表しました。
具体的な対象のモデルは設定しておらず、聞き手それぞれが自由に感じとれるような余白を意識しました。
この土地でのかけがえのない思い出や、暮らす方々の未来に光を照らせる音楽であれたら幸いです。
『月冴ゆる』
coming-soon 近日公開予定
作曲: 須田陽 指揮:平川範幸、演奏:九州交響楽団(2024年3月31日初演、オークホール(福岡県添田町))
(須田さんコメント)
東峰村と添田町の豊かながらも厳かな自然の美しさと厳しさ、村民・町民の中にある暖かさと強さを音で表現しました。自然に由来するものを和音に、人々に由来するものをリズムや旋律に表しています。作品の中でも特筆すべきは、英彦山にまつわる豊前坊大天狗の伝承から着想した「天狗のテーマ」です。
曲中の至る所に現れます。
『管弦楽のための祝典序曲』
(西下さんコメント)
縁もゆかりもなかった福岡県。ひょんなことからこの地に一か月近くも滞在し、東峰村、添田町の皆さまとこんなに交流を図ろうとは夢にも思いませんでした。今回私が作曲したのは「祝典序曲」。めでたいことの頭に演奏するような作品です。今回のプロジェクト、そしてこのコンサート。地元の皆さまなくして成り立ちえなかったものです。そんなめでたい日に、ちょこっとお祝い。オーケストラが魅せる様々な顔を一曲で楽しんでいただける作品になりました。
『ひこ星きらめく』
(林さんコメント)
未知の地に一人で滞在、一番最初は不安もありましたが、そんなものはすぐに吹き飛びました。現地での約1か月の生活は、毎日がきらきらと輝いていました。星が落ちてくるのではと思うくらいの満天の星空に感動した鮮やかな記憶、そしてたくさんの温かい皆様との出会いを通じて過ごした光り輝くような日々を重ねて、この曲を作成しました。
『ハルキタリキキムカウ』
(東さんコメント)
小雨が降る中を散策した岩屋神社。そこで聴いた鐘の音が着想のきっかけでした。災害の爪痕、鉄道列車の記憶、優しく語りかける自然、まわるろくろ、ひらめきと思いやりにあふれた器たち、英彦山神社で感じた大きく静かな力、雪の高住神社の神秘的な光景…この素晴らしい土地とそこに暮らす人々の営み、そして子どもたちが、これからもずっと光の中にありますように。
「ハルキタリキキムカウ ~春来喜気迎~」は祈りと祝祭の音楽です。
令和7年度も第3期事業として、東峰村・添田町に滞在し作曲活動をしていただける若手音楽家の方を募集します!
・募集に関する発表資料は以下を参照ください。
・募集に関する要項及び応募用紙(履歴書)は、以下からダウンロードしてください。
なおアドバイザーである宮川彬良さん、西本幸弘さんからも本事業についてコメントをいただいています!