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麻しん(はしか)に注意しましょう

更新日:2025年8月20日更新 印刷

県内で麻しん(はしか)が発生しています

 本日、福岡市より、福岡市保健所管内において麻しん(はしか)患者の発生があった旨の情報提供がありました。
 福岡市の疫学調査の結果、この患者さんが他の人に麻しんを感染させてしまう可能性がある期間(感染可能期間)に、以下の施設を利用していた旨、公表されましたので、県民のみなさまにお知らせします。

患者が利用し不特定多数の方と接触した可能性のある施設及び公共交通機関

8月20日 メガセンタートライアル 新宮店 (19時00分から20時00分頃)
※ 各利用施設等へのお問い合わせ
はご遠慮ください。
※ 現時点において、麻しん患者が利用した施設を利用されても、感染の心配はありません。
※ 上記日時に当該施設等を利用された方は、利用後21日間は麻しんの発症の可能性を考慮し、健康状態に注意してください。

【上記日時に当該施設を利用されたみなさまへ】

〇 利用後21日間は麻しんの発症の可能性を考慮し、健康状態に注意してください。

〇 37.5℃以上の発熱・かぜ症状・発疹のあった場合は外出を控えていただき、医療機関を受診される前に、必ず最寄りの保健所に連絡し、保健所の指示に従ってください。

〇 保健所から指示のあった医療機関を受診される際には、「麻しん患者と接触がある」旨をお伝えいただき、マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けてください。

福岡県と全国における麻しんの発生状況

〇 令和7年第33週時点で、8件の麻しんの報告があり、うち5件は8月以降に発生しています。

麻しんの発生状況

〇 今後更なる感染拡大のおそれがありますので、発熱、咳、発疹、鼻水、目の充血など麻しんに特徴的な症状が現れた場合は、医療機関に電話で連絡し、指示に従って受診してください

〇 症状出現日の10から12日前(感染したと推定される日)の行動(海外の流行地や人が多く集まる場所へ行ったかどうか等)について、医療機関にお伝えください。

〇 受診の際には、公共交通機関等の利用は控えてください。​

県民のみなさまへ

・ 麻しんは感染力がきわめて強い感染症です。感染すると10~12日(最大21日間)の潜伏期間の後に、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。

・麻しん患者と接触した場合には、接触後3週間(21日間)注意が必要です。

・麻しんは予防接種により感染リスクを最小限に抑えることが可能です。麻しんの定期予防接種(第1期:1歳以上2歳未満、第2期:5歳以上7歳未満の者であって小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。

感染予防とまん延防止のために ~一人ひとりが気をつけましょう~

  • 麻しんは、手洗いやマスクのみでの予防はできませんが、予防接種(ワクチン接種)を行うことによって、95%以上の人が免疫を獲得することができると言われています。
  • 予防接種は、自分が感染しないためだけでなく、周りの人に感染を広げないためにも有効です。
  • 医療・教育関係者や、海外渡航を計画されている方は、麻しんの罹患歴や予防接種歴を確認し、明らかでない場合は予防接種を検討してください。
  • 麻しんの予防接種歴がない方で、発熱、咳、鼻水、眼球結膜の充血等 麻しんに特徴的な症状が現れた方は、事前に医療機関に電話で連絡し、指示に従って受診してください。
    その際、症状出現日の10から12日前(感染したと推定される日)の行動(海外の流行地や人が多く集まる場所へ行ったかどうか等)について、医療機関にお伝えください。

麻しん(出国前)

「麻しん(はしか)」は、世界で流行している感染症です。(出国前の注意事項) [PDFファイル/519KB]

麻しん(帰国後)

「麻しん(はしか)」は、世界で流行している感染症です。(帰国後の注意事項) [PDFファイル/519KB]

麻しんとは

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身性感染症です。

感染経路としては、空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染など様々な経路があります。

感染力は極めて強く、麻しんの免疫を持たない人が感染するとほぼ100%の確率で症状が現れ、一度感染して発症すると生涯免疫が持続するといわれています。

麻しんの症状

麻しんウイルスの感染後、10日から12日間の潜伏期ののち、発熱や咳などの症状で発症します。

38℃前後の発熱が2から4日間続き、倦怠感、上気道炎症状(咳、鼻水、くしゃみなど)、結膜炎症状(結膜充血、目やに、光をまぶしく感じるなど)が現れて次第に強くなります。

発疹が現れる1から2日前ごろに口の中の粘膜に1mm程度の白い小さな斑点(コプリック斑)が出現します。コプリック斑は麻しんに特徴的な症状ですが、発疹出現後2日目を過ぎるころまでに消えてしまいます。

コプリック斑出現後、体温は一旦下がりますが、再び高熱が出るとともに、赤い発疹が出現し全身に広がります。

発疹出現後3から4日で回復に向かい、合併症がない限り7から10日後には主症状は回復しますが、免疫力が低下するため、しばらくは他の感染症に罹ると重症になりやすく、体力などが戻って来るのに1か月くらいかかることも珍しくありません。

麻しんに伴って肺炎、中耳炎、脳炎などさまざまな合併症がみられることがあります。特に、脳炎は頻度は低い(1000人に1人)ものの死亡することがあり、注意が必要です。

麻しんの発生状況

平成27年3月27日、世界保健機関西太平洋地域事務局により、日本が麻しんの排除状態にあることが認定されました。

令和2年から令和4年は新型コロナウイルス感染症の世界的な流行に伴う国内外における人の往来制限から、年間届出数は6~10例と大きく減少しました。

令和5年以降は、国外における麻しん流行に伴い、国内でも海外からの麻しん輸入症例が増加している一方で、海外渡航歴のない麻しん症例も報告されています。

麻しんの予防

麻しんの予防には、予防接種が有効です。

麻しん(はしか)はワクチン接種が予防に有効です

麻しん(はしか)はワクチン接種が予防に有効です! [PDFファイル/355KB]

定期接種

1歳になったら1回、小学校入学の前にもう1回予防接種を受けましょう。

「生後12月から生後24月に至るまでの間にある方」及び「5歳以上7歳未満の方であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある方」は、予防接種法に基づく定期の予防接種を受けることができます。

※接種を希望される場合は、お住いの市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。

任意接種

2回の定期接種を受けていない方で、今まで麻しんにかかったことが明らかでない方は予防接種を御検討ください。

上記定期接種の対象でない方も、予防接種法に基づかない任意の接種が可能です(費用は自己負担となります)。

予防接種を受けるかどうかは、本人(保護者)の判断によりますので、医療機関の医師に御相談ください。

(参考)年代別の麻しん定期接種回数
生年月日 回数(※)
昭和47年(1972年)10月1日以前 0回
昭和47年(1972年)10月2日 ~ 平成2年(1990年)4月1日 1回
平成2年(1990年)4月2日以降 2回

※予防接種法に基づき定期接種を受けることが可能だった回数であり、実際の予防接種を受けた回数は母子手帳などを確認してください。

予防接種可能な医療機関は、「ふくおか医療情報ネット|公益財団法人福岡県メディカルセンター」(新しいウィンドウで開きます)で検索できます。

 

医療機関の方へ

麻しん患者を診断した場合は、最寄りの保健福祉(環境)事務所に直ちに届出をお願いします。

また、麻しんに関する特定感染症予防指針に基づき、ウイルス遺伝子検査を行うため、患者検体の提供に御協力をお願いします。

 

麻しんの予防接種の推奨の周知について

平成30年5月16日付け厚生労働省健康局結核感染症課長通知において、麻しんの排除を達成するため、医療関係者、児童福祉施設等の職員、学校等の職員等に対し、予防接種を推奨するよう依頼がありましたので、下記のとおり関係機関にお知らせしております。

 

関連情報

麻しんについて|厚生労働省(新しいウインドウで開きます)

麻しん 届出基準|厚生労働省(新しいウインドウで開きます)

麻しんに関する特定感染症予防指針(平成31年4月19日改正)|厚生労働省(新しいウインドウで開きます)

福岡県の発生状況についてはこちら(新しいウインドウで開きます)

国内の発生状況についてはこちら(新しいウインドウで開きます)

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