本文
令和6年度福岡県消費生活センターにおける消費生活相談の概要
~依然多い定期購入トラブル、固定電話サービスに関する相談が急増~
福岡県消費生活センターが、令和6年度に受け付けた消費生活相談の概要を、次のとおり取りまとめましたので公表します。
商品やサービスの取引などに関して、不審に感じたり、困ったときは、消費生活センターにご相談ください。
1 対象期間
令和6年4月1日から令和7年3月31日まで
2 令和6年度福岡県消費生活センターにおける消費生活相談の特徴
【1】相談件数等の状況
相談件数は10,017件で、前年度に比べ250件の減少(対前年度比2.4%の減少)となっています。
※福岡県消費生活センター及び市町村の消費生活センター・消費生活相談窓口に寄せられた相談件数は50,580件で、前年度に比べ1,375件の増加(対前年度比2.8%の増加)となっています。
【2】年代別相談状況
相談件数を年代別でみると、70歳以上からの相談件数が一番多く、次に50歳代、60歳代の順となっています。
年代別に商品等分類別で最多となったのは、17歳以下は「インターネットゲーム」、18~19歳では「エステティックサービス」、20歳代及び30歳代では「不動産貸借」、40歳代以上の各年代では身に覚えのない請求やクレジットカード不正利用など商品が特定できない「商品一般」でした。
【3】相談の傾向
(1)インターネット通販に関する相談割合が大きい
相談状況を販売購入形態別にみると、「通信販売」に関する相談が3,703件と最も多く、そのうち2,690件(72.6%)が「インターネット通販」に関する相談となっています。19歳以下では、全相談件数の約4割がインターネット通販によるものでした。
(2)定期購入に関する相談が依然として多い
定期購入に関する相談は1,087件で、前年度に比べ70件増加しており、依然として多く寄せられています。「1回だけのつもりで購入したら定期購入になっていた」などの内容で、化粧品や健康食品に関する相談が9割以上を占めています。
(3)固定電話サービスに関する相談が急増
固定電話サービスに関する相談が前年度の約2.2倍(R5年度:81件→R6年度:180件)と急増しました。「2時間後に電話が使えなくなる。オペレーターに接続するには〇番を押してください。」といった自動音声電話がかかってきたなどの相談が多く寄せられたことが要因です。
(4)点検商法に関する相談が増加
点検商法に関する相談は96件で、年々増加しています(R2年度比:約5.6倍)。「給湯器や屋根などを無料で点検すると言って、突然業者に訪問され、不安を煽られて高額な契約をしてしまった」といった相談が寄せられています。
3 令和6年度消費生活相談の具体的事例
◆商品やサービスの取引などに関し、不審に感じたり、困ったときは、福岡県消費生活センターに相談してください。
◆県消費生活センターホームページでは、注意喚起のパンフレットの掲載や動画の配信を行っています。是非御覧ください。
TEL 092-632-0999 所在地 福岡市博多区吉塚本町13番50号 福岡県吉塚合同庁舎1階 【相談時間】月~金曜日 9時~16時30分 日 曜 日 10時~16時(電話相談受付のみ) ※祝日、年末年始除く ※メール相談は随時受付。メール相談受付の専用フォームを、福岡県消費生活センターホームページ https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/shouhiseikatsu.html に掲載
|
---|