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全国初の農業用廃プラ添加アスファルトが次なる実証段階へ! ~剝離した材料を用いて再生利用実証の舗装工事を実施~
(公財)福岡県リサイクル総合研究事業化センターがコーディネータとなり研究を進めた「農業用廃プラ添加アスファルト材料」※1について、その再生利用の可能性を実証するため、7月6日に試験施工を行います。
今回の試験施工では、第1段階の実証試験現場の市道において1年以上使用されていた農業用廃プラスチック添加の舗装を剥離したものを、再度、農業用廃プラスチック添加の舗装材料として舗装工事を実施します。アスファルトコンクリートの98%以上が再生利用※2されていることを踏まえ、再生利用においても支障がないかを確認し、実用化を目指します。
当日は、実際の舗装工事の様子をご覧いただけるほか、研究チームの関係者が質疑に応じます。
※1県と(公財)リサイクル総合研究事業化センターが令和7年5月20日に発表
※2出典:(一社)日本アスファルト協会HP http://www.askyo.jp/knowledge/06-1.html
1 日時
令和7年7月6日(日)13時30分から15時30分まで
(※荒天の場合は令和7年7月13日(日)の同時間帯に延期予定)
2 場所
成田美装センター・久留米リサイクル場(福岡県久留米市高良内町3874-54)
周辺地図 (株)成田美装センターHP http://www.naritabisou.com/info/access.html#honsya
3 スケジュール
13時30分~ 事前説明(安全上の注意)
14時~ 舗装工事・質疑応答
15時30分 終了
4 今回の工事の目的
「農業用廃プラスチックを利用したアスファルト舗装から剝離した廃アスファルト」をアスファルト舗装の材料として再生利用する実証を行い、再資源化可能なアスファルト舗装材として確立することにより、開発した技術の実用化を目指すもの。
5 当日参加予定の研究チーム関係者
株式会社成田美装センター、大牟田市、福岡大学、久留米アスコン株式会社(施工)、有限会社青峰産業、福岡県保健環境研究所、(公財)福岡県リサイクル総合研究事業化センター(リ総研)
6 リ総研の主な支援内容
(1)コンサルティング支援
・特許出願内容に関するアドバイス(現在、特許出願中)
・農業用廃プラスチックの排出実態や社会課題に関する調査及び調査内容のフィードバック
・農業関連機関・団体にアスファルト舗装の実証事業への参加を呼びかける説明会を共催
(2)研究資金支援
1,073万円余(4年間の合計)
7 参考
令和7年5月20日の記者発表資料
「全国初!農業用廃プラスチックをアスファルト舗装の材料に!~新技術でリサイクルコストの削減とCO2排出量削減~」をご参照ください。