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トルコギキョウ品種説明会を開催
更新日:2025年1月14日更新
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品種選定を通じた経営安定支援
筑豊地域において、需要が高く高単価で取引されるトルコギキョウは、収益性の高い主要な花き品目となっています。花きは、野菜や果樹に比べて流行の移り変わりが早く、トルコギキョウにおいても各種苗メーカーから毎年、様々な性質を持つ品種が発売されています。それらの中から筑豊地域の気候や作型に適し、出荷率が高く品質のばらつきが少ない品種を選定できれば、経営の安定につながります。
そこで、田川および飯塚普及指導センターは、両センター管内のトルコギキョウ生産者で構成される筑豊地域花き生産者連絡協議会トルコギキョウ研究会の活動として品種選定を支援するため、毎年12月に品種説明会を開催しています。今年度は種苗メーカー5社に協力いただいて開催し、会員18名の参加がありました。
種苗メーカーからは、新品種や既存優良品種について、草丈の伸びやすさや花のボリュームといった品種特性および栽培における注意点について説明いただきました。会員からは、切り花品質に影響を及ぼす生理障害への耐性や、消費者への販売時に重視される茎の硬さをはじめ、様々な質問を種苗メーカーに尋ねる場面があり、参加者全体で疑問点を解決しながら、より良い品種選定につなげていこうとする強い姿勢が伺えました。
普及指導センターでは引き続き、花き生産者の品種選定および栽培技術支援を通じて、出荷率および品質の向上による経営安定をサポートしていきます。
