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遠賀川水系 庄司川浸水対策重点地域緊急事業
1 事業の概要
本事業は、福岡県飯塚市を流れる一級河川遠賀川の支川である庄司川において、平成30年7月の豪雨による甚大な浸水被害を受け、再度災害防止対策として実施された事業です。
・事業名:庄司川浸水対策重点地域緊急事業
・事業期間:令和2年度から令和6年度まで
・事業延長:1,910メートル

2 被害の状況
平成30年7月の豪雨では、飯塚観測所において48時間雨量456.5ミリメートルという、平年7月の月間雨量の約1.4倍に及ぶ長時間の大雨を記録しました。この豪雨により、庄司川流域では床上浸水152戸、床下浸水265戸(計417戸)という甚大な被害が発生しました。

3 整備内容
地域の浸水被害を軽減するため、主に以下の整備を実施しました。
- 河川改修:片岸の拡幅、護岸整備、築堤盛土を行い、河川の流下能力を向上させました(改修前50立方メートル毎秒から改修後95立方メートル毎秒へ向上)。
- 調節池整備:貯水容量約3万立方メートルの調節池を整備し、河川の最大流量を低減させました。
- その他:橋梁架替(4橋)、堰改築(1基)を実施しました。

- 工事中の対応として
軟弱地盤で施工が困難だったため、浅層地盤改良や改良土による埋め戻しなどを行いながら工事を進めました。
4 整備効果
一連の整備を実施したことにより、平成30年7月豪雨と同規模の降雨が発生した場合の浸水被害を大幅に軽減できる見込みです。
浸水戸数の比較(整備前→整備後)
床上浸水:152戸 → 9戸
床下浸水:265戸 → 66戸
河道改修、築堤、調節池等の整備を通じ、地域全体の治水安全度が向上しました。



