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遠賀川水系 庄内川浸水対策重点地域緊急事業
1 事業の概要
庄内川は一級河川遠賀川の支川で、流路延長15.8キロメートル、流域面積42.6平方キロメートルを有します。流域は耕作地や住宅地として利用されています。
本事業は、平成30年7月豪雨による甚大な浸水被害の再発防止を目的として実施されました。遠賀川合流点から再来橋(さいらいばし)までの区間において、堤防の嵩(かさ)上げや河川掘削等の整備を行い、地域の治水安全度の向上を図りました。
・事業名:遠賀川水系庄内川浸水対策重点地域緊急事業
・事業期間:令和元年度から令和6年度まで
・事業区間:遠賀川合流点から再来橋まで(延長:約3キロメートル)
・実施内容:堤防嵩上げ、河川掘削、排水樋門・水門改築など

2 被害の状況
平成30年7月の豪雨では、飯塚観測所において48時間雨量458.0ミリメートルという、平年7月の月間雨量の約1.4倍に達する記録的な大雨となりました。この豪雨により、庄内川および鹿毛馬川(かけのうまがわ)の沿川では床上浸水138戸、床下浸水33戸(合計171戸)、浸水面積201.5ヘクタールにおよぶ甚大な被害が発生しました。

3 整備内容
地域の浸水被害を軽減するため、主に以下の整備を実施しました。
- 堤防嵩上げ:堤防を高くすることで川の断面積を大きくし、洪水時に水が川から溢れ、周辺の家屋や田畑に流れ出すことを防ぎます。
- 河道掘削:川の掘削を行い、流下能力を向上させました。
- その他:大畑排水樋門および沼ノ下水門の改築を実施し、治水機能を強化しました。
工事中の対応として
本事業では、約3キロメートルにわたり、洪水時に水が氾濫しないよう周辺環境に配慮しながら堤防嵩上げおよび河道掘削を計画的に進めました。
4 整備効果
本事業の実施により、平成30年7月豪雨と同規模の洪水が発生した場合でも、庄内川流域において床上浸水被害を解消できる見込みです。
浸水戸数の比較(整備前→整備後)
床上浸水138戸 → 0戸(※整備効果による予測です)




