本文
ちゃんと言葉で、たしかめて「性的同意」
「性的同意」って なに?
キスや性行為などの性的な行為をするとき、お互いの気持ちを確認することが必要です。
これを「性的同意」といいます。
「性的同意」には3つのポイントがあります。
- 対等な関係であること
- その行為の持つ意味とリスクを理解し、自分の意思で決めることができる状況
- はっきりと言葉で確認すること
この3つがそろっていなければ、同意とはいえません。
例えば以下のようなときは、同意があるとはいえません。
・そういう雰囲気で「…いい?」と聞いたら、黙っていた(イヤと言われなかった)から、相手もしたいんだと思った。
・体に触れたら抵抗されなかったので、相手もその先を望んでいる。
・「イヤ」と言われたが、本気で抵抗されなかったし「イヤよイヤよも好きのうち」と思って、そのまま行為に及んだ。
・二人きりで食事に行くということは、性行為してもいいんだと思った。
・キスをしたので性行為もしていいと思った。
・家に泊まることがOKなら、性行為もOKと思った。
・付き合っているから、いちいちパートナーの同意を確認しなくていいと思った。
どうして「性的同意」が必要なの?
一方が望まない・同意のない性的な行為や発言はすべて性暴力です。
3つのポイントがそろった「性的同意」でなければ、性暴力につながるかもしれません。
「今、相手に触れたいけれど、相手はイヤじゃないかな」
「相手に誘われたけど、イヤって言ったら傷つけてしまうかな」
「断りたいけど、目上の人だから断れない…」
こんな風にモヤモヤした気持ちになるのは「性的同意」がきちんととれていないからかもしれません。
大切なことは、自分と相手の気持ちをひとつひとつ確認すること。
「昨日はよかったけど、今日はイヤ」とか「ハグはいいけど、キスはイヤ」とか、お互いの「イヤ」を大切にして、「じゃあどんなことだったらいいかな」を一緒に探しましょう。
性暴力被害者支援センター・ふくおかに御相談ください
被害にあわれた方はなにも悪くありません。
性暴力被害に遭ったら、ひとりで悩まずに御相談ください。
被害にあわれた方の周囲の方からの御相談もお受けしています。
※24時間年中無休で秘密厳守。相談無料です。
性暴力被害者支援センター・ふくおか
電話番号 092‐409‐8100
又は #8891(はやくワンストップ。お近くの性暴力被害者ワンストップ支援センターにつながります。)
ホームページ https://fukuoka-vs.net/savs/ (新しいウインドウで開きます。)
チャット・メールでの御相談はこちら
性暴力に関するSNS相談「Cure Time(キュアタイム)」
内閣府では、若年層の性暴力被害者が相談につながりやすいよう、SNS相談「Cure Time」を実施しています。
これって普通なの?と思うこと、イヤだったこと、困っていること、モヤモヤしていること、性暴力の悩みを相談してみませんか。
叩いたり、蹴ったり、あなたの身体を傷つけることだけが暴力ではありません。
あなたがイヤだと思っているのに無理やりされる性的な行為もすべて性暴力です。
※年齢・性別・セクシュアリティを問わず、匿名で相談を受け付けます。
毎日17時から21時までチャットで相談することができます。SNS(日本語、外国語対応)、メール(日本語のみ)で受け付けています。他の人や身近な人に相談内容が漏れることはありません。
相談方法など詳しくはCure Timeホームページを御覧ください。
Cure Timeホームページ https://curetime.jp/ (新しいウインドウで開きます。)