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事業者による生物多様性に配慮した取り組み
事業活動と生物多様性について
事業者は、製品やサービスを通じて、自然の恵みを広く社会に供給する重要な役割を担っています。
直接的に生物資源を扱わない事業者であっても、その事業活動の多くは、間接的に生物多様性の恩恵を受け、あるいは生物多様性に影響を与えています。
事業者が、消費者を含めた多様な主体と連携しながら、生物多様性の保全等に取り組むことは、自然共生社会の実現に向けて社会全体の動きを加速させるだけでなく、自らの事業を将来にわたって継続していくためにも必要です。
■事業者の活動と生物多様性の関わり

※環境省「生物多様性民間参画ガイドライン」
▼自然共生サイトについて ▼生物多様性民間参画ガイドラインについて
自然共生サイトについて
ネイチャーポジティブの実現に向けた取組として、地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律に基づき、企業の森や里地里山、都市の緑地など民間の取組等による生物多様性を増進する活動計画を国(環境省、農林水産省、国土交通省)が認定する制度です。
認定された活動の実施区域を「自然共生サイト」と呼びます。
自然共生サイトについて(環境省)(外部サイトへリンク)
自然共生サイトパンフレット [PDFファイル/5.85MB]
福岡県内の自然共生サイト認定状況(令和8年2月現在)
| サイト名(申請者) | サイト概要 |
|---|---|
| 北九州市響灘ビオトープ(北九州市) | 北九州市響灘地区の廃棄物の埋め立て後にできたデコボコの地形が、湿地や淡水池、草原などの多様な環境を生んだビオトープ。市民が生物多様性やネイチャーポジティブに配慮しながら自然と触れ合える魅力的な環境学習拠点となっている。 |
| 国営海の中道海浜公園 環境共生の森 (愛称:みらいの森)(マリンワールド海の中道/一般財団法人公園財団 海の中道管理センター) |
環境共生の森(愛称:みらいの森)では「ゼロからの森づくり」をテーマに、当初何もなかった造成地に“20年かけて苗木を植え50年かけて森を創る”をスローガンに掲げ、市民協働にこだわった森づくり・里づくりが行われている。4つのエリアで生物調査が毎月実施されるとともに、「環境共生の森サポート・ボランティア」の協力により植樹や下草刈りなどの森づくり活動が行われている。 |
| 西部ガスグループ油山研修所の森(西部ガスホールディングス株式会社) |
研修所は福岡市南部の油山の麓に位置し、市街地から車で30分程の場所にありながら、樹木・草地・小川・湿地などが調和した豊かな里地里山環境が形成されている。従業員が自然とふれあい、新たな発想や癒しの空間として活用され、生物多様性の保全に貢献している。 |
| 学校法人都築育英学園(学校法人都築育英学園) |
自然の森を生かした造りが特徴で、1998年の開園以来、庭園は通年で一般に無料開放し、地域の方々や学生・子どもたちの憩いの場として親しまれている。季節の草花のほか、野鳥・野生生物・昆虫・魚など多様な生き物が観察でき、こうした体験を通じて、自然と触れ合いながら学ぶ教育の場として活用されている。 |
申請について
認定の種類
- 増進活動実施計画
企業等が作成する里地里山の保全、外来生物の防除、希少種の保護といった生物多様性の維持・回復・創出に資する活動計画 - 連携増進活動実施計画
市町村がとりまとめ役として多様な主体と連携して行う活動計画
審査・認定の流れ
申請は、事務局の独立行政法人環境再生保全機構(ERCA)で常時受け付けています(締切はありません)。
審査期間は、正式受理から6か月~7か月程度かかります。
(書類に不備がある場合は正式受理されないことがあります。また、認定まで上記の期間以上かかることがあります。)
(1)申請受付
申請を行おうとする者は、申込フォーム(外部サイトへリンク)から申請を行い、事務局(ERCA)から書類の提出方法等の案内を受け、申請書類一式を提出してください。
(2)予備審査
事務局において、提出された申請書類を確認します。必要に応じて、申請者に対して、提出された内容に関する確認や不足書類の提出を求めます。
(3)有識者審査
生物多様性の増進に関する専門的な見地から意見を聴くため、有識者による審査を行います。
(4)省庁審査
主務省庁(環境省、農林水産省、国土交通省)による審査を行います。
(5)認定
審査の結果を踏まえ、環境大臣・農林水産大臣・国土交通大臣が認定を行います。

自然共生サイトの申請に関するお問い合わせ
【総合窓口】独立行政法人環境再生保全機構(ERCA)自然共生部
〒212-8554 神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー
TEL:044-520-9543 メール:30by30@erca.go.jp
申請についての詳細はこちら(ERCAホームページ)(外部サイトへリンク)
【活動の相談】九州地方環境事務所 TEL:096-322-2433
※地方環境事務所では、自然共生サイトの申請に係るサポートを行っています
・目標の設定や活動手法の選定等に関する技術的な助言
・特例(自然公園法その他の環境省が所管するものに限る。)の活用に必要な手続きについて
生物多様性民間参画ガイドラインについて
事業活動と生物多様性にはどんな関係があるのか?
生物多様性の保全のために、企業は何をすればいいのか?
そんな悩みを抱える事業者のために、環境省では、生物多様性の保全と持続可能な利用を進めていく上で、企業活動が重要な役割を担っているという認識のもと、事業者向けに基礎的な情報や考え方を取りまとめた、「生物多様性民間参画ガイドライン」を策定しています。
また、事業者向けに、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取組を促進する際のヒントとなるよう、「生物多様性民間参画事例集」、「企業情報開示のグッドプラクティス集」、「事業者・事業者団体等の取組事例集」が発行されています。これらの取組を始めようとする際には、ぜひ御活用ください。
生物多様性民間参画ガイドライン [PDFファイル/6.89MB]
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生物多様性民間参画事例集 |
企業情報開示のグッド |
事業者・事業者団体等の 取組事例集 |
|---|---|---|
| 生物多様性民間参画事例集 [PDFファイル/13.21MB] | 企業情報開示のグッドプラクティス集 [PDFファイル/10.5MB] | 事業者・事業者団体等の取組事例集 [PDFファイル/3.31MB] |

