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分身ロボットを活用した就労実証事業のご紹介

更新日:2025年6月11日更新 印刷

分身ロボットを活用した就労実証事業とは

 福岡県では、短時間障がい者雇用制度の範囲が広がり、重度障がい者の雇用機会が拡大すること、法定雇用の除外率が引き下げられ、障がい者雇用義務がある企業の範囲が広がることを踏まえ、外出困難な重度障がいのある人の雇用を促進するため、企業における分身ロボットを活用した就労実証を行っています。

分身ロボット「 OriHime 」について

 分身ロボット「OriHime」は、インターネットを利用して、人が遠隔操作できるロボットです。

 操作専用アプリで、簡単に操作することができます。また、音声での会話機能やアイコンのボタン操作で、分身ロボットが身振り手振りで感情表現することが可能です。

 

分身ロボット「 OriHime 」の特徴

令和6年度に実施した就労実証事業について

●概要版リーフレット(PDF)

令和6年度就労実証事業概要版リーフレット [PDFファイル/1.4MB]


就労実証の内容
 
業種区分

鉄道運輸

レジャー観光施設

実証期間

令和6年9月~3ヵ月間(平日のみ)

令和6年12月~3ヵ月間(平日のみ)

実証時間

10時00分~17時00分

10時00分~16時30分

設置場所

駅構内の案内所

レストランの入口

実証内容

○声掛け

案内所の入退場者に挨拶

○道案内

事前に準備した施設へのルートを案内   

○地図操作

事前に準備した地図をタブレットに表示

○声掛け

通過する利用者へ挨拶

○施設案内

館内施設案内、営業時間、イベント時間の案内

○案内操作

ルートを示した案内図を表示

多言語対応QRコード表示

 

主な結果と分析

1 週10時間以上の就労の可能性

・操作者の週平均勤務時間は5.6時間であり、法定雇用率加算に十分に活用できる結果は得られなかった。

⇒操作者のうち36%は、週10時間を超える就労が局所的に確認され、個々の特性に応じた短時間雇用であれば可能性が見込まれる。

2 業務の課題

・分身ロボットを企業の職員の近くに配置すると、顧客は分身ロボットではなく、企業の職員に尋ねる傾向があった。

⇒企業の業務負担軽減を図るには、分身ロボット単独で運用できる業務の切り出しが必要。

3 操作者の負担

・顧客からの要望にいつでも対応できるように構えるため、疲労を感じやすい。

⇒定期的に声をかけ、緊張状態を開放する時間を設けるなどの工夫が必要。

4 企業に与える効果

・障がい者雇用に取組む企業に対して、顧客から好感や共感を得ることができた。

⇒分身ロボットが企業の窓口等で働くことにより、企業イメージの向上に寄与する。

 


見学会の様子

「分身ロボットを活用した障がい者就労実証」見学会を開催しました(令和6年9月6日)

「分身ロボットを活用した障がい者就労実証」(第2弾)見学会を開催しました(令和6年12月20日)

 

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