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ビオトープレンジャー活躍中! in手光ビオトープ<防除後の観察編>

更新日:2025年11月13日更新 印刷

令和7年度生物多様性セミナー<第3回防除後の観察編>を開催しました。

 令和7年10月18日土曜日、福津市中央公民館及び手光ビオトープにおいて、第3回生物多様性セミナー<防除後の観察編>を開催しました。

 講師は、第1回セミナーに引き続き、福岡県保健環境研究所 環境生物課 中島淳専門研究員です。

 初めに、「外来種とワンヘルス」について、御講演いただきました。

講演の様子

 講演後は手光ビオトープに移動して、実地活動を行いました。

 前日から仕掛けておいたワナ引き上げてみると、中にはアメリカザリガニをはじめ、たくさんの生きものが入っていました。

ワナにかかったザリガニ

 ワナを引き上げた後は、参加者が池の中に入って、手や網で生きものを捕まえました。

 今回、捕まえることができた生きものは、次のとおりです。 

<捕まえることができた生きもの>

 昆虫:コツブゲンゴロウ、アンピンチビゲンゴロウ、チビゲンゴロウ、ウスイロシマゲンゴロウ、ルイスヒラタガムシ、キイロヒラタガムシ、ヒメガムシ、ミズカマキリ、コオイムシ(卵なし)、キイロコガシラミズムシ、マ ルミズムシ、ヤゴ(ギンヤンマ、クロスジギンヤンマ、フタスジサナエ)

 その他: アメリカザリガニ、ジャンボタニシ、モクズガニ、どじょう

ザリガニ プラ舟
ザリガニを観察する子供たち

 アメリカザリガニは、大きさ1センチ程から10センチ以上のものまで、全部で58匹も防除することができました。

 捕まえた生きものについては、中島専門研究員から特徴や生態などの解説をしていただきました。

 今回は<防除後の観察編>ということで、アメリカザリガニとジャンボタニシを防除する前後での、ビオトープに生息する生きものの変化を観察することを目的としていましたが、8月から9月にアメリカザリガニがほとんど防除できなかったため、当初の目的に沿ったものとはなりませんでした。

 しかし、今回のセミナーでサイズが異なるものが獲れたことから、アメリカザリガニがビオトープで繁殖していることが推測できました。また、効率的に防除するためには時期を考慮する必要があることも分かりました。

 今回は、生きもの観察のほかに、参加者のみなさんにビオトープの横にある果樹園に、フジバカマの苗を植えていただきました。この時、前回のセミナーで防除したジャンボタニシを乾燥粉末化した肥料を土に混ぜ込みました。

 フジバカマは旅するチョウと呼ばれるアサギマダラを呼び寄せると言われています。ここにもアサギマダラがきてくれるといいですね。

フジバカマ植え付け

 今年度の生物多様性セミナーは、今回をもって終了となります。

 ビオトープレンジャーとして参加していただいたみなさん、ありがとうございました。

皆様のご意見をお聞かせください。

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