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ビオトープレンジャー活躍中! in手光ビオトープ<ジャンボタニシ防除編>
令和7年度生物多様性セミナー<第2回ジャンボタニシ防除編>を開催しました。
令和7年9月6日土曜日、福津市中央公民館及び手光ビオトープにおいて第2回生物多様性セミナー<ジャンボタニシ防除編>を開催しました。
今回は、明治学園中学高等学校 自然科学・数学部のみなさんをお招きしました。
前半は、自然科学部・数学部のうち中学2年生のお二人から、「ジャンボタニシをやっつけろ!!」というテーマで、講演をしていただきました。
ジャンボタニシの生態や外来生物としてのジャンボタニシの説明、駆除したジャンボタニシを資源として有効活用するために明治学園で行っている研究等について紹介がありました。
最後に、『ジャンボタニシは生態系に悪影響を与える厄介者だが、ジャンボタニシ自身が悪いのではない。運んできた人間が悪いので、駆除をする際も、「人間が申し訳ないことをした、資源として有効に使わせていただく」という気持ちで参加してほしい』との話がありました。

講演後は、手光ビオトープに移動してジャンボタニシ獲り大会を開催しました。
参加者が池に入ってジャンボタニシを網や手で獲ったり、前日から仕掛けていたペットボトルのワナを引き上げて中に入っているジャンボタニシを獲ったりしました。
自然科学・数学部のみなさんは、慣れているようで、手でどんどん獲っていました。
獲れたもの中には、ジャンボタニシだけでなく在来種であるヒメタニシもいたため、どじょうクラブ(手光ビオトープの維持管理活動を行っているボランティア団体)の方々に選別をしていただき、ヒメタニシは池に返しました。


この日の活動で獲れたジャンボタニシは68個、中には子供の手の平くらいの大きさのものもいました。
自然科学・数学部の生徒さんによると、池の底にはまだまだたくさんのジャンボタニシがいるそうです。
今回防除したジャンボタニシは乾燥粉末化して肥料にし、次回のセミナーでビオトープに植物を植える際に利用する予定です。


次回の生物多様性セミナーは10月18日土曜日に開催します。
セミナーの申込みは終了していますが、手光ビオトープに関心を持たれた方は、「手光ビオトープ」で、自然とのふれあいを体験しよう!もご覧ください。