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ビオトープレンジャー活躍中! in手光ビオトープ
令和7年度生物多様性セミナー<第1回 アメリカザリガニ防除編>を開催しました
令和7年8月2日土曜日、福津市中央公民館及び手光ビオトープにおいて、令和7年度第1回生物多様性セミナーを開催しました。
今回は、福岡県保健環境研究所 環境生物課 中島淳専門研究員を講師としてお招きし、「アメリカザリガニ防除編」として開催しました。
前半は、「外来種問題とその対策」についての講演を行いました。
生物多様性を守るために外来種対策が必要であること、外来種は人がもたらした問題であり、生きもの自身には罪がないことなどのお話がありました。

後半は、手光ビオトープへ移動して実地活動を行いました。
初めに、前日から仕掛けておいたワナを引き上げました。
結果は・・・ワナにかかったアメリカザリガニは2匹!アメリカザリガニの活動に適した温度は25℃ということで、連日の猛暑により活動が鈍った可能性があるようです。
次に、参加者のみなさんが、池に入ったり、網を使ったりして生きものを捕まえました。捕まえた後は、中島専門研究員から見分け方や特徴などを教えていただきました。
<捕まえることができた生きもの>
アメリカザリガニ 1匹
両生類:オタマジャクシ(ヌマガエル、ツチガエル)
魚類:ミナミメダカ、ドジョウ
貝類:ジャンボタニシ(卵も)、サカマキガイ、ヒメタニシ
昆虫:タイコウチ、ヒメミズカマキリ、コオイムシ、ハイイロゲンゴロウ
コシマゲンゴロウ、コマルケシゲンゴロウ、コツブゲンゴロウ
タマガムシ、ヤゴ(ギンヤンマ)
今回のセミナーで目的としていたアメリカザリガニは3匹しか防除できませんでしたが、いろいろな生きものに触れ合うことができ、参加した子供たちも楽しめたようです。
次回の生物多様性セミナーは9月6日土曜日に開催します。
セミナーの申込みは終了していますが、手光ビオトープに関心を持たれた方は、「手光ビオトープ」で、自然とのふれあいを体験しよう!もご覧ください。

