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ペットの防災対策
災害は突然起こります。
飼い主とペットがともに無事に災害を乗り越えるためには、日ごろからの備えが欠かせません。
近年の災害を参考に、災害に備えて飼い主がどのような対策をとればよいのか考えておきましょう。
日頃からの災害への備え 災害発生時の対応 関連リンク、パンフレット等
【リーフレット】ペットの災害対策~飼い主として備えておくこと~ [PDFファイル/1.35MB]
逸走の防止と所有者明示
・災害発生時には、ペットもパニックになって逃げだすことがあるため、首輪や鎖などの点検をしておきましょう。
・ペットが迷子になった場合に備えて、首輪などに鑑札※や狂犬病予防注射済票※、連絡先を描いた迷子札を装着しましょう。
マイクロチップの装着は、損傷や脱落などがなく、飼い主を確実に特定できるとても有効な方法です。
※犬は狂犬病予防法により装着が義務付けされています。
健康管理としつけ
・災害はペットにも大きなストレスとなり、避難所で生活することになれば、さらにストレスが増してペットが体調を崩すことがあるため、日頃から健康状態に注意しましょう。
・しつけをしておくと、ペットのストレス軽減だけでなく、避難所での生活で他の人への迷惑防止につながります。
・望まない繁殖を防止するため、不妊去勢手術を実施しておきましょう。不妊去勢手術により、性的ストレスの軽減、感染症の防止、無駄吠えなどの問題行動の抑制効果もあります。
ペット用の避難用品や備蓄品の準備
・避難所では人に対する準備はされているが、ペットに対する備えは基本的に飼い主の責任であり、支援物資が届くまでには時間がかかるため、日頃から必要な物資の備蓄をしておきましょう。
優先順位1 ペットの命や健康に係るもの |
□療法食、薬(7日分以上) □フード、水(7日分以上) □予備の首輪、リード(伸びないもの) □キャリーバッグ、ケージ |
優先順位2 ペットの情報を記録したもの |
□ワクチン接種状況、既往歴、健康状態、かかりつけの動物病院 □ペットの写真 |
優先順位3 その他のペット用品 |
□ペットシーツ、トイレ用品、タオル、ブラシ、おもちゃ など |
同行避難所、避難経路の確認
・避難する場合に備え、ペット同行避難訓練への参加、ハザードマップや市町村の地域防災計画、災害時の避難地やペットを同行避難できる避難所の所在地などをウェブサイトなどで確認し、避難所までの安全な避難ルートを把握しておきましょう。
・各市町村の同行避難できる避難所は、県の防災アプリ「ふくおか防災ナビ・まもるくん」でも確認することができます。お近くの指定避難所の詳細情報の備考欄をご覧ください。
「ふくおか防災ナビ・まもるくん」のダウンロードサイトはこちら
・各市町村の同行避難できる避難所及び「ふくおか防災ナビ・まもるくん」への掲載状況はこちら
・避難地や避難所にペットを連れていく際の注意事項について、あらかじめ市町村に確認しておきましょう。
・避難所での飼養の他にも、親族や飼い主同士のネットワーク、友人など、複数の一時預け先を確保しておきましょう。
ペットとの同行避難
・できる限り飼育しているペットと同行避難し、自宅に置き去りにしないようにしましょう。
・大型の動物など、避難所への同行が困難である場合は、あらかじめ確保している一時預け先に預けましょう。
関連リンク、パンフレット等
【環境省作成チラシ】ペットを飼っている皆様へ-災害時のペットとの同行避難について-
災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼主編>(環境省ホームページ)
人とペットの災害対策ガイドライン 災害への備えチェックリスト(環境省ホームページ)