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【福岡県 風しん情報】先天性風しん症候群の発生を予防するために
風しんの予防接種をご検討ください
全国における状況
全国における平成25年の風しん患者の報告数は14,344人と、過去10年間で最も多い報告数となりました。
最近では、平成30年から令和元年にかけて多く報告されています。
なお、令和6年の風しんの全国における報告数は令和6年第47週(令和6年11月18日から令和6年11月24日)までで5人となっています。
先天性風しん症候群とは
風しんに対する免疫を持たない妊婦(とくに妊娠初期の女性)が風しんにかかると、生まれつき心臓に病気がある、耳が聞こえにくい、目が見えにくいなどの障がいのある赤ちゃんが生まれる可能性があります。風しんウイルスの感染によって、生まれてくる赤ちゃんにこのような障がいを起こす病気の総称を「先天性風しん症候群」といいます。
このため、特に妊娠中の方は、風しんにかからないよう注意することが大切です。また、家族からの感染等にもご注意ください。
福岡県における風しんの発生状況
過去からの風しん患者報告数(人)
- 本県における風しんの発生状況は、以下のとおりです。
年 |
全国 |
福岡県 |
---|---|---|
平成25年 |
14,344 | 304 |
平成26年 |
319 |
4 |
平成27年 |
163 |
9 |
平成28年 |
126 | 3 |
平成29年 |
91 | 1 |
平成30年 |
2,941 | 167 |
平成31(令和元)年 |
2,298 | 84 |
令和2年 |
101 | 5 |
令和3年 |
12 |
0 |
令和4年 |
15 | 1 |
令和5年 |
12 | 1 |
令和6年 |
5 | 0 |
※ 発生状況について、全国にあっては令和6年第47週(令和6年11月18日から令和6年11月24日)までに、福岡県にあっては令和6年第48週(令和6年11月25日から令和6年12月1日)までに診断された患者数です。全国患者報告数については、県の公表から1週間遅れます。 なお、データは速報値として公開するものであり、後日修正される場合があります。
県民の皆様へ
風しんの予防、感染の拡大防止には、予防接種が効果的です
- 風しんの定期接種対象者は、予防接種を受けましょう。【風しんの定期予防接種対象者】
1歳児、小学校入学前1年間の幼児の方は、多くの市区町村において、無料で受けられます。 - また、妊婦を守る観点から、妊婦の周りにいる方(妊婦の夫、こども、その他の同居家族)等は風しんにかからないよう予防に努めましょう。
具体的には
(1)妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
(2)10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
(3)産褥早期の女性のうち、抗体価が十分であると確認できた方以外の方は任意での予防接種を受けることをご検討ください。
市町村によっては予防接種費用の補助を受けられる場合がありますので、詳しくは、お住まいの市町村にお尋ねください。
抗体検査について
県では風しんワクチン接種の促進のために、契約医療機関において、「風しん抗体検査」を無料で実施しています。