ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 健康・福祉・子育て > 医療 > 国民健康保険 > 福岡県における国民健康保険の保険料水準統一の取組

本文

福岡県における国民健康保険の保険料水準統一の取組

更新日:2024年6月18日更新 印刷

 国民健康保険(国保)は、加入者の皆さんからいただく保険料(税)(以下、保険料)や公費負担で運営され、病気やけがをした時に安心して医療を受けられるようにする「支え合い」の制度です。

 現在、保険料は市町村ごとに異なっています。福岡県では、国保制度を将来にわたって安定的で持続可能なものとするため、福岡県全体の加入者の皆さんで保険料を負担し支え合う「保険料水準の統一」を目指します。

なぜ保険料水準の統一が必要なの?

保険料水準の統一とは

保険料水準の統一前の姿

​第二期福岡県国民健康保険運営方針

 国民健康保険運営方針とは、福岡県と県内市町村が国民健康保険を共同運営するための統一的な方針です。

 令和6年4月に策定した第二期福岡県国民健康保険運営方針において、保険料水準の統一に関して次のことを明記しています。

 

●令和7年度から段階的に移行

将来的に「県内のどの市町村に住んでいても、同じ所得水準・世帯構成であれば同じ保険料」になることを目指し、令和7年度から段階的に保険料水準統一の取組を進めていきます。

●保険料を統一する時期については今後市町村と調整のうえ決定

今後、県と市町村との間で議論を行い、統一までの道順を示すロードマップを令和8年度までに作成します。

●保険料の上昇を抑制するための取組

保険料の上昇を抑制するため、医療費適正化、県民の健康づくりなどを推進するとともに、地域により異なる医療費水準の格差是正といった課題解決に取り組みます。

 

・第二期福岡県国民健康保険運営方針(概要版)<令和6年4月> [PDFファイル/322KB]

・第二期福岡県国民健康保険運営方針(本編)<令和6年4月> [PDFファイル/1.95MB]

よくあるご質問―Q&A―

Q1 なぜ保険料水準の統一が必要なの?


 保険料水準の統一を進めることは、国保制度の安定化や加入者間の公平性の観点から重要です。

 現在の国保の保険料は、市町村が、市町村ごとにかかった医療費や財政状況などを参考に決定しています。今後、少子高齢化や医療の高度化によって、加入者数が減少する一方、1人当たり医療費が増加することが予想されます。これにより、特に加入者数の少ない小規模市町村においては財政運営が不安定になり、ひとたび高額な医療費が発生した場合、その市町村にお住まいの加入者の保険料を引き上げざるを得なくなるリスクが高まります。

 そのため、市町村ごとで保険料を負担し支え合っている仕組みを県全体で支え合う仕組みに変える「保険料水準の統一」を進め、ある市町村で起きた保険料の増加リスクを県全体で分かち合い、国保を安定的で持続可能な制度に変えていくことが必要です。

Q2 保険料はどうなるの?


 将来的に「県内のどの市町村に住んでいても、同じ所得水準・世帯構成であれば同じ保険料」になることを目指し、令和7年度から段階的に保険料水準統一の取組を進めていきます。

 統一を進めることによって、保険料は県の平均に近づいていくことになります。そのため、今まで医療費が低いことにより保険料を抑えられてきた市町村においては、保険料が増加する場合があります。

 この場合において、保険料負担の急激な変化を避けるための緩和措置を講じます。

Q3 令和7年度から具体的に何が変わるの?


 現在、市町村ごとに異なっている保険料について、同じ水準に統一することを目指し、令和7年度から「納付金」の算定に関する仕組みを変更します。

 具体的には、各市町村が保険料を財源として県に納付する「納付金」の算定において、現在、各市町村ごとの医療費水準を反映していますが、令和7年度以降その反映度合いを段階的に縮小させ、令和11年度には、反映度合いを半分にします。

 なお、実際の保険料は、県が示した納付金を基に、各市町村における保険料算定方式や財政状況等を踏まえて、市町村が決定します。

Q4 保険料水準の統一は、福岡県独自の取組なの?


 国は、都道府県単位での安定的な国保財政の運営を確保するために、令和6年度から令和11年度までを、保険料水準の統一に向けた取組を加速化させる期間と位置付けています。

 現在、全ての都道府県において、保険料水準の統一に向けた取組が進められています。

 なお、75歳以上の方が加入する後期高齢者医療制度や、主に中小企業にお勤めの方とそのご家族が加入する協会けんぽにおいては、都道府県単位の保険料設定が実現しています。

Q5 保険料が上がらないようにするために何か取り組んでいるの?


 県と市町村等が一体となって、医療費適正化や収納率向上の取組を進め、県全体の保険料負担の上昇を抑えていきます。

 医療費適正化のためには、加入者の皆さんが健康であり、なるべく病気やケガによって医療にかからないようにすることが重要です。そのため、生活習慣病の予防など健康水準が向上する取組を進めています。

 また、加入者の皆さんが保険料を納めやすくなるよう、口座振替やスマートフォンによる決済方法を導入するほか、納められるのに納めていない方には、納期内に納めていただいた方との公平性を確保する観点から、早期の財産調査、差押え処分などを行い、保険料収入の確保に努めています。

 さらに、保険料の負担が他の医療保険に比べて重くなっていることから、国に対し、保険料の負担軽減を含めた財政基盤の強化を要望しています。

保険料水準の統一に向けた検討の状況

 保険料水準の統一に向けた検討は、県と市町村の協議の場である「福岡県国保共同運営会議」、国保に関する重要事項の審議を行う「福岡県国民健康保険運営協議会」で議論を行っています。

 

福岡県国保共同運営会議

福岡県国民健康保険運営協議会

皆様のご意見をお聞かせください。

お求めの情報が分かりやすく十分に掲載されていましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?

※個人情報を含む内容は記入しないでください。
※お答えが必要なお問い合わせは、上の「このページに関するお問い合わせ先」からお問い合わせください。
※いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますのでご協力をお願いします。
※ホームページ全体に関するお問い合わせは、まで、お問い合わせください。

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)