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福岡県におけるGAPの推進について
今後の推進方針について(令和6年10月)
本県は、国の「農業生産工程管理(GAP)の共通基盤ガイドライン」(平成22年4月)に基づき、平成30年2月に「福岡県GAP認証制度」を創設し、GAPの取組を推進してきました。国は、「我が国における国際水準GAPの推進方策」(令和4年3月)において、国際水準GAPの取組拡大を図ることを示すとともに、「都道府県における国際水準GAPの推進に係る依頼について」(令和4年5月10日付4九生第345号)において、各都道府県に対して、令和6年度末までを目途に、県におけるGAPの取組を国際水準へ引き上げるよう、求めているところです。
これを踏まえ、本県は、GAPの取組を国際水準に引き上げ、新たに国の「国際水準GAPガイドライン」(令和4年3月)に準拠した「福岡県GAPチェックリスト(仮)」※を策定するなど、国際水準GAPの取組を推進することとします。
※「福岡県GAPチェックリスト(仮)」は策定後、HPに掲載予定
なお、「福岡県GAP認証制度」における認証の申請については、令和6年度受付分までとし、令和5年度及び6年度に取得された認証の有効期間については、令和8年度末までとします。
また、このことに係る福岡県GAP認証制度実施要領の改正等、必要な事項については、後日、ホームページでお知らせいたします。
国際水準GAP認証取得に向けた支援
福岡県国際水準GAPレベルアップ支援事業
- 事業主体 認定農業者、認定新規就農者、営農集団
- 補助対象 国際⽔準GAP認証の取得(初回のみ)及び取組実施に必要な環境整備に要する経費
- 補助率 1/2以内(上限50万円)
- 相 談 お住まいの市町村またはお近くの農林事務所、県庁食の安全・地産地消課
- 交付要綱 福岡県食の安全・地産地消対策関係補助金交付要綱
国際水準GAPレベルアップ研修
- 目 的 国際水準GAPの知識とスキルを学ぶことができる研修です
- 開 催 令和7年2月頃開催予定 ※詳細は決定次第お知らせします
福岡県GAP認証制度 ※申請受付は終了しました
福岡県GAP認証制度(以下、「県GAP」という)とは、県が定めるGAP点検項目に基づいた取組が実践できていることを県が認証する制度で、平成30年2月に創設しました。
※GAPとは、Good Agricultural Practice の略であり、「農業生産工程管理」と訳されています。
農業において、「食品安全」「環境保全」「労働安全」等の考え方を兼ね備えた、持続可能な農業生産を確保するための取組です。
制度の概要
(1)対象者
県内に在住の個人(農業者、農事組合法人、農地所有適格法人)、生産部会等の団体
(2)対象品目
「野菜」、「果樹」、「茶」、「米」、「麦」、「きのこ」、「その他作物(食用)」、「その他作物(非食用)」
(3)点検内容
「食品安全」「環境保全」「労働安全」で約80の点検項目で構成
(4)申請について
生産する品目ごとに申請
(5)認証費用
無料。ただし、残留農薬分析や水質調査等の費用は、申請者が負担。
(6)認証の有効期間
2年間
取組のメリット
・県GAPに取り組むことで、食品安全、環境保全、労働安全の確保はもとより、農業経営の改善や効率化を図ることができます。
・取引先からの要請などで、GLOBAL G.A.P.(グローバルギャップ)やASIA GAP(アジアギャップ)等のGAP認証取得へとレベルアップする際に、スムーズに移行することができます。
・福岡県内にて、多くの生産者や生産組織が県GAPに取組むことで、消費者や取引先の信頼が高まり、産地の競争力が強化されます。
福岡県GAP導入の手引き
認証制度実施要領等(県GAP点検シート、様式等)
※申請者要件に「農業の専門学科を有する教育機関」を追加しました
また農業の専門学科を有する教育機関については、面積要件を課さないことを追記しました(R4.10月)
県GAP表示物セット
県GAPに取り組む際は、下記表示物セットをご活用ください。