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10月15日(日)から20日(金)に、知事、県議会、九州経済連合会、九州大学、県内バイオスタートアップ等で構成する「福岡県ボストン・ニューヨーク訪問団(以下、県訪問団)」がボストン及びニューヨークを訪問しました。
10月16日、県訪問団は、起業家教育の分野で九州大学と交流があるMITマーティン・トラスト・センターを訪問し、センター長であるビル・オーレット教授とセンターの活動や起業家教育に関する考え方について意見交換を行いました。
知事は、訪問団の受け入れに感謝を述べるとともに、「今回の訪問を契機として、これからお互いの関係をさらに深めていくことができれば大変うれしく思う」とあいさつしました。
(写真)あいさつする知事
(写真)ビル・オーレット教授(前列左から6番目)、クスマノ教授(前列左から7番目)と県訪問団
10月16日、県訪問団は、マサチューセッツ州政府を訪問しました。ヒーリー知事とは、両県州の交流を促進していくことを確認するとともに、ハオ経済長官とは、バイオ分野における投資や具体的なビジネスの実現に向けた意見交換を行いました。
知事は、マサチューセッツ州がバイオ産業の育成や産業基盤の構築などに積極的に取り組まれていることに敬意を表するとともに、「今回の訪問を契機として、両県州の共通の関心分野であるバイオ産業において、緊密な交流関係を構築したい」とあいさつしました。
(写真)ヒーリー知事と知事
(写真)鈴木総領事(左から1番目)、ハオ経済長官(左から3番目)、ヒーリー知事(左から6番目)と県訪問団
10月16日、県訪問団は、mRNA(メッセンジャーアールエヌエー)技術の先駆者であるモデルナの本社を訪問し、同社幹部から、同社の成長の推移や今後の事業計画等について話を伺いました。
(写真)訪問の様子
10月16日、現地の製薬企業やベンチャーキャピタル等を対象としたピッチイベント「Fukuoka Innovation Night」を開催しました。在ボストン日本国総領事館を会場とする地方自治体主催初のピッチイベントには、定員を超える約100名もの方々が来場しました。
知事は、「『世界から選ばれる福岡県』への挑戦」と題し、本県のバイオ産業振興策についてプレゼンテーションを行ったほか、県が支援しているバイオベンチャーなどによるピッチが行われ、イベント後の交流会では具体的なビジネスに繋がるネットワーキングが活発に行われました。
(写真)プレゼンテーションする知事
10月17日、ボストンのバイオコミュニティを束ねる支援機関であるMass Bio(マスバイオ)を訪問し、その取り組みを伺うとともに、県内バイオスタートアップがピッチを行い、Mass Bioからバイオベンチャー支援に対する有益な助言・提案をいただきました。
知事は、本県がバイオ産業が盛んであることに触れ、「これから福岡県とマサチューセッツ州との間で、バイオコミュニティのさらなる発展に向けて連携関係を構築したい」とあいさつしました。
(写真)あいさつする知事
10月17日、県訪問団は、現地金融機関との昼食会に出席しました。
知事は、日本政府が新たに打ち出した「資産運用特区」の最有力候補に福岡県が挙げられていることに触れ、誘致に向けたプレゼンテーションを行いました。
(写真)昼食会の様子
(写真)参加者と意見交換する知事
10月17日、県訪問団は、福岡に拠点を構える世界有数の金融機関であるステート・ストリートを訪問しました。
知事は、福岡県において九州経済連合会や九州大学、福岡市などで「TEAM FUKUOKA」を立ち上げ、国際金融機能の誘致に取り組んでいることに触れ、「今後も福岡の国際金融機能誘致の取り組みに対し緊密な連携をお願いしたい」とあいさつしました。
(写真)あいさつする知事
(写真)ルー・マイウリ社長と知事
(写真)ブレンダ・リオンズ上席副社長(左から1番目)、ルー・マイウリ社長(中央)、高橋秀行ステート・ストリート信託銀行取締役会長(右から1番目)
10月17日、2025年春に本県への拠点開設を検討している世界的なスタートアップ支援機関CIC(ケンブリッジ・イノベーション・センター)の本部を訪問し、拠点開設に向けた福岡での事業展開に関するCICの方針を伺うとともに、本県との連携などについて意見交換を行いました。
知事は、本県が国内外の投資家やスタートアップ等の誘致を推進していることに触れ、「今回の訪問を機に、グローバルなネットワークをもつCICとの連携をさらに強化したい」とあいさつしました。
(写真)意見交換の様子
(写真)CIC本部の皆さんと
10月18日、県訪問団は、ニューヨーク最大の八女茶取り扱い店である日本茶専門店「kettl(ケトル)」を訪問し、創業者のザック・マンガン社長とニューヨークにおける八女茶の評価等について意見交換を行いました。
知事は、ザック氏が生産者や茶商とのオンライン商談会や八女茶講座など、八女茶の認知度向上、販売促進に取り組んでいることに触れ、ニューヨークで八女茶のトレンドを起こしていくためにどういったプロモーションが効果的か伺うとともに、「引き続き福岡県が誇る八女茶をご贔屓いただきたい」とあいさつしました。
(写真)意見交換の様子
10月18日、県訪問団は、ニューヨークの3つ星レストランである「イレブン・マディソン・パーク」で、オリジナルメニューと八女茶とのペアリング試食会を開催し、メディア関係者やインフルエンサー、飲食店関係者の皆さまに料理と相性の良い玉露や抹茶を堪能いただきました。
知事は、「ニューヨークの皆さんに八女茶を楽しんでいただき、八女茶のファンになっていただき、トレンドの中心であるニューヨークから八女茶の魅力を発信していきたい」とあいさつしました。
(写真)試食会で挨拶する知事