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知事定例記者会見 令和4年4月26日(火曜日)

更新日:2022年4月26日更新 印刷

知事定例記者会見 令和4年4月26日(火曜日)

この会見録は発言をそのままではなく、文章とする際読みやすいように整理したものです。

この知事記者会見録の模様は、  ふくおかインターネットテレビ  動画配信しています。

発表事項

ゴールデンウイーク期間中の新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策について

(新型コロナウイルス感染症対策本部(事務局:がん感染症疾病対策課))

 

記者提供資料(無料検査) [PDFファイル/252KB]

記者提供資料(連休中の診療・検査体制) [PDFファイル/595KB]

記者提供資料(酸素投与ステーション受入れ) [PDFファイル/82KB]

 

 

 

(知事)今週から大型連休、ゴールデンウイークに入ります。本日は、このゴールデンウイーク期間中の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策について、県民の皆様にお願いをさせていただきます。

 今年は、令和元年以降3年ぶりに、飲食店等の営業時間短縮要請など、厳しい措置がないゴールデンウイークとなります。

 しかし、福岡コロナ警報は発動中です。毎日報道等で伝えられていますが、新規陽性者数は2,000人前後が続いています。また、より感染性が高いとされるBA.2系統への置き換わりが進んでおり、決して気を緩めることはできない状況にあります。

 連休中に、お出かけや、お友達やご親戚等との会食などの計画を立てている方も多いと思います。しっかりと感染防止対策をとり、気を引き締めつつ、それぞれのご予定を楽しんでいただきたい。

 最大の感染防止対策は我々自身の行動にあります。まず、ワクチンを接種した方も含め、マスクの正しい着用、こまめな手指の消毒、三密の回避。そして、大分暖かくなり、窓も開けやすくなったので、お部屋の換気など、基本的な感染防止対策の徹底を改めてお願いします。

 外出については、目的地の感染状況や、利用するお店や施設の感染防止対策がしっかり行われているかをよく確認して行動していただき、手指消毒、検温等を忘れずにお願いします。

 ゴールデンウイークで、久しぶりに里帰りをされ、普段なかなか会えない人と会う機会も増えると思いますが、自分の体調を考え、軽い発熱や倦怠感など、少しでも体調に異常を感じた場合は、そういったご予定を控えていただきたいと思います。

 特に高齢者や基礎疾患のある方が感染した場合、重症化してしまうリスクが高いので、ご自身で気をつけていただくことと同時に、こういった方々とお会いになる方々は、マスクを外す飲食などの場面では、いつも以上に慎重な行動をお願いいたします。

 ゴールデンウイーク中に、自分は感染していないか不安を感じる方、無症状だけど大丈夫なのか心配な方は、里帰りや旅行、会食などの前に、県が設けている無料検査所で新型コロナの検査を受けていただきますようお願いします。

 従来の検査所に加え、この連休中、4月28日から5月8日まで、博多駅近くの博多グリーンホテル2号館に臨時の検査所を開設します。博多駅から近く便利ですので、無症状だが感染の不安を感じる方は、ぜひご利用ください。

 このほかにも、福岡空港や北九州空港をはじめ、県内各地に500の検査拠点があります。ここでも引き続き検査を実施しますのでご利用ください。詳しくは県のホームページでご確認をお願いします。

 それから、もし発熱等の症状がある場合は外出を避けていただき、医療機関の受診をお願いします。また、コロナの陽性になり、自宅療養中に症状が悪くなった方は、平日の日中であれば保健所で、夜間・休日は県のメディカルセンターの専用ダイヤルへご相談をいただければと思います。

 県では、連休中も対応可能な医療機関を地域ごとに確保しています。相談窓口である県庁のコールセンターでは、一般相談と後遺症相談を24時間体制で対応しています。

 また、連休中は平日と比べ、医療機関がお休みになり、受入体制が十分でないことが想定されます。もし、自宅療養されている方が、酸素投与が必要な状況となった場合に、自宅待機のままとなることのないよう、4月29日から福岡市内に臨時の酸素投与ステーションを開設します。直ちに医療機関で受入れができないような場合には、この酸素投与ステーションで臨時的な対応をして備えることとしています。

 飲食の場面についてですが、連休中は、久しぶりに会う皆さんと会食をする機会も増えると思います。外出の際は、感染防止認証店をはじめ、感染防止対策を徹底しているお店を選んでいただきたいと思います。現在、感染防止第三者認証を受けている、いわゆるゴールドマークを表示してあるお店は県内に2万店あります。こういった感染防止対策を徹底しているお店を選んで、会食等をお楽しみいただければと思っています。

 また、飲酒を伴う会食の場合は、個人のお宅での集まりも含め、飲食をする時間は2時間程度を目安として、長時間を避けるようお願いします。また、お部屋の換気をしっかり行っていただきたいと思います。

 それから、温泉など、県内で宿泊をされる場合もあると思いますが、そういった場合も、感染防止認証マークを表示してあるホテルや旅館など、感染防止対策を行っている宿泊施設を選んでお楽しみいただければと思います。

 ワクチンについてです。現在、2回目接種済の高齢者の方の3回目のワクチン接種率は9割を超える状況になりましたが、本県においても20代、30代の方が2割台、3割台と、依然として若い世代の3回目のワクチン接種率が低い状況です。

 若い世代でも、場合によっては重症化するおそれがあります。また後遺症についても懸念があります。ワクチン接種を希望される方でも、お仕事の都合などでなかなか予定が立てにくい、予約が入れられにくいということもあろうかと思いますが、ぜひこの連休の機会を活用して、市町村や県などが設置している接種会場で接種をご検討いただきたいと思います。

 県が県内4か所に設置している広域接種センターでは、予約なしで接種することができます。これは連休中も同様ですので、ぜひ接種を検討されている方は、この連休を活用して、3回目のワクチン接種をしていただければと思っています。

 最初に申しましたが、最大の感染防止対策は私たち自身にあります。ご自身を守ることはもとよりですが、ご家族やお友達など、周囲の大切な人々を守るために、一人一人が基本的な感染防止対策を徹底していただきますよう、改めてお願い申し上げます。

 そういった感染防止対策を徹底していただいた上で、ゴールデンウイークは感染防止認証店のゴールドマークを目印にして、飲食、宿泊、このダブルの安心で福岡の食と旅を楽しんでいただければと思っています。みんなで力を合わせて、感染防止対策と社会経済活動の両立を図るウィズコロナに向けた歩みを進めてまいりましょう。ゴールデンウイークの間の感染防止対策、何とぞよろしくお願い申し上げます。

質疑応答

(読売新聞)ゴールデンウイーク期間中に設置される臨時の無料検査拠点は、県外の方も受けられるのですか。

(知事)はい、受けられます。駅や空港などを利用して福岡県に来られた方については、ご親戚などに会われる前に、無料の検査所を活用していただければと思います。

(読売新聞)ここは予約せずに受けられるのですか。

(知事)予約は特に要りません。ただ、混雑する場合もありますので、予約なしの場合は、少しお待ちいただく可能性はあると思います。

 

(読売新聞)酸素投与ステーションについてですが、病床ではなく、一時預りを開設されるのは、どういった狙いがあるのでしょうか。

(知事)自宅療養中に、症状が悪化して酸素投与が必要となる場合があります。ただ、医療機関も連休中は救急受入体制が通常より弱くなりますので、県としては福岡市内に酸素投与ステーションを臨時に開設して、万一の場合に対する備えをしておこうということです。

 

(読売新聞)今のところ陽性者数が2,000人前後で続いていて、全国的に見ると九州がかなり多いような状況ですが、現状の感染状況にあたり、県は独自の感染再拡大防止対策期間を設けられて対策を打ってきたわけですけれども、今後の対策というか、現時点でのお考えをお聞かせいただけますか。

(知事)現状の認識を申し上げますと、4月中旬以降は前の週の同一曜日を下回る日が続きましたが、ここ3日間ほどは前の週の同じ曜日を上回っています。やはり、いまだに下げ止まりの状況にあると言わざるを得ないと思っています。

 そして、新規陽性者の内訳を見ると、ここのところ、10代以下の方の割合が増えてきている状況です。決して気を緩めることなく、みんなでそれぞれの感染防止対策を確認しながら、慎重に行動していくことが、第一であると思います。

 それと、ワクチン接種。厚労省アドバイザリーボードの脇田座長も、ワクチンによる予防効果はあるとおっしゃっておられます。3回目のワクチン接種率は20代~30代の若い世代の方がまだ非常に低い状況です。ワクチン接種を検討されている方は、この連休を活用していただきたい。飛び込みでも受けられるように、予約なしで接種できるようにしていますので、ぜひワクチン接種を検討いただければと思います。

 

(読売新聞)先日、北九州市の旦過市場が火災に遭い、知事もその後に視察に行かれたかと思いますが、市のプロジェクトチームに県がオブザーバーとして入るということで、今後、どういった支援を県としては考えているのでしょうか。

(知事)私も発災翌日の20日に秋田県議会議長や北橋市長とご一緒に現地を視察させていただきました。私も旦過市場はよく母に連れられて小さい頃から買い物に行っていた場所なので、火事の現場に立って茫然としました。被災者の皆さんにお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く事業の再開、継続を図っていただかなければいけないと思っています。

 そういったことから、視察当日の20日北九州中小企業振興事務所に相談窓口を開設しました。現時点では、この相談窓口への相談件数は1件です。

 また、旦過市場の商店街組合などに、県税の減免や申告期限の延長などの対応もできるということについて、中小企業振興事務所からご説明をさせていただいたところです。

 こういったことと併せて、北九州市が立ち上げたプロジェクトチームに、県もオブザーバーとして参加しています。

 北橋市長も昨日の会見でおっしゃっておられますように、再整備、いわゆる区画整理に、北九州市が施行者として取り組もうとしている、その矢先の火事であります。この再整備に向けては10年以上に渡って、地元の方々と北九州市がずっと協議を重ねてこられた経緯もございます。今回被災された方の中にも、この再整備についていろんなご意見やご意向もあると伺っています。北九州市としても、きめ細かに被災された方々のご意向や意見をお伺いして、今後の対応を考えていきたいとのことですので、我々も北九州市や市の商工会議所とも連携しながら、今後対応してまいりたいと考えています。

 

(RKB)新型コロナウイルスのゴールデンウイーク対策の件に関連して、今年はゴールデンウイークの恒例行事、博多どんたく港まつりのパレードが3年ぶりに開催されますが、そのことについて一言いただければと思います。

(知事)博多どんたくは、博多の、福岡の市民の祭りであると同時に、全国的にも非常に有名な祭りです。これが3年ぶりに再開できる。これは非常に喜ばしいことだと思っています。

なお、実施に当たっては、演舞台を半分に減らしたり、パレードの規模も縮小するなど、新型コロナ対策にも十分配慮をして、またウェブなども活用しながら、どんたくを実施していくと伺っています。観覧される市民の皆さん、観光客の皆さんも、感染防止に十分注意していただきながら、どんたくを楽しんでいただければと思っています。

 

(西日本新聞)ゴールデンウイークの過ごし方について、県境をまたぐ移動については、改めて県民の方や、県外の方にどう呼びかけたいのかということと、経済活動を進めていく際のイメージというか、その判断の根拠を教えていただきたいということ。最後に、仮にゴールデンウイーク中に感染状況が変わってきた場合、期間中に何か対策を追加していく可能性があるのかについて、お伺いします。

(知事)県境をまたぐ移動について、今回は県民の皆さんの行動について厳しいお願いをすることはありませんので、特に県境をまたぐ移動を控えていただくなどということはありません。

 ただ、行き先の感染状況も変化しますし、利用される施設も、県内、県外を問わず、感染対策を十分に確認し、安全なところで楽しんでいただくことが必要であると思います。

 経済活動の再開についてですが、ワクチンも開発されている、また接種率も順次上がってきている。そして、経口治療薬も開発される。また、飲食店等も含めて、第三者認証制度が進んできており、市民、県民の皆さんの感染防止対策に対する意識、行動も非常に慎重に行っていただいているということ。医療提供体制についても、当初の頃に比べると、病床の確保、宿泊療養施設の確保、あるいはその活用といった点も充実してきている。こういった様々な条件と現在のオミクロン株の特性を踏まえたときに、我々は、経済活動や、地域活動等も含め、しっかり感染防止対策を行いながら、社会経済活動を共に進めていくウィズコロナの歩みを進めていかなければいけないと思っています。そのためにも、このゴールデンウイークで感染が再拡大するようなことのないように、みんなで気をつけながらやっていこうということでございます。

 また、ゴールデンウイーク中に感染状況が変わった場合について、そういうことがあってはならないと思いますが、急激な感染拡大など感染状況の変化がありましたら、それは当然、我々も機動的に対策を取っていきます。

 

(KBC)コロナ関係の件でお伺いします。政府も、駅や空港などに、無料検査場を設置するという方針を示していますが、政府の方針と今回の県の方針は合致しているものですか。

(知事)全くそれは同じ方針です。

(KBC)予算等もですか。

(知事)本県もこれを実施するに当たっては、国の交付金等を活用しています。

 

(KBC)北海道で船舶の事故が起きています。一部報道では、福岡県在住の方も乗っていたのではないかという話も出ていますが、福岡県として、把握されていることはありますか。

(知事)一部報道で、福岡の方もいらっしゃると報道されていることは私も承知しております。ただ、現在、海上保安庁で捜索も進められていますし、乗船者の情報は第1海保で一括して所管されており、正式な公表はあっていないので、事実関係も含めまして、私から現段階でのコメントは差し控えさせていただきたいと思っています。

 

(西日本新聞)G7の誘致について、先般、報道で政府が広島市を有力に検討しているとありましたけれども、知事の受け止めをお願いできますか。

(知事)そういった報道があったことは承知しています。本県もその後、政府の窓口にご連絡しましたが、政府での検討は現在も継続中ということですし、また、4月18日の松野官房長官の会見でも、現時点では何ら決まっているものではないと明言されています。私もそのように受け止めています。

 いずれにしても、G7参加国の中でアジアから参加をしているのは、唯一、日本です。アジアと世界をつなぐという日本の役割を強くアピールするためには、アジアのゲートウエイとして長い歴史を持ち、また未来に向けてアジアと深くつながっていこうとしている、この福岡で開催することが効果的であると思っていますし、この点を、岸田総理にお目にかかった際も強くアピールさせていただきました。

 さらに言えば、3年前のG20財務大臣会合のときにも警備面は何ら問題なく、しっかり実施できたといった警備面の実績、さらには、このときに比べ、ホテル等の受入れ環境も福岡は格段に充実しています。こういったことも併せて、政府関係機関にはお伝えしており、また、政府の調査にも対応させていただいているところです。これからも政府の正式決定を待ちたいと思います。

 

(終了)

 

 

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