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全国初!プラ製医薬品ボトルの環境配慮設計ガイド策定 ~リサイクルしやすい医薬品ボトルで循環型社会を実現~

発表日:2025年4月23日 14時00分 印刷
担当課:
循環型社会推進課
直通:
092-643-3381
内線:
3494
担当者:
高木

  福岡県は、使用済プラスチックの再資源化を促進するため、令和4年度から令和6年度にかけて、(公財)福岡県リサイクル総合研究事業化センター、(公社)福岡県薬剤師会及び大日本印刷(株)と共同で、「使用済医薬品ボトルの回収・再資源化に向けた実証事業」に取り組みました。

 この実証事業の中で、リサイクルしやすい医薬品ボトルの設計の重要性が明らかになったため、この度、全国で初めて「プラスチック製医薬品ボトルのリサイクルに向けた環境配慮設計ガイド(最終案)」を策定しました。このガイドを活用し、国や医薬品業界等に医薬品ボトルのリサイクルを働きかけていきます。

 なお、このガイドは、包装技術分野における顕著な業績をあげた取り組みとして第48回木下賞(包装技術賞)※を自治体として初めて受賞しています。

 ※公益社団法人日本包装技術協会が包装技術分野において顕著な業績をあげた取り組みを表彰

1 背景

  • 薬局等で使用済となったプラ製医薬品ボトルは、リサイクルに適した良質な素材でありながら、分別が進まず、これまで廃棄されていました。
  • 実証事業では、医薬品ボトルの回収、運搬、再生プラ製品製造に取り組み、薬局における回収スキームを確立しました。
  • リサイクルを更に進めていくため、医薬品ボトルの環境配慮設計のあり方について検討し、ガイドを策定しました。

2 環境配慮設計ガイド(最終案)の概要​

 本ガイドでは、医薬品ボトルのリサイクルを促進するため、ボトル本体、キャップ、ラベル、緩衝材など、各部材の材質、色、形状等について、具体的な設計指針を提示。

ガイドの概要

(リサイクルに適した医薬品ボトルのイメージ)

※ガイドは、本実証事業に関する以下の県ホームページに掲載しています。

福岡県ホームページ

3 木下賞(包装技術賞)の受賞について

本ガイドの中間案と、本実証事業において製作した「お薬手帳カバー」「お薬ボックス」が第48回木下賞(包装技術賞)を、自治体として初めて受賞しました。

○ 受賞取組名

「プラスチック製医薬品ボトルの『環境配慮設計ガイド(中間案)』の策定と、再生原料からの再生製品作成」

○ 受賞者

・福岡県

・公益財団法人 福岡県リサイクル総合研究事業化センター

・大日本印刷株式会社

・公益社団法人 福岡県薬剤師会

 賞状

 第48回木下賞(包装技術賞)賞状

4 実証の実施体制

実証の実施体制

5 関係者連絡先

〇 事業全般に関すること

 公益財団法人福岡県リサイクル総合研究事業化センター

 (担当:プロジェクト推進班 田尻、大塚)

 〒808-0135 北九州市若松区ひびきの2-1 産学連携センタービル4階

 TEL:093-695-3069 ホームページ(新しいウィンドウで開きます)​

 

〇 薬局での医薬品ボトルの回収・実証に関すること

 公益社団法人福岡県薬剤師会(担当:角田)

 〒812-0018 福岡県福岡市博多区住吉2丁目20番15号

 TEL: 092-271-3791 

 

〇 環境配慮設計ガイド(最終案)に関すること

 大日本印刷株式会社(担当:柴田) DNP GREEN PARTNER

  〒162-0062 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1−1

  ホームページ(新しいウィンドウで開きます)​

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