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サステナブルな陶土「山田土(やまだつち)」を使った陶器をお披露目! ~高取焼の窯元が7月31日に知事を訪問します~
県では、(公財)福岡県リサイクル総合研究事業化センター(リ総研)を通じて、産学官民連携による研究開発やその事業化を支援しています。
高取焼の窯元である(有)鬼丸雪山窯元(おにまるせつざんかまもと)(東峰村)、日本硅砂鉱業(にほんけいさこうぎょう)(株)(嘉麻市)、福岡県工業技術センター化学繊維研究所の三者は、リ総研の支援を受けて共同研究を進め、硅砂副生成物を使用し陶芸用粘土(陶土)の資源枯渇問題に対応する全国初のサステナブルな陶土「山田土」を開発しました。
この「山田土」を用いた陶器を制作した(有)鬼丸雪山窯元が、7月31日に知事を訪問し、研究成果を報告するとともに、陶器を贈呈します。
1 日時
令和7年7月31日(木) 15時~15時20分
2 場所
福岡県庁8階 特別会議室
3 来訪者
(有)鬼丸雪山窯元 代表取締役 鬼丸 祐輔
4 対応者
福岡県知事 服部 誠太郎
5 次第
(1)来訪者紹介、挨拶
(2)陶器贈呈
(3)知事挨拶
(4)記念撮影
6 サステナブルな陶土「山田土」について
・モルタル原料(硅砂)生産時の規格外品(副生成物)を、陶芸用粘土(陶土)の原料として活用し、陶器産地と硅砂 産地が抱える2つの課題を同時に解決するサステナブルな陶土。
・嘉麻市内で令和7年3月から製造・販売を開始。
参考
〇(有)鬼丸雪山窯元について
・企業名:有限会社 鬼丸雪山窯元
・所在地:福岡県朝倉郡東峰村小石原962-1
・代表者:代表取締役 鬼丸 祐輔(おにまる ゆうすけ)
・開窯:1965年
・主要製品:伝統ある茶陶から陶器の新しい可能性を追求し作陶。繊細さの中に上品さを感じさせる作風が魅力。本格的な茶器や花器をはじめ、高取焼の特徴を活かした「香るカップ」が人気。G20(2019年6月、福岡市)で各国財務大臣への記念品として贈呈。高取焼スピーカーは素材の特徴で高音が特に美しくヨーロッパ中心に人気がある。
・ホームページ:https://takatoriyaki.com/ja/
〇日本硅砂鉱業(株)について
・企業名:日本硅砂鉱業株式会社
・所在地:福岡県嘉麻市中益6番地5
・代表者:代表取締役 斎藤 晃(さいとう あきら)
・設立:1986年
・事業内容:高品位硅砂の製造販売(窯業硅砂、建材用硅砂、コンクリート二次製品、浄水場ろ過材硅砂、ゴルフ場バンカーサンド、焼目土砂、農業薬品用硅砂、バイオマス発電用硅砂)
〇福岡県工業技術センター化学繊維研究所について
・機関名:福岡県工業技術センター
・所在地:福岡県筑紫野市上古賀3-2-1
・代表者:所長 野見山 修治(のみやま しゅうじ)
・業務概要:県内産業振興に資する競争力のある自立した中小企業の育成をめざし、地域産業や企業が抱える課題やニーズを把握し、その解決を支援する。
・ホームページ:https://www.fitc.pref.fukuoka.jp/
〇福岡県リサイクル総合研究事業化センターについて
・機関名:公益財団法人 福岡県リサイクル総合研究事業化センター
・所在地:福岡県北九州市若松区ひびきの2-1 産学連携センタービル4階
・代表者:センター長 中村 崇(なかむら たかし)
・業務概要:循環型社会の実現に寄与するために、産学官民による共同研究体制でリサイクル技術や社会システムの開発を行い、その実践を支援する先導的な拠点として、研究開発事業や環境情報事業等を実施。
・ホームページ:https://www.recycle-ken.or.jp/
令和7年3月17日の記者発表資料
「全国初!産官連携で資源枯渇問題に対応するサステナブルな陶土 「山田土(やまだつち)」の製造・販売を開始!」をご参照ください。