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福岡県アライグマ防除実施計画を策定しました!
福岡県アライグマ防除実施計画を策定しました!
○令和5年4月、改正外来生物法が施行され、特定外来生物防除の役割を都道府県や市町村が担うこととなりました。
○これを受け、令和5年6月に動植物の専門家からなる特定外来生物防除対策検討委員会を立ち上げ、生態系や人の健康、農林水産業への影響を踏まえ、特定外来生物の種ごとの防除の緊急度を検討しました。優先的に防除する種はアライグマであるとの委員会意見を受け、県では、アライグマを優先防除対象種に選定し、本計画を策定しました。
〇本県におけるアライグマは、平成16年度の初確認以降、令和4年度までの間に50市町村で生息が確認され、発見件数や農産物被害などは年々増加傾向にあります。
○また、生態系への被害や人獣共通感染症の問題を抱える特定外来生物アライグマの防除は、ワンヘルスを推進する本県としても重点的に取り組んでいく必要があります。
〇このことから、本計画により、県、市町村、防除従事者、地域住民が連携して防除実施体制を構築し、計画的、効果的及び継続的な防除を実施してまいります。
計画の概要
1 特定外来生物の種類
・アライグマ(学名:Procyon lotor)
・カニクイアライグマ(学名:Procyon cancrivorus)
2 実施主体
福岡県(計画参加38市町村)
3 防除区域
福岡県全域
4 防除期間
令和6年3月25日~令和11年3月31日
ただし、必要に応じて計画の内容や計画期間等を見直すものとします。
5 計画の目標
本県におけるアライグマによる生態系、農産物及び生活環境に係る被害の軽減と分布域の拡大防止を目的とし、最終的には本県における野外からの完全排除を目標とします。
ただし、防除従事者が不足している現状を踏まえ、本計画期間中は捕獲体制の確立と生息数の低下を目指します。
6 防除の内容
原則として箱わなを用いて捕獲し、適切に処分します。
計画の公表
本計画は福岡県ホームページに掲載しています。