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第2回福岡県森林環境税検討委員会
更新日:2016年12月1日更新
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第2回福岡県森林環境税検討委員会の概要
1 日時
平成28年11月17日 木曜日 15時00分から16時40分
2 場所
県庁 10階 特1会議室
3 次第
(1)開会
(2)農林水産部次長あいさつ
(3)委員長あいさつ
(4)議事 1森林環境税によるこれまでの取組の詳細
2本県森林・林業の現状と課題
(5)閉会
4 委員の主な発言内容
- 森林所有者の話を聞くと、道から近いなどの立地条件にもよるが、子供の世代になると自分の山がどこにあるかも分からないし、境も分からない、山には入らないという人が多い。そして、間伐して赤字になるなら手入れはしないというのが今の森林所有者の考え。
- 林業経営が困難な人工林は、全て自然林に移行していったら良いと思う。現行対策で再生された森林の現地視察では、間伐の本数が足りない気もした。
- 地域の実情に応じた取組、例えば、海岸林の松くい虫の被害について、自然条件が非常に厳しい海岸防災林の松林をどのように保全するかなどの議論も必要。
5 委員長のまとめ
- 林業を取り巻く情勢が厳しい中、路網が整備され、高性能林業機械で作業ができる森林では、林業経営が展開され、木材生産量は増加傾向である。
- 森林環境税の導入以降、荒廃森林の再生が進む一方で、林業経営が困難な森林では、手入れが行われず、荒廃が進む恐れがあり、その面積は約3万haになるとの予測が示された。
- 次回の検討委員会では、荒廃の恐れがある森林に対してどういうふうに保全すべきか、という議論が必要だし、その費用についても示していただきたい。
- さらに、海岸林等の議論もあったが、地域の意見も踏まえて検討していくことが必要。
- また、森林の現状や森林環境税について、県民の方々の理解を得るとか、PRが必要であるということについての議論も非常に大切。