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〔2〕処理
- PCB廃棄物は、PCB特措法に基づき、期限内処理が必要です。
- その種類は大きく分けて、高濃度PCB廃棄物と低濃度PCB廃棄物に分けられ、それぞれ処理について次のとおり決められています。
1 高濃度PCB廃棄物(高圧変圧器、高圧コンデンサー、安定器等)
(1) 処理手続きについて
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福岡県内の高濃度PCB廃棄物の処分期間は既に終了。
2 低濃度PCB廃棄物(上記1以外のPCB廃棄物(汚染物等含む))
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○ 参考資料 : 低濃度PCB廃棄物の処理について [PDFファイル/183KB]
(注) 環境省の通知において、「廃重電機器等(変圧器等の重電機器及びOFケーブル)について、機器毎に測定した当該廃重電機器等に封入された絶縁油中のPCB濃度が処理の目標基準である0.5mg/kg以下であるときは、当該廃重電機器等は、PCB廃棄物に該当しないものである」とされております。
参考 : 【環境省】重電機器等から微量のPCBが検出された事案について(新しいウィンドウで開きます)
: 【環境省】ポリ塩化ビフェニル汚染物等の該当性判断基準について(通知)(新しいウィンドウで開きます)
(1) 処理について
- 【処理期限】 令和9年3月
- 【処理先】 【環境省】廃棄物処理法に基づく無害化処理認定施設(新しいウィンドウで開きます)
実際の施設稼働状況や処分できる廃棄物の具体的な内容、処分費用などについては、各処理施設に直接お問い合わせください。
(2) 環境保全施設等整備資金融資制度
福岡県では、県内の中小企業者又は中小企業団体に対して、PCB廃棄物の処理等に要する資金を融資する制度を設けています。
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1) 融資を利用できる方
1 中小企業者又は中小企業団体であること。
(注) 医業を主たる事業とする医療法人、社会福祉法人等についても利用可。
2 県内に工場又は事業所を有し、現に事業を営んでいること。
3 県の事業税を滞納していないこと。
4 暴力団、暴力団員又は暴力団若しくは暴力団員と密接な関係を有しない者。
5 許認可等が必要な業種の方は、その許認可等を取得していること。
6 環境関係法令、福岡県環境保全施設等整備資金融資制度要綱の各規を遵守できる者。
2) 融資対象
・ トランス類、コンデンサ類、安定器を含むPCB汚染物等のPCB廃棄物を処理するための費用(運搬費用等含む)
・ PCBを含む機器の処理に伴う買い替え費用
3) 融資条件(申込から融資決定までに、1ヶ月~2ヶ月程度を要します)
融資限度額: 1企業4,000万円以内(千円単位)
融資期間 : 10年以内(融資額が1,000万円未満の場合は7年以内)
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返済期間のうち1年以内の据置が可能
融資利率 : 年1.1%
返済方法 : 元金均等月賦償還(千円単位)
信用保証 : 福岡県信用保証協会の審査が必要(信用保証料率は、0.45%~1.9%)
(注) ただし、割引料率を適用できる場合があります。
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保証人 : 法人は代表者のみ(個人は不要)
担保 : 必要に応じて徴する
詳しくは「環境保全施設等整備資金融資制度(福岡県環境部循環型社会推進課ホームページ)」(同じウィンドウで開きます)を御覧ください。
(3) 収集・運搬について
- PCB廃棄物のうち、PCB濃度が100,000mg/kg以下の汚泥、紙くず、木くず、繊維くず及び、廃プラスチック類並びにPCB濃度が5,000mg/kg以下のPCB含有廃油、金属くず等及び、PCB処理物の収集・運搬は、「低濃度PCB廃棄物収集・運搬ガイドライン」に沿って実施してください。
- 詳しくはこちらを御覧ください。 → [環境省]低濃度PCB廃棄物収集・運搬ガイドライン(新しいウィンドウで開きます)
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(4) 日本政策金融公庫の融資(財政投融資)について
PCB廃棄物処理は、日本政策金融公庫における環境・エネルギー対策資金(国民生活事業、中小企業事業)の融資対象となります(詳細は下記ホームページを参照願います)。
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