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7月28日は「日本肝炎デー」
7月28日は「日本肝炎デー」
平成24年度からWHOが開始した「世界肝炎デー」と同日である7月28日を「日本肝炎デー」と定め、肝炎ウイルス検査の受検勧奨、新たな感染予防のため、すべての国民に対して、予防、治療に係る正しい理解が進むよう普及啓発及び情報提供を推進しています。
福岡県の肝炎対策について
肝炎は、適切な治療を行わず放置すると、肝硬変・肝がんといった、より重篤な病態に進行するおそれがあります。福岡県の肝がんによる死亡者数は減少傾向にありますが、毎年、約1,300人の方が亡くなっており、肝がんによる死亡率は、全国と比べて、依然として高い状況にあります。
福岡県における肝炎ウイルス無料検査
肝臓がんの多くは肝炎ウイルスが原因であり、肝炎ウイルスを早期に発見し、治療することで肝臓がんを予防できます。福岡県ではB型及びC型肝炎ウイルス検査を無料で実施しています。この検査は、B型及びC型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べる血液検査です。
この機会に身近な医療機関で検査を受けましょう!
(1)医療機関
対象者:福岡県(北九州市・福岡市・久留米市を除く)在住の20歳以上で、過去にB型肝炎ウイルス検査及びC型肝炎ウイルス検査を受けたことがない方で下記のア~カのいづれかに該当
ア 1992年(平成4年)以前に輸血を受けたことがある
イ 非加熱凝固因子製剤や1994年(平成6年)以前にフィブリノゲン製剤の投与を受けたことがある
ウ 長期に血液透析を受けている
エ 臓器移植を受けたことがある
オ 過去に肝機能異常を指摘されたことがある
カ 医師が肝炎ウイルス検査を必要と判断した
(注)北九州市・福岡市・久留米市にお住まいの方は、市が実施している肝炎ウイルス無料検査の対象者となりますので、市役所や区役所、お住まいの地域を管轄する保健所へお問い合わせ下さい。
宗像・遠賀保健福祉環境事務所管内の医療機関 [Excelファイル/52KB]
(2)宗像・遠賀保健福祉環境事務所
対象者:各事務所が管轄する地域に在住し、過去にB型肝炎ウイルス検査またはC型肝炎ウイルス検査、もしくは両方の肝炎ウイルス検査を受けたことがなく、医師が必要と認めた方
福岡県宗像・遠賀保健福祉環境事務所における肝炎ウイルス検査 [Wordファイル/155KB]
福岡県における肝炎治療費の一部助成について
B型ウイルス性肝炎及びC型ウイルス性肝炎は、抗ウイルス治療(インターフェロン治療、インターフェロンフリー治療及び核酸アナログ製剤治療)によって、その後の肝硬変、肝がんといった重篤な病態を防ぐことが可能な疾患です。
福岡県では、インターフェロン治療、インターフェロンフリー治療及び核酸アナログ製剤治療の医療費助成制度を実施しています。
インターフェロン及びインターフェロンフリー治療 新規申請 [Wordファイル/78KB]
核酸アナログ製剤治療 新規申請 [Wordファイル/55KB]
治療医療機関
宗像・遠賀保健福祉環境事務所管内の医療機関 [Excelファイル/20KB]
リンク
肝炎とは肝臓の細胞が破壊されている状態であり、その原因は、ウイルス性、アルコール性、脂肪性、自己免疫性等に分類されます。詳細は下記をご参照ください。