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【ご注意ください】エムポックス(旧名称:サル痘)患者が県内で確認されました
更新日:2023年11月16日更新
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【ご注意ください】エムポックス患者が県内で確認されました
- これまでアフリカを中心に発生が報告されていたエムポックスの患者について、2022年5月以降、流行国への海外渡航歴のない患者が欧米を中心に世界各国で報告されています。
- また、令和4年7月25日には、国内で初めてエムポックスの患者が確認されました。
- 令和5年11月14日、福岡県内で初となるエムポックス患者が確認されました。
エムポックス(旧名称:サル痘)患者の発生について [PDFファイル/113KB]
エムポックスを疑う症状が見られたら
- 海外との往来時や自身の体調の変化に注意していただき、エムポックスを疑う症状がみられた場合には、身近な医療機関に相談されてください。
- なお、医療機関を受診する際には、マスクの着用や発疹部位をガーゼでおおうなどの対策をした上で受診してください。
- 海外からの帰国者で体調に異常がある場合には、医療機関を受診し、海外渡航歴を診察した医師にお伝えください。
エムポックスの症状等について
- エムポックスウイルスによる急性発疹性疾患です。
- 主にアフリカ大陸に生息するリスなどのげっ歯類をはじめとするウイルス保有動物との接触により感染するとされています。
- 感染したヒトや動物の血液、体液、皮膚病変(発疹部位)との接触による感染が確認されています(性的接触を含む)。
- 潜伏期間は7~14日(最大5~21日)とされており、潜伏期間のあと、発熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛などの症状が0~5日続き、発熱の1~3日後に発疹(発疹は、その後、水ぶくれ・膿疱・かさぶた(痂皮)へと変化します)が出現し、発症から2~4週間で治癒するとされています。
- 発疹の主な出現部位は、顔面(95%)や手のひら・足の裏(75%)に好発しますが、体幹(背中、お腹)、生殖器(陰部粘膜)、口腔内にできた症例の報告もあります。
- 発疹後のかさぶた(痂皮)が剥がれ落ち、正常な皮膚に覆われるまでは、他の人に感染させる可能性があります。
感染経路について
- 主に感染したヒトや動物の皮膚の病変・体液・血液に触れた場合(性的接触を含む)
- 患者と近くで対面し、長時間の飛まつにさらされた場合
- 患者が使用したリネン類(タオル・寝具等)に触れた場合など
感染予防について
- 感染者及び有症状者(発疹がみられる)との寝具等の共用を避け、直接あるいは間接的な体液等との接触・長時間の飛まつを避ける。
- 石けんやアルコール消毒剤を使用した手指消毒の徹底
- 流行地ではウイルスを保有する可能性のあるげっ歯類等(リス・ネズミ・ヤマアラシ等)との接触を避ける。
エムポックスを疑う注意すべき症状などについて
別添リーフレット「エムポックスとは」(厚生労働省作成)をご覧ください。