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第1回ワンヘルス未来会議(令和7年11月3日開催)

更新日:2025年12月17日更新 印刷

ワンヘルス未来会議第1回

 開催前 記者発表資料(第1回ワンヘルス未来会議を開催します!)

 

開催日時・場所・参加者

 日時

 令和7年11月3日(月・祝) 13時30分~15時30分(受付:13時~)​

 場所

 博多バスターミナル 9F 第7+第8ホール

 (福岡県福岡市博多区博多駅中央街2-1 博多バスターミナル9F)

 参加者

 ワンヘルス未来会議ファシリテーター 福岡教育大学 副学長  伊藤 克治 教授

 ワンヘルス未来会議委員 20名

 オブザーバー4名

 

会議の概要

 委員が各々の視点でワンヘルスについて考えた後、「えんたくん(※1)」を用いたワールドカフェ方式(※2)による話し合いを通じて、ワンヘルスが様々な分野に関係していることを確認しました。

 

 (1)13時30分 ~ 開会、知事からのビデオメッセージ

 (2)13時40分 ~ ファシリテーターからのワンヘルスの概要説明、アイスブレイク(※3)

 (3)14時00分 ~ ワンヘルスのイメージについてグループ内での話し合い

 (4)15時00分 ~ まとめ・閉会

 

※1 えんたくん

「えんたくん」は直径が1メートル程の丸いダンボールの板。人々が円座になってひざの上に「えんたくん」を乗せ、直接文字を書き込みながら、対話を進めることが可能。

※2 ワールドカフェ方式

まるでカフェで話すようなリラックスした雰囲気の中で、少人数のグループで自由な対話を行い、そこから生まれる知恵やアイデアを共有し、深めていく対話手法。

※3 アイスブレイク

会議や研修などの冒頭で行われる短いアクティビティやゲームのことで、参加者同士の緊張をほぐし、円滑なコミュニケーションを促すことを目的とする。直訳すると「氷を壊す」という意味で、場の雰囲気を和ませ、参加者の心を解き放つ役割を果たす。

 

 会議の様子

(1)-1 開会 知事からのビデオメッセージ

 始めに、知事からのビデオメッセージをご覧いただきました。

 知事からは、未来会議への思いや、委員の皆様への期待が語られました。

会議の様子(知事からのビデオメッセージ)

(知事からのビデオメッセージ上映の様子)

(知事からのビデオメッセージ)

 

(1)-2 開会 委員(代表者)へ委嘱状の交付

 全5回の会議で委員を務めていただく県民の皆様へ、委嘱状を交付しました。

 時間の都合上、代表者1名に委嘱状をお渡ししました。

 

会議の様子(委嘱状交付)

(委嘱状交付の様子)

 

(2)ファシリテーターからのワンヘルスの概要説明、アイスブレイク

 様々な立場や年代の委員の皆様に各々の視点で広くワンヘルスについて考えていただくために、まずは「ワンヘルスのイメージを広げること」をゴールに設定しました。

 委員の皆様は普段ワンヘルスを意識して活動されている方ばかりではありません。この会議の委員に応募するまで、ワンヘルスについてよく知らなかった、という方もいらっしゃいました。

 そこで、まずはファシリテーターの伊藤教授から、ご専門の学校教育現場におけるワンヘルス事例を紹介しながら、ワンヘルスの概要、その必要性と意義などについてお話をしていただきました。

 

会議の様子(ファシリテーターによるアイスプレイク・ワンヘルスの概要説明の様子)

(ワンヘルスの概要説明の様子)

 

(3)ワンヘルスのイメージについてグループ内での話し合い

 概要説明の後は、自身にとってのワンヘルスのイメージについて、ワールドカフェ方式によるグループワークで自由に話し合いを行っていただきました。

 委員の方々は学年から社会人まで年代が幅広いことから、まず、同じ立場(属性)の委員でグループワークを行い、他の委員と意見を交わしました。

 その後は属性をシャッフルし、異なる立場(属性)の委員で意見を交わしました。

 グループでの話し合いを通して、ワンヘルスは理念であることから、様々な分野に関係していることをあらためて確認していただきました。

 

会議の様子(グループワーク)

(グループワークの様子1)

グループワークの様子2

(グループワークの様子2)

 

会議の様子(グループワークのメモ)

(えんたくんに書かれたグループワークのメモ)

 

■委員の意見

・SNSは認知度向上に有効だが、ただ発信するだけでなく、より情報を効果的に広めるためにもわかりやすいストーリーを付随させる必要があるという話が出た。

・議論では、ワンヘルスの県民認知度の低さが問題視された。その原因は、ワンヘルスが抽象的で、日常生活における具体的なメリットが分かりにくい点にあることなので、今後はその利点を明確に提示する必要性がある。

・当初ワンヘルスは難しそうだと感じていたが、話し合いを通じて、SDGsに近く、身近な行動から始められるものではないかと感じた。

・ワンヘルスは非常に範囲が広く抽象的で、皆さんもイメージを掴めているのか悩んでいる状態だと思った。

 

(4)まとめ・閉会

 自ら応募された委員の皆様の熱意や思いから、初対面であったにもかかわらず話は止まることなく、閉会時間となりました。

 「自分の考えるワンヘルスの活動イメージが、人と動物の健康や環境の健全性にどのように繋がっているか考えてくること」を次回までの宿題として、第1回会議は閉会となりました。

第1回会議を終えての委員の声(一部抜粋)

・ここに集うような積極的な方々だけでなく、より多くの人々にワンヘルスを広めるには、小学校低学年にも分かるような、日常生活で行動を変えるきっかけとなる、身近で易しい解説が必要だと感じた。

・ワンヘルスが感染症対策だけでなく、精神的健康や地域課題、さらには自然環境との共生まで含む多角的な概念だと理解が深まった。特に、自分とは異なる立場の意見に触れることで、人の健康だけでなく、里山や動物の健康にも目を向ける責任があること、そして身近な地域の取り組みが生活の質向上とワンヘルス実践に直結し、多様な分野での連携が不可欠であるという気づきが得られた。

・ワンヘルスは、私たちの生活の質を高めるための視点であり、日常での気づき、繋がり、行動から始まるもの。今回の会議は、その第一歩として視野を広げる機会だったと思った。

・ワンヘルスのために特別何かをする必要はなく、普段から実践している内容や事業の多くがワンヘルスアプローチになっていると理解できた。

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