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カンキツの安定生産に向けて
更新日:2025年9月30日更新
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令和7年9月19日にJA粕屋北部プラザにおいて、かんきつ部会出荷説明会が開催され、25名の生産者が参加しました。北筑前普及指導センターからは、今年度実施した日焼け果対策試験の結果について報告しました。
カンキツでは、近年夏季の高温で日焼け果の発生が増加しており、品質や収量への影響が問題となっています。そこで、現地の試験結果から、果実袋の被覆や炭酸カルシウム剤の散布により日焼け果の発生を最大5%程度軽減できたことを報告しました。普及指導センターでは、引き続き、被覆する果実の判断基準および出荷時期に炭酸カルシウム資材による白斑が残らない散布時期や希釈倍率について検討を進めていきます。
質疑応答では、「果実袋の被覆による病害虫の発生への影響」や「炭酸カルシウム剤の適正な散布時期」などに関する多くの質問が出され、生産者の関心の高さが伺えました。
普及指導センターは、今後も関係機関と連携し、カンキツの安定生産を支援していきます。


