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福岡県人権施策推進懇話会(令和6年度第3回)議事要旨
更新日:2025年3月12日更新
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日時
令和6年3月4日(火) 10時30分から12時まで
場所
福岡県吉塚合同庁舎 Y603A会議室
議題
(1)人権相談従事職員研修について
(2)福岡県同和問題をはじめとする人権問題に係る啓発・研修講師団講師に対する研修について
(3)福岡県人権教育・啓発基本指針の改定について
議事要旨
○ 人権相談従事職員研修について事務局から説明し、委員から次の意見があった。
- 令和6年度の受講者の意見・感想には「実践的なワークの時間」や「質疑応答の時間」がほしい旨があることから、2日間の研修の両日で実践的なカリキュラムがある方が良いのではないかと思う。
- 技能向上コースの受講者の意見として、「基礎・基本コースの内容と重複が見られた」との意見があるので、可能であれば基礎・基本コースでの内容を踏まえつつ、実務の際に出てくる人権課題について研修を行う等、講師に工夫してもらえたらと思う。
- 各コースの個別人権課題のテーマは、どのような基準で決定しているのか。
また、これらの意見に対して、事務局は次の回答を行った。
- 2日間の研修カリキュラムの構成については、講師のスケジュールの関係もあり、2日併せての構成としている。ただ、片方の日程だけの参加でも何かしらの成果が得られる研修にしていきたいと思っているので、可能な限りにはなるが、委員からいただいた意見を研修カリキュラム作成にあたっての参考にしていきたい。
- コースで個別人権課題のテーマを決定するのではなく、前年度の受講者アンケートの回答をもとに受講者がどの人権課題について受講したいかを分析して決定している。
〇 福岡県同和問題をはじめとする人権問題に係る啓発・研修講師団講師に対する研修について事務局から説明し、委員から次の意見があった。
- インターネット上やSNSでの誹謗中傷や個人を対象とした誹謗中傷、フェイクニュースが事実かのように拡散してしまう問題等について講師団講師の立場でどのように対応していったらよいかということも研修内容に盛り込んでもらえると良い。
〇 福岡県人権教育・啓発基本指針の改定について事務局から説明し、委員から次の意見があった。
- 令和8年度に実施する県民意識調査の結果を基本指針に盛り込むとのことだったが、意識というのは実態の反映であるため、その地域での人権課題を把握することは大事であると思っている。同和問題の部分については、隣保館人権課題把握調査の結果も踏まえて作成するのか。
- 県民意識調査を実施する場合は、地域別又は圏域別での調査を行えば、地域別又は圏域別の人権課題や実態はどうなのかを把握し分析を行うことが可能となると思う。
- 県民意識調査の調査項目に「差別を受けていたい時にどのような対応があればよかったか」等を入れられれば良いと思う。意識調査の段階で差別を受けた時どのような対応があったら良かったかといったことをたくさん回答してもらい、それに基づいて我々がどのようなことができるかを考えていく必要があると思う。
また、これらの意見に対して、事務局は次の回答を行った。
- 改定に当たっては、実施済みである隣保館人権課題把握調査結果を吟味することは考えている。また、令和8年度に行う県民意識調査についても、どのような調査を行うのかという調査項目についての検討も行っていかなければならないと考えている。経年変化を測定する意味で同じ調査項目の部分も出て来るとは思うが、現代の状況に応じた調査項目の検討を行っていきたいと思う。基本指針改定の詳細については、来年度に具体的に説明させていただきたいと思う。県民意識調査の調査項目についても意見を伺いたいと考えている。
設置要綱・名簿
福岡県人権施策推進懇話会設置要綱 [PDFファイル/114KB]
福岡県人権施策推進懇話会委員名簿 [PDFファイル/157KB]