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【注意!筑紫保健所】麻しん(はしか)が発生しています
【注意!】筑紫保健所管内で麻しん(はしか)が発生しています
麻しん(はしか)について
麻しんとは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身性感染症で、発熱、全身の発疹、咳、鼻水、目の充血が主な症状です。感染経路は空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染等と様々で非常に強い感染力があります。
【潜伏期間】
10日~12日間
【症状の経過】
・熱や咳等の症状で発症します。
・38℃前後の発熱が2~4日間続き、倦怠感、上気道炎症状(咳、鼻汁、くしゃみなど)、結膜炎症状(結膜充血、目やに、光をまぶしく感じるなど)が現れて次第に強くなります。
・発疹が現れる1~2日前ごろに口の中の粘膜に1mm程度の白い小さな斑点(コプリック斑)が出現します。コプリック斑は麻しんに特徴的な症状ですが、発疹出現後2日目を過ぎるころまでに消えます。
・発疹出現後、体温は一旦下がりますが、再び高熱が出るとともに、赤い発疹が出現し全身に広がります。
【感染可能期間】
・発症前から感染力があり、発症日の1日前から解熱後3日間を経過するまでは人にうつす可能性があります。
〇麻しんリーフレット(2025年版・出国前) [PDFファイル/519KB]
〇麻しんリーフレット(2025年版・出国後) [PDFファイル/519KB]
感染予防にはワクチン接種をお願いします
・麻しんは、手洗いやマスクのみでの予防はできませんが、予防接種(ワクチン接種)を行うことによって。95%以上の人が免疫を獲得することができると言われています。
・予防接種は、自分が感染しないためだけではなく、周りの人に感染を広げないためにも有効です。
麻しん特有の症状がある方へ
37.5℃以上の発熱・かぜ症状・発疹のあった場合は、ご自身で医療機関を受診する前に、医療機関へ現在の症状についてお電話にてお伝いただき、医療機関の指示に従って受診してください。感染拡大防止の観点から、マスクを着用し公共交通機関の利用を避けてください。
医療機関の方へ
・麻しんの患者を診断した場合は、最寄りの保健福祉(環境)事務所に直ちに届出をお願いします。
※麻しんの関する特定感染症予防指針に基づき、ウイルス遺伝子検査を行うため、患者検体提供の御協力をお願いします。