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化学物質過敏症について
化学物質過敏症とは
いわゆる「化学物質過敏症」(環境省の調査研究報告では本態性多種化学物質過敏状態と称しています。)は、生活環境中の極めて微量な化学物質に接することにより、自律神経系の不定愁訴や精神神経症状をはじめとする多彩な症状を呈する症候群とされていますが、病態や発症メカニズム等はよく分かっていません。
現在、医学領域において、病態の解明等に関する研究が進められています。
(参考:環境省の調査研究報告)
主な症状
臭覚過敏、眼・鼻・喉の刺激症状、皮膚の紅斑・掻痒感、頭痛、めまい、吐き気、不眠、易疲労感など
原因となる物質
(例)
・日用品(整髪剤、香料、柔軟剤など)
・農薬
・自動車の排気ガス、暖房等の燃焼ガス
・建材、家具・日用品等から放散する揮発性有機化合物 など
対処法
治療法が確立していないため、原因となる物質を避けることが最も有効な対処法と言われています。
化学物質過敏症へのご理解をお願いします
化学物質過敏症は未解明な部分が多い疾患です。原因がわからず、周りからも理解されずに苦しんでいる方がいます。
関連情報
・消費者安全-消費者の生命・身体の安全の確保に取り組みます-(消費者庁)
・化学物質過敏症で療養中の皆様へ 国民年金・厚生年金保険による障害年金のご案内 [PDFファイル/486KB]
※化学物質過敏症で療養中の方が、日常生活に支障をきたす場合は、障害年金の受給対象となる場合があります。
<香りへの配慮について>
柔軟剤などの香りで頭痛や吐き気がするという方がいます。自分にとって快適な香りでも、困っている方もいることをご理解ください。
香り付き製品の使用に当たっては、周囲の方にもご配慮ください。
その香り困っている人もいます(消費者庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省作成) [PDFファイル/1.14MB]