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フレイルを予防しましょう!

更新日:2024年5月1日更新 印刷

 

フレイルとは?

年齢を重ねることでからだや心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態を指します。健康な状態と要介護の中間的な状態で、要介護になる危険性が高いですが、適切なケアを行うことでフレイルの進行を防ぎ、健康な状態に戻ることが可能だといわれています。

フレイルとは

 

フレイル度をチェックしてみましょう!

「体重が以前よりも減ってきた」「疲れやすく何をするのも面倒」等の傾向は、フレイルかもしれません。

チェック表

すべての回答が「左側」の結果になるように、定期的にチェックしましょう。

 

フレイル予防のポイント

フレイル予防は、毎日の習慣と結びついています。 特に、「食事と栄養」「運動(身体活動)」「社会参加」の3つが大切です。

予防の柱

〇食事と栄養…バランスのとれた食事を3食しっかりとりましょう。また、口腔ケアをしっかり行いましょう。

〇運動(身体活動)…運動(散歩・筋トレ等)を継続して行いましょう。

〇社会参加…趣味やボランティア活動等自分にあった活動を見つけましょう。

オーラルフレイルについて

食べこぼしや、むせ、噛めない食べ物の増加、滑舌の低下などの口腔機能の衰え(オーラルフレイル)は、フレイルに影響を与え、心身の機能低下を招く要因となります。

オーラルフレイルを放っておくとどうなるの?

噛めない食べ物が増加し、やわらかいものを食べることが多くなり、その結果、栄養が偏ることで低栄養や筋力が低下し、最終的には口腔機能や心身機能の低下につながります。

オーラルフレイル

東京都健康長寿医療センター 平野浩彦:作

 

オーラルフレイルのチェックをしましょう

​□自分の歯が19本以下である

□半年前と比べて、固いものが食べにくくなった

□お茶や汁物等でむせることがある

□口の乾きが気になる

□普段の会話で、言葉をはっきり発音できないことがある

※5つの項目のうち、2つ以上に当てはまる場合は、オーラルフレイルです。

 

予防するにはどうすればいいの?

〇口腔内を清潔に保ちましょう。

〇舌や頬、唇など、口の機能に関わる筋肉を鍛える効果的なトレーニング方法を身に付けましょう。

 ・左右の頬を同時、または交互に膨らませる。

 ・指を耳の前に当てて円を描くようにマッサージする。

 ・口を大きく開けて10秒キープと、口を閉じて10秒休むを繰り返す。

〇「かかりつけ歯科医」で、定期的に歯と口の健康状態と機能をチェックしてもらいましょう。

リンク先:ふくおか健康づくり県民運動情報発信サイト「歯と口の健康づくり」

※健康増進課地域保健係(092-643-3270)へお問い合わせください。

 

ヒアリングフレイルについて

「ヒアリングフレイル」とは、聴覚機能の低下による身体の衰え(フレイル)の一つを示し、「聴覚機能の衰え」つまり難聴を意味するとともに、難聴によって周囲の関わり合いが大きく変化し、フレイルに陥ってしまったり、フレイル傾向となってしまうことを含んでいます。
周囲が聴力の低下に気づかず、この状態を放置するとその他のフレイルと同様に心身の活力の衰えが進み、認知症やうつ病となるリスクが高まることが懸念されています。

ヒアリングフレイル

4つ以上当てはまると、聴力低下によるフレイルのリスクが高まります。

・家族にテレビやラジオの音量が大きいと言われることがよくある
・相手の言ったことを推測で判断することがある
・外出することが億劫になった
・会議や会食など複数人の会話がうまく聞き取れない
・話し声が大きいと言われる
・会話をしている時に聞き返すことが増えた
・大きな声で話かけられてもうまく聞き取れず聞こえたふりをしてしまう

3つ以上当てはまると、関わり合い方の変化をきっかけにヒアリングフレイルのリスクが高まります。

・難聴の方と話す際に必ず大きな声になってしまう
・何度も同じことを話す必要があり疲れる時がある
・難聴の方と話すことが億劫と感じてしまう時がある
・難聴をきっかけに両親との会話が減ってきていると感じる
・話しかけられても曖昧な返事をしてしまう時がある

ヒアリングフレイルを予防するためには、ご本人やご家族など周囲の方が、聴覚機能の低下に、できるだけ早く気づくことが大切です。既に聴力が低下している方や補聴器を持っているけどしばらく調整していない方は、聴覚を補うことで生活の質が上がる可能性があります。出来るだけ早く耳鼻科等の専門家に相談することをお勧めします。

※注意1:「ヒアリングフレイルについて」の項目は、「NPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会」の許可を得て掲載しています。(無断転載禁止)

※注意2:「ヒアリングフレイル」は、NPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会を権利者とする登録商標(商標登録第6340673号)です。

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