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福智山ダムを紹介します
ダムの概要
ダム及び貯水池の諸元
福智山ダムは、福地川上流に位置し、洪水調節・流水の正常な機能の維持・水道用水の供給を目的に、平成16年4月に管理開始した多目的ダムです。
級別 |
1 |
堤高(メートル) |
64.5 |
水系名 |
遠賀川 |
堤頂長(メートル) |
255.0 |
河川名 |
福地川 |
堤体積(千立法メートル) |
201.0 |
所在地 |
直方市 |
集水面積(平方キロメートル) |
4.7 |
ダム目的 |
多目的 |
湛水面積(平方キロメートル) |
0.125 |
ダム型式 |
重力式コンクリート |
総貯水容量(千立方メートル) |
2,710 |
調節方式 |
自然調節 |
有効貯水容量(千立方メートル) |
2,560 |
貯水池容量配分図
ダム及び管理出張所の位置
名称:直方県土整備事務所 福智山ダム管理出張所
住所:直方市大字頓野20-4
電話:0949-26-7218
【位置図】
福智山ダムの最近の様子です
ダムから福智山方面の景色です。山頂まできれいに見えています。
ダム管理事務所の位置は標高177メートル、福智山山頂は標高901メートルです。
福智山ダム貯水池周辺の案内
福智山ダム貯水池周辺にはいくつかの展望所や高取焼に関する記念碑などがありますので、訪ねて見られてはいかがでしょうか。
また、福智山周辺は北九州国定公園に指定されており、毎日多くの方が登山を楽しまれています。
福智山ダムのパンフレットはこちらです
ダムの施設見学を受け付けています!
福智山ダムの見学を希望される方は、福智山ダム管理出張所までご連絡ください。その際、見学希望日、人数、責任者、連絡先をお伝えください。
見学申し込み先:福智山ダム管理出張所 電話:0949-26-7218
ダム施設見学を開催しました!(実績)
年度 | 団体 | 個人 |
平成29年度 | 1団体 | 1名 |
平成30年度 | 0団体 | 0名 |
令和元年度 | 0団体 | 0名 |
福智山ダムの歴史
福地川はしばしば洪水が発生し、特に昭和28年には甚大な被害を生じたため、抜本的な治水対策が望まれていました。
また、福地川流域は山が比較的浅く水が涸れやすい状況にあり、さらには、直方市の水需要が増えて、水道水を確保する必要もありました。
こうしたことから福地川総合開発が計画され、福智山ダムが建設されることになりました。
福智山ダム建設の歴史
年月日 | 事項 |
昭和43年~昭和49年 | 予備調査 |
昭和50年~昭和53年 | 実施計画調査 |
昭和54年 | 建設事業着手 |
昭和57年6月 | 福智山ダム建設事務所開設 |
工事準備期間 | |
平成10年10月 | ダム本体工事着手 |
平成12年3月 | ダムコンクリート打設開始 |
平成12年5月 | 定礎式 |
平成13年12月 | ダムコンクリート打設完了 |
平成14年7月 | 試験湛水開始 |
平成15年4月 | 常時満水位到達 |
平成16年3月 | 竣工 |
平成16年4月 | 管理開始 |
平成17年4月 | 試験湛水終了 |
平成25年4月 | 管理開始から10年目を迎える |
福智山ダムのしくみ
福智山ダム本体はこんな仕組みになっています
常用洪水吐から水が流れている様子です
ダムは洪水調節のほかに、普段はこんな働きをしています。
(1)福地川の水が無くならないよう、いつも一定の量の水を流しています(河川維持放流といいます)。
(2)福地川の途中にある福智山池(農業用のため池)に水を送ります。
(3)専用の管を通して、直方市の内ケ磯浄水場へ水を送っています。ここで浄化された水は飲用水として直方市内に送られています。
福智山ダムに関連する施設として、福地川に沿って警報局舎、水位観測局があります。
警報局舎は10箇所あり、川の水位が急に増える恐れがあるときに音声やランプで周知します。
水位観測局は5箇所あり、川の水位を観測し無線で管理事務所へデータを送っています。
これら局舎の詳しい場所はこちらの図面をご覧ください。
ダムからの警報にご注意ください!!
大雨等により福智山ダムから流れる水が通常より多くなる場合は、福地川沿いに設置された各警報局からスピーカー放送やサイレン、電光表示板、赤色回転灯などによりお知らせいたします。さらに、ダム管理出張所の警報車により福地川沿いを注意放送を行いながらパトロールいたします。
このような時は、福地川の水位が急激に上昇する恐れがあり危険ですので、河川に近づかないでください。