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FMC-SaaSサービス登録及び認定制度
ふくおか自治体クラウド(FMC)とは?
ふくおか自治体クラウド(FMC:Fukuoka Municipal government Cloud services)は、ふくおか電子自治体共同運営協議会(ふく電協)が、ITコストの削減、システム運用にかかる職員の負荷軽減、災害対策等を目的に、平成24年3月に策定した自治体クラウドの構想です。
FMC構想の特徴としては、導入が比較的容易なハードウェアの共同利用(IaaS)から導入を始めて、コスト削減効果の高い業務システムの共同利用(SaaS)へとステップアップしていく方式を採用している点が上げられます。
ふくおか電子自治体共同運営協議会では、FMC構想に基づき、平成25年5月に(株)キューデンインフォコム(現QTnet)をIaaS事業者に認定して協定を締結し、平成25年9月から、福岡市内のデータセンターにおいて、FMC-IaaSサービスの利用を開始しています。
FMC-SaaSサービス登録制度とは?
FMC-SaaSサービス登録制度は、FMC-IaaS基盤上で動作検証を完了したアプリケーションや、一定の運用実績を有するアプリケーションを、「FMC-SaaSサービス」として登録する制度です。
登録サービスについては、このホームページなどで会員市町村に周知します。
また、登録を受けたFMC-SaaS登録事業者の皆様は、会員市町村への営業活動の際、印刷物やホームページに制度の名称及びロゴマークを使用することができます。
これにより、事業者の皆様がSaaSビジネスを行いやすくなるとともに、会員市町村が安心して登録サービスを利用できるようになります。
FMC-SaaSのサービススキーム
サービスの登録を受けたFMC-SaaS登録事業者の皆様は、FMC- IaaS基盤上にシステムを構築し、FMC-SaaSサービスとして会員市町村に提供することができます。
FMC-IaaS基盤は、IaaS事業者(QTnet)から、有償でご提供します。
なお、アクセス回線については、IaaS事業者(QTnet)が市町村に直接提供します。
関連リンク
FMC-SaaSのメリット
1 低コストで容易にSaaSを開始できます!
アプリケーション事業者の皆様は、VMware上でのシステム構築のノウハウがあれば、SaaSビジネスに容易に参入することができます。
2 運用・保守の拠点を集約できます!
これまで各市町村の庁舎に設置していたシステムを、FMC-SaaSに集約していくことにより、アプリケーション事業者の皆様の事務所からアプリケーション保守回線1本で各市町村向けシステムの保守作業を行うことができるようになり、運用・保守を効率化できます。
3 マーケットは、福岡県内54市町村です!
ふくおか電子自治体共同運営協議会は、県内60市町村のうち、54市町村が加盟しています。
アプリケーション事業者の皆様は、会員市町村に対し、SaaSビジネスを展開することが可能になります。
4 IaaS利用のメリットを享受できます!
また、ハードウェア調達のリードタイムを短縮でき、リソースの拡張も容易です。
更に、仮想ハードウェアについては、標準で冗長化(HA)機能が提供されます。
FMC-SaaSサービスの登録の流れ
アプリケーションをFMC-SaaSサービスに登録するためには、まずFMC-IaaS基盤上で動作検証を実施していただく必要があります。
動作検証のお申込み、お問い合わせは、ふくおか電子自治体共同運営協議会事務局で受け付けています。
動作検証を実施するための検証環境は、有償でIaaS事業者が提供します。
動作検証の完了後、ふくおか電子自治体共同運営協議会にFMC-SaaSサービス登録申請を行っていただくことにより、登録を行います。
登録サービスの一覧
現在「FMC-SaaSサービス」として登録されているサービスは、全部で22サービスです。
各サービスの詳細については、次のページをご覧ください。
FMC-SaaSサービス認定制度とは?
FMC-SaaSサービス認定制度は、ふくおか電子自治体共同運営協議会が別に行う調達により、FMC-IaaS基盤を利用したサービスについて、協議会とサービス提供の協定を締結した事業者及びアプリケーションを認定する制度です。
認定サービスについては、別途会員市町村に文書による周知を行います。
また、FMC-SaaS認定事業者の皆様は、会員市町村への営業活動の際、印刷物やホームページに制度の名称及びロゴマークを使用することができます。
これにより、事業者の皆様は登録サービスより更にSaaSビジネスを行いやすくなるとともに、会員市町村が安心して認定サービスを利用できるようになります。