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新型コロナウイルス感染症 後遺症診療相談について
新型コロナウイルス感染症にかかった後、ほとんどの方は時間経過とともに症状が改善します。いまだ不明な点が多いですが、一部の方で長引く症状(罹患後症状、いわゆる後遺症)があることがわかってきました。
症状が改善せず続く場合には、まずはかかりつけ医等へのご相談をお勧めします。
かかりつけ医等をもたない、かかりつけ医での対応が難しいといった場合は、1 後遺症の診療相談について(県民の皆さま向け)をご覧ください。
注意事項
新型コロナウイルス感染症の後遺症については、現時点では確立された治療法がないため、医療機関を受診する場合は、症状に応じた対症療法が基本となります。
目次
7 参考
1 後遺症の診療相談について(県民の皆さま向け)
(1)後遺症の診療が可能な医療機関について
福岡県は福岡県医師会と協力し、後遺症について診療いただける医療機関を以下のとおり、とりまとめました。
医療機関によっては、診療が可能な症状や診療時間、予約の要否などが異なりますので、必ずご確認の上、受診ください。
<後遺症の診察が可能な医療機関>
後遺症の診察が可能な医療機関のうち、公表の承諾を得た医療機関の情報を地区ごとに下記のリストに掲載しています。(令和6年9月12日現在)
北九州地区2(北九州市以外) [PDFファイル/161KB]
(2)(1)以外の相談先について
北九州市・福岡市・久留米市以外にお住まいの方
受付時間 平日8時30分から17時15分まで
北九州市・福岡市・久留米市にお住まいの方
地域 |
保健所 |
電話番号 |
受付時間 |
北九州市 |
北九州市保健所 |
093-522-8764 |
平日8時30分~17時15分 |
福岡市 |
福岡市保健所 |
092-791-7081 |
平日9時00分~17時00分 |
久留米市 |
久留米市保健所 |
0942-30-9730 |
平日8時30分~17時15分 |
2 後遺症診療の公表について(医療機関の皆さま向け)
罹患後症状に悩む方の診療をしている医療機関で、新たに公表を希望する医療機関は、以下の様式により、がん感染症疾病対策課あてFAX(092-643-3331)にて御提出ください。
令和5年5月8日から令和6年3月31日までの罹患後症状の診療が診療報酬の加算対象となります。詳細は、以下の厚生労働省の通知をご確認ください。
3 新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)について
罹患後症状については、いまだ明らかになっていないことも多く、国においてその実態解明がなされています。今後、新たな知見を取り入れた変更等があった場合は、随時、お知らせします。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント(第3.0版) [PDFファイル/4.21MB](厚生労働省)
代表的な症状
・呼吸器症状
(息苦しさ、咳、痰、咽頭痛など)
・循環器症状
(労作時呼吸困難、起坐呼吸、胸痛、動悸、倦怠感、四肢の浮腫(むくみ)や冷感、失神 など)
・味覚・嗅覚症状
(においを感じない・弱い、においが違って感じる、味を感じない・弱い、食べ物がおいしくない、味が違って感じる、常に口の中が苦い・甘い など)
・神経症状
(疲労感、倦怠感、筋力低下、呼吸困難、疼痛、不快感、集中力低下 など)
・精神症状
(不安障害、睡眠障害、気分障害、物質使用障害・依存症 など)
・痛み
(頭痛、喉の痛み、頸部痛、胸背部痛、腹部痛、腰痛、関節痛 など)
・皮膚症状
(発疹、脱毛 など)
4 後遺症診療相談窓口の相談状況(相談件数、症状別割合)
※令和6年4月1日時点
後遺症診療相談窓口開設日(2022 2/10)からの相談件数 9,532件
5 活用できる支援制度について
後遺症に悩む方は労災保険等が活用できる場合があります。
詳しくはこちらへ
→厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関するQ&A Q14参照
6 職場復帰の際の留意点について
新型コロナウイルス感染症の回復経緯や心身の負担には個人差があります。
療養終了後に職場復帰する場合の対応について、詳しくはこちらへ
→厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関するQ&A Q13参照
7 参考
新型コロナウイルス感染症後遺症の各種情報についてはこちらへ