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新型コロナウイルス感染症 後遺症診療相談窓口について
1.相談窓口について
新型コロナウイルス感染症の治療や療養が終了した後に、感染性は消失したにも関わらず、他に明らかな原因がなく、倦怠感や咳、味覚・嗅覚障害等の症状(以下「後遺症」という。)が長引く方がおられます。
福岡県では、このような悩みを抱えている方からの相談を看護師がお受けし、症状に応じて、医療機関の紹介などを行う「後遺症診療相談窓口」を設置します。
かかりつけ医をお持ちの場合は、まずはかかりつけ医へのご相談をお勧めしますが、かかりつけ医を持たない、かかりつけ医での対応が難しいといった場合は、以下の相談窓口へご相談ください。
・後遺症診療相談窓口
電話番号 092-643-3630 (24時間対応)
FAX番号 092-643-3697
※聴覚や発話に障害があり電話での相談が困難な方からのご相談に対応するために設置しています。
電話での相談が可能な方は上記電話番号へご相談ください。
2.後遺症の診察が可能な医療機関について
福岡県は福岡県医師会と協力し、後遺症について診療いただける医療機関を以下のとおり、とりまとめました。
医療機関によっては、診療が可能な症状や診療時間、予約の要否などが異なります。ご確認の上、受診ください。
<後遺症の診察が可能な医療機関>
後遺症の診察が可能な医療機関のうち、公表の承諾を得た医療機関の情報を地区ごとに下記のリストに掲載しています。
・北九州地区2(北九州市以外) [PDFファイル/163KB]
※新型コロナウイルス感染症の治療とは異なり、後遺症の診療は、一般の診療と同様の診察費等の自己負担が発生します。
3.新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)について
罹患後症状については、いまだ明らかになっていないことも多く、国においてその実態解明がなされています。今後、新たな知見を取り入れた変更等があった場合は、随時、お知らせします。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント [PDFファイル/3.5MB] (厚生労働省)
代表的な症状
・呼吸器症状
(息苦しさ、咳、痰、咽頭痛など)
・循環器症状
(労作時呼吸困難、起坐呼吸、胸痛、動悸、倦怠感、四肢の浮腫(むくみ)や冷感、失神 など)
・味覚・嗅覚症状
(においを感じない・弱い、においが違って感じる、味を感じない・弱い、食べ物がおいしくない、味が違って感じる、常に口の中が苦い・甘い など)
・神経症状
(疲労感、倦怠感、筋力低下、呼吸困難、疼痛、不快感、集中力低下 など)
・精神症状
(不安障害、睡眠障害、気分障害、物質使用障害・依存症 など)
・痛み
(頭痛、喉の痛み、頸部痛、胸背部痛、腹部痛、腰痛、関節痛 など)
・皮膚症状
(発疹、脱毛 など)
参考資料
COVID-19 後遺障害に関する実態調査(中間集計報告)等
(第39回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年6月16日)より)
厚生労働省HP「新型コロナウイルス」Q&A(一般の方向け)
問 新型コロナウイルス感染症になった後、症状が長引くことはありますか。