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福岡県人権施策推進懇話会(令和7年度第2回)議事要旨

更新日:2025年10月7日更新 印刷

日時

 令和7年8月28日(木)10時00分から11時50分まで

場所

 福岡県吉塚合同庁舎Y802会議室

議題

 (1)令和7年度福岡県人権教育・啓発基本指針に基づく実施計画について

 (2)福岡県人権教育・啓発基本指針の見直しについて

 (3)その他

議事要旨

(1)令和7年度福岡県人権教育・啓発基本指針に基づく実施計画について

 委員からの意見・質問及び県からの回答の概要は、以下のとおり。

 

【県内アスリート競技力向上支援事業について】

(委 員)

 この事業は女性向けの施策となっていると思うが、これは女性のみに特化して実施するということなのか。

( 県 )

 女性アスリート強化の中に本事業が1本立つ形となる。女性指導者養成セミナーは女性対象の事業、ジェンダー平等セミナーは男女対象の事業となっている。

 

【帰国・外国籍生徒の教育支援について】

(委 員)

 どのような方が学校生活サポーターとして配置されるのか。

( 県 )

 元学校教員や日本語教育の講師などを想定している。

 

【ヤングケアラーほっとサロン開設事業について】

(委 員)

 1人でも多くの生徒にこの事業の情報が届くことが大切だと思うが、どういう形で生徒に知らせることを想定しているのか。

( 県 )

 ヤングケアラーほっとサロンについては、第1回を8月23日に実施したところである。第1回を実施することを8月上旬に県政記者クラブに資料を提供し、また、ホームページなどで公表した。今後は市町村のこども家庭センターや関係機関、高校生に対してチラシにより周知することを考えている。

 

【未来を担う女性農業者活躍推進事業について】

(委 員)

 実施計画に、女性農業者を対象としたエンパワーメント研修及び女性農村アドバイザーやJA女性部役員を対象としたリーダー育成研修を実施すると記載されているが、現在、JAに所属せずに就労している女性の方もいると認識している。あえてJA女性部役員を対象としている理由を教えて欲しい。

( 県 )

 JA女性部役員を対象とした理由は、JAの理事になっていただきたいというところでJA女性部役員を対象としたリーダー育成研修を実施するという事である。

 方針決定の場に、多くの女性を送り出したいという気持ちで行うものなので、女性農村アドバイザーやJA女性部役員以外の方も対象とする研修である。

 

【ジェンダー平等推進プロジェクトについて】

(委 員)

 自治会長へアンケートを行い、そのアンケート結果を市町村に共有し、対応の働きかけをするという事だが、働きかけというのは現段階でどういうものを考えているのか。

( 県 )

 現在、アンケートの項目について検討しているところである。女性の自治会長が5%以下の33市町村に対してアンケートを実施することとしており、アンケートの中でどういった障壁があるのか、どうすれば女性の方が自治会長になっていただけるのかを聞いて、さらに有識者の方からも意見を聞いて、それを報告書としてまとめて、各市町村に共有したいと考えている。市町村ごとにかなり差があるので、好事例なども紹介しながらやっていきたいと考えている。

 

【ジェンダー平等の視点からの避難所運営研修について】

(委 員)

具体的に何を行うのか教えて欲しい。

( 県 )

 トイレを明るい所に設置するなど実際に避難所をどういうレイアウトで作るのかという訓練を想定している。

 

【障がい者雇用開拓事業について】

(委 員)

 近年、障がいのある人の法定雇用率が年々上がっており、障がいのある人が職業自立するための環境として良い方向に向かっていると考えている。この事業の中で、県が雇用していない企業へのコンサルティングを行うと記載しているが、法定雇用率を達成していない企業へのアプローチや障がいのある人を雇用している企業へさらに雇用してもらうというアプローチの2つがあると思う。どちらにしても、マンパワーや環境整備が必要と考えるが、どのようなところに力点を置いてアプローチする予定なのか。

( 県 )

 現在行っているのは、1人も雇用出来ていない企業に対して、雇用にあたっての課題を解決するためのコンサルティングを行っている。1人雇用しているものの、そこから更に雇用していただきたいという事については、障がいのある人の就職の支援で企業への求人の開拓などをやっているので、その中で企業と話をして就職を希望する障がいのある人がいたら、雇用出来るかどうかを個別に当たっている状況である。

 

(2)福岡県人権教育・啓発基本指針の見直しについて

 委員からの意見・質問及び県からの回答の概要は、以下のとおり。

【県民意識調査について】

(委 員)

 この協議会の意見にもあるように、「寝た子を起こすな」を問題として捉えているので、どうしてそういう考えに至るのかというところを突き詰めていくような調査票を作った方が良いなと思う。

( 県 )

 良い調査票になるように考えていく。

 

【インターネットによる人権侵害について】

(委 員)

 純粋にインターネット上をパトロールするだけでは対応が追いつかないと感じている。

( 県 )

 インターネットによる人権侵害については、県でモニタリングしているところであるが、件数が増えるようなこともあり、削除要請しても中々削除されず、削除率が落ちるといったことも現状としてある。

 そのような中でも何もしない訳にはいかないので、モニタリングはしっかりやっていこうという事で行っている。

 

【福岡県人権教育・啓発基本指針の見直しの必要性について】

(会 長) 

 指針の見直しは必要であるとの考えを懇話会の意見としたいと考えるが、よろしいか。

(委員一同)

 異議なし。

 

【福岡県人権施策推進懇話会専門部会設置要領の見直し案について】

(委 員)

 確かにインターネットによる人権侵害は横断的ではあると思うが、インターネット上の人権侵害の内容は、部落差別、外国人、犯罪者が大多数を占めていると思うので、現在、提示いただいている案で良いと思っている。

 福岡県部落差別解消推進協議会での意見への県の説明の中に、外部から専門家を呼ぶことも含めて検討したいと書いてあるが、実際、来て欲しいという時には検討していただけるという理解で良いのか。

( 県 )

 インターネット分野に関する有識者に専門部会に入っていただく方向で進めていきたいと考えている。

 

(3)その他

 ・ インターネット上のターゲティング広告について説明

 ・ 福岡県弁護士会からの勧告に係る再発防止策等について、事務局案を説明

 ・ 福岡県同和問題をはじめとする人権問題に係る啓発・研修講師団講師の再任等について説明

 ・ 県内で発生した差別メモ拾得事象について事務局案を説明

  委員からの意見・質問及び県からの回答の概要は、以下のとおり。

 

【福岡県弁護士会からの勧告に係る再発防止策等について】

(委 員) 

 必ず必要なことだと思うので、本件についても実施していただくとともに、今後同じような事が起きた時には、必ず実施をしていただければと思う。

( 県 )

 今回提示した案は、今後の再発防止策として考えており、今回の件については、繰り返し既に謝罪を行ってきたところであるので、改めての謝罪は予定していない。

 

【県内で発生した差別メモ拾得事象について】

(委 員) 

 これは迷惑防止条例を適用するようなことは出来ないのか。

( 県 )

 今のところ、その観点で考えていなかったが、そのような対応が出来るかどうか検討する。

設置要綱・名簿

福岡県人権施策推進懇話会設置要綱 [PDFファイル/114KB]

福岡県人権施策推進懇話会委員名簿 [PDFファイル/154KB]

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