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八女地域女性リーダー育成研修会を開催
更新日:2025年7月8日更新
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女性経営者の取り組みから学ぶ
令和7年6月30日、八女普及指導センター管内の女性農業者11名が、女性が経営する黒木町のブドウ、矢部村の花き・葉ワサビの各ほ場で研修を行いました。
ブドウの生産者は、親から経営を継承し、八女地域で経営講座を受講し、認定農業者として目標達成のため経営、行動計画を実行しており、女性を2名雇用していました。
高所作業なども作業を習得し、慣れることで、男性なみにできる姿を学びました。
花き・葉ワサビ複合経営の生産者は、花き(ユリ、リンドウ)の品目別利益率を分析し、構成品目の見直しを行い、葉ワサビを導入しました。これにより夏場に出荷するリンドウと、春、秋に収穫する葉ワサビを組み合わせることで、労働力を平準化し、重油代などのコストも大幅に削減しています。さらに、ワサビは矢部村の特産品として位置づけられており、特産品を守る活動につながっていることも学びました。
参加者からは、「雑誌に載るような立派なブドウの栽培技術に圧倒された」「山間地ならではの生産状況と平地との環境の違いに驚いた」などの感想が聞かれました。
今後も八女普及指導センターは関係機関と連携して、女性農業者への情報提供やスキルアップを支援します。

