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トルコギキョウのヨトウムシ類防除効果の実証(久留米普及セ)

更新日:2025年12月24日更新 印刷

交信かく乱剤の設置で被害が減少

 JAみい管内は、県内トップクラスの秋出しトルコギキョウ産地です。しかし近年、ヨトウムシ類被害による出荷量の減少が課題で、従来の殺虫剤散布による対策では、高温下での薬害リスクや生産者の身体的負担が大きいという問題がありました。そこで久留米普及指導センターでは、新たな解決策として「交信かく乱剤」の実証試験を行いました。定植時に設置するだけで3〜4か月間効果が持続し、ヨトウムシ類の交尾を阻害して産卵数を減少させます。直接的な殺虫効果はないものの、殺虫剤に耐性を持つ害虫にも有効です。

 試験では、定植直前の8月末にハウス内に交信かく乱剤を設置し、11月末の収穫開始直前まで効果を調査しました。その結果、設置したハウスではヨトウムシ類による被害が減少しました。生産者からは「夏のハウス内での農薬散布回数を削減できて助かる」という意見が寄せられました。

 久留米普及指導センターは、今後も関係機関と連携し、生産者の所得向上と農作業の省力化に資する技術開発・検討に積極的に取り組んでまいります。

葉を食害するハスモンヨトウ若齢幼虫
ハウス内に設置した交信かく乱剤

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